富田鈴花（日向坂46）、出演ミュージカル＜ヴィンチェンツォ＞開幕！「千秋楽に向けて1つひとつの公演をよいものにしようと思っています」

日向坂46の富田鈴花が出演するミュージカル＜ヴィンチェンツォ＞が、8月11日（金・祝）にAiiA 2.5 Theater Kobe（兵庫）にて開幕した。

同作は、スタジオドラゴン原作、Netflixにて世界190ヵ国以上で配信された大ヒットドラマ『ヴィンチェンツォ』を世界初の舞台化したもの。

主演のヴィンチェンツォ・カサノ役を和田雅成、ヴィンチェンツォとともに戦う弁護士ホン・チャヨン役を日向坂46の富田鈴花、ヴィンチェンツォたちと敵対する悪徳弁護士チェ・ミョンヒを佐藤仁美が務める。

ミュージカルならではの歌と音楽、そして『ヴィンチェンツォ』ならではのクールな仕掛けや演出で迫力のある舞台となった同作は、原作が持つシリアスさやユーモラスな部分、そして登場人物たちの心情を歌やダンスにすることで、原作20話の内容を約3時間半という凝縮された時間で描く。さらに計27曲の舞台オリジナル楽曲が、作品を彩っている。

舞台は、地下に金塊が隠された“クムガプラザを壊す”というヴィンチェンツォの言葉からスタート。

イタリアスーツをスマートに着こなしたヴィンチェンツォがマフィアを彷彿とさせるダンスで冒頭から観客を魅了。続いてオープニング曲「未完成 Destino」をキャスト全員が歌唱しながら登場。壮大な歌とダンスに観客から拍手が鳴り響いた。

そして舞台はイタリアから韓国へ。大企業バベルグループを弁護する大手法律事務所ウサンに務めるホン・チャヨン（富田鈴花）が仕事で対立する藁（わら）法律事務所の代表を務める父、ユチャン、そしてクムガプラザの住人たちが登場。それぞれが歌に乗せて自己紹介をしながらストーリーが進行していく。

クムガプラザに隠された金塊、バベルグループとの対立、ヴィンチェンツォの実母との再会など、原作ドラマのさまざまなストーリーが舞台上で交差しながら描かれており、前半から圧倒される。さらに、佐藤仁美演じる悪徳弁護士、チェ・ミョンヒと、富田演じるチャヨンとの女同士の歌のバトルがくり広げられたり、ユーモラスなクムガプラザの住人たちが舞台を降りて練り歩き客席を盛り上げた。

第1幕はバベルグループの真の会長がウサン法律事務所のインターン、チャン・ジュヌであることが明かされ、ヴィンチェンツォが“苦痛には限界があるが、恐怖には限界がない。復讐の幕開けだ、イタリア式の復讐を”と歌い上げる「裏切りは神のみぞ救う」の歌唱で終幕。

第2幕は、いよいよ本性を現したジュヌとウサン法律事務所 VS ヴィンチェンツォたちの総力をかけた死闘が描かれ、主演の和田雅成がほぼ素手で戦うさまざまな殺陣のシーンや、本物の炎を使った演出など、見どころが盛りだくさん。最後には会場からスタンディングオベーションと大きな拍手が巻き起こった。

8月12日（土）、13日（日）に行なわれる兵庫公演のほか、8月18日（金）～21日（月）に東京・日本青年館ホール、8月25日（金）～27日（日）に大阪・サンケイホールブリーゼは、当日券を発売中。さらに8月19日（土）、8月27日（日）の各公演の生配信チケットも発売している。

同作の公演Blu-rayが、2023年12月1日（金）に発売されることが決定。稽古映像、バックステージ映像、キャスト陣のスペシャルトーク対談といった特典映像をはじめ、初回特典としてポストカードセットが封入される。さらに、公演期間中は劇場での予約で和田雅成、富田鈴花（日向坂46）のオリジナルA3ポスター（全5種）より希望の1枚をプレゼント（先着順、なくなり次第終了）。

和田雅成 コメント

ーー初日を終えて。

和田：
3時間半の超大作ですが、全員が怪我なくお客さまの前で披露することができたことに、感謝の気持ちと本当にみんなのことを尊敬でしかないです。

ーー期待してほしいポイントや見どころ。

和田：
みんなの歌が見どころです。ここまでの道のりでそれぞれが苦しい部分を乗り越え、戦った結果、素敵なものが生まれたので、すべてが見どころです！

ーーファンへのメッセージ。

和田：
お客さまの貴重なお時間をいただくので、心苦しい部分と、楽しみしていてほしい部分がありますが、作品自体は、飽きることがない構成になっているので、これから観に来られる方も楽しみにしてほしいです。

富田鈴花 コメント

ーー初日を終えて。

富田：
お客さまを迎えての舞台は新鮮な感覚で、みなさんからパワーを受け取り、ホン・チャヨンとしてステージ上で生きることができたんじゃないかなと思います。今は達成感がありつつも、気を抜かずに明日に向けて、そして千秋楽に向けて1つひとつの公演をよいものにしようと思っています。

ーー期待してほしいポイントや見どころ。

富田：
見どころはたくさんあります。まずは、ギソクの登場シーン。お客さまも笑っていいんだという雰囲気になって1番ウケてましたね。トトのピザの生地を投げるシーンも大好きです。ぜひ注目してください。

ーーファンへのメッセージ。

富田：
いつも応援してくださっているみなさんは、私の今回のような役柄を見るのは新鮮な機会かと思いますが、物語として舞台を楽しんでいただけるといいなと思います。たくさん観に来てほしいです。