NEO JAPONISM［超NATSUZOME2023ライブレポート］誇り高き5人の戦士が凱歌とともに紡いだ祈り「今日みんなの1日が最後までめちゃめちゃおもろい日になってますように」
NEO JAPONISM［超NATSUZOME2023ライブレポート］誇り高き5人の戦士が凱歌とともに紡いだ祈り「今日みんなの1日が最後までめちゃめちゃおもろい日になってますように」NEO JAPONISM＜超NATSUZOME2023＞ライブレポート
アイドルイベント＜超NATSUZOME2023＞が、2023年7月1日（土）＆2日（日）に海浜幕張公演Gブロックにて開催された。完全野外で声出しOKという環境のもと、多くのアイドルたちが、観客の心を鷲掴みにする熱量の高いパフォーマンスをくり広げた。本記事では、同イベントの中から7月1日（土）に超ステージに登場したNEO JAPONISMのライブレポートをお届けしよう。
NEO JAPONISM＜超NATSUZOME2023＞超ステージ／海浜幕張公演Gブロック（2023年7月1日）
取材＆文：冬将軍
爆音でSE「NEO START」が轟く中、堂々と登場した“闘う”5人組、NEO JAPONISM。
“喉もあったまっとるよな？ どうですかみなさん、最高の声聞かせてください！”
獲物を狙う獣のごとく、ステージから見下ろしたオーディエンスにじっくり睨みをきかせながら、滝沢ひなのが吠えた。
“オイ！オイ！オイ！……”
「rewind the story」の昂るリズムに合わせて、幕張の空に大勢の掛け声がこだました。統率の取れた5人のステージングが会場の空気を変える。“今日イチのデカい声聞かせてくれ！”間奏での滝沢の煽りが、まるで戦場へ赴く兵士たちの臨戦体制を整えていくように、オーディエンスの士気を上げていく。
続けざまに叩き落とされる「Fight For The Right」。天高く突き上げられたオーディエンスの無数の拳が、5人の戦闘力をさらに高めていく。辰巳さやかが鋭い歌声で会場の熱を掌握し、福田みゆが台の上に立つ。彼女が天高く突き抜ける歌声を響かせる大サビは、早くも勝利を宣言したかのような、NEO JAPONISM最強の陣形である。そんな誇り高き5人の戦士を前に、オーディエンスはただただ拳をあげ、声をあげて応えていくしかない。
不穏なエレクトロの波が押し寄せて始まった「Signal」。素速い動きで観る者を魅了する朝倉あい、虚を突いてくる瀬戸みるかの愛らしい歌声は、ソリッドなサウンドに人間味ある温かさをもたらす。グイグイと上がっていく会場のボルテージは、恐ろしいほどエッジィながらも、あり得ないほどに心地よいハイトーンによって一気に解放へと向かう。5人とともに、天高く仰いだ両手がいっぱいに拡がりゆらめく景色は、あたかもイベントのフィナーレを迎えたかのような極上のハイライトだった。
“2023年7月1日の＜NATSUZOME＞は今日しかなくて……。今日みんなの1日が最後までめちゃめちゃおもろい日になってますように”
滝沢に誘われ、あげられたオーディエンスの両手がゆっくりとクラップに変わり、優しく始まった「幸せなんだ」。柔よく剛を制す、先ほどまでとは打って変わってゆったりとした空気に変わる。1つひとつの詞を噛み締めるように丁寧に紡いでいく5人のボーカルが、遠く広く、皆の心へと響き渡っていった。
《今日はいい日だな》
それは、あの場にいた誰もが心から思っていたことだろう。
NEO JAPONISM＜超NATSUZOME2023＞超ステージ
2023年7月1日（土）
海浜幕張公演Gブロック
SE
M1 rewind the story
M2 Fight For The Right
M3 Signal
MC
M4 幸せなんだ