虹のコンキスタドール［超NATSUZOME2023 ライブレポート］夏曲オンリー！ 暑い夏をさらに熱くしたダイナミックパフォーマンス虹のコンキスタドール＜超NATSUZOME2023＞ライブレポート

取材＆文：竹内伸一

予科生を含めると最大19名という大所帯グループの虹のコンキスタドールだが（編注：2023年7月8日（土）に開催した＜虹のコンキスタドール 9th Anniversary Live 〜虹コンは9に止まれない！〜＞にて予科生が本科生に昇格することを発表）、この日は、中村朱里、鶴見萌、清水理子、岡田彩夢、蛭田愛梨、大塚望由、尾林結花の7人での出演となった。SNSでの発表によると、“メンバーの体調不良があったため”とのことで、心配ではあるものの、7人のパフォーマンスは、そんな心配を吹き飛ばしてくれる痛快なものだった。

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私服風の衣装に身を包んだ7人が大歓声に迎えられる中、パンキッシュな高速ナンバー「限りなく冒険に近いサマー」でライブをスタート。元気よくジャンプをくり返すと、会場もジャンプやクラップで応戦し、メンバーを煽っていく。そんな好リアクションに、彼女たちのパフォーマンスは、さらにダイナミックなものになっていった。勢いそのままに「サマーとはキミと私なりっ!!」へと突入すると、またもや会場中がジャンプをくり返して、さらなる盛り上がりが生まれ、途中の蛭田が“いつもラブラブだよって言ってたくせにぃぃーっ！”のセリフを決めると、会場中から大歓声が沸き起こった。

またまだ彼女たちは止まらない。「THE☆有頂天サマー!!」を迫力満点のダンスで魅せると壮大なコールとクラップが巻き起こり、「世界の中心で虹を叫んだサマー」では、メンバーの動きに合わせて観客も右へ左へ移動をくり出す。また、清水が伸びやかなシャウトを聴かせれば、大塚も絶叫するように歌い上げるといった具合いに、7人の歌声も聞き応えのあるものだった。

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“ラスト、行くぞ～！”の絶叫をきっかけにステージを駆け巡った「ずっとサマーで恋してる」では、コミカルな動きも交えたダンスをオーディエンスが踊りまくる。サビでは“跳べ！！”の号令とともに、これでもかと言わんばかりに大ジャンプを連発。7人が二手に分かれ、情熱的なエアギターの応酬を見せると、会場から大きな拍手が巻き起こり、7人のステージは大団円となった。

振り返ってみれば、すべてサマーチューンを並べたセットリストは、完全に夏仕様。もちろんいずれも暑い夏をさらに熱くする楽曲ばかりで、そんなアッパーな楽曲をダイナミックに歌い踊る彼女たちのパフォーマンスは、本当に圧巻の一言。多くの夏曲を持つ彼女たちならではの趣向で、その魅力を存分に発揮したライブだった。

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