透色ドロップ［ライブレポート］グループのすべてを魅せ、感動的な空間を作り上げた3周年ツアーファイナル「このグループにいるうちは大きな夢を見ていいんだなと思いました」

今年で3回目となるバースデーライブツアー（通称バスラ）は6月11日（日）にROCKTOWN（大阪）でスタート。翌週にBM THEATER（名古屋）をめぐり、ファイナル公演となる同公演では、YouTubeで生配信も行なわれた。

OP映像に続き、デビュー時の衣装を着たメンバーが登場。“私たちとみなさんで3周年をお祝いしていきましょう！”と見並里穂が呼びかけて「ネバーランドじゃない」でライブがスタート。「夜明けカンパネラ」「教えてよHashtag」と沸き曲が続き、ファンの掛け声にメンバーも笑顔で応えていく。

“この日が終わってしまうのが寂しいぐらい一生懸命準備をしてきました！”と佐倉なぎが特別な想いを伝え、瀬川奏音は“みなさんもっと盛り上がれますかー？”と序盤からコールアンドレスポンスで盛り上げて、「きみは六等星」「ぐるぐるカタツムリ」「君色クラゲ」「りちりち」 の4曲を続けて届けた。

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バスラの各公演の感想では、瀬川が“声出しで生まれ変わった曲が多くてありがたかった”と声出しの重要さを語り、見並は“名古屋公演に母が観に来ていて、成長した娘の姿を見せられたんじゃないかと思って”と嬉しそうに伝えた。オープニングVTRの話題では、梅野心春が人生初のBBQを体験。さらに全員がロケ地から帰りたくなくて号泣するという想い出が生まれた撮影となった。いくつもの想い出をまとめるかのように、佐倉が“透色ドロップはこれからも前に進んでいきます。透色ドロップに関わる人たちみんなと叶えたいことがたくさんあります。それを叶えるために私たちはここで頑張っています。それが私たちが今ここに立っている答えです”と決意表明をして次の曲へ。

名曲「アンサー」に続き、ここで待望の新曲「僕が僕である理由」を初披露した後、メンバーがステージから消えてVJとSEで幻想的な世界へ。ふたたびステージに戻ってきたメンバーは新衣装に着替え、もう1つの新曲「星くずの夢」を初パフォーマンス。新曲の感想では“主人公になりきってる”（「僕が僕である理由」）“手をつないでいる振り付けがいい”（「星くずの夢」）など出来栄えに大満足の様子だった。

3年間の思い出トークでは、初期メンバーの見並が“デビュー映像を観たよと言ってくれる人がいて、時代が繋がっていると思うと感慨深い気持ち”、梅野は2周年のバスラをデビュー4日後で迎えた当時“全然ついていけてない状態だったけど、ファンの人が優しく褒めてくれたり、メンバーも支えてくれたり、周りの人が大好きになった”と振り返った。3年目の夏以降では＜メインステージ争奪戦＞、＜TIF＞だけの衣装、秋ツアー、夢の凱旋ライブと重要ワードの連続で胸を熱くさせ、“いろんな経験してきて、透色ドロップの曲たちと一緒に今こうしてたくさんのファンのみなさんと今年も＜Birthday Live Tour＞が開催できています。私たちはこれからもこの瞬間を大切にしていきたいです”と見並から改めてファンに感謝を伝えた。

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ライブも後半戦へ突入。「戻ることないこの瞬間」から「だけど夏なんて嫌いで」まで、ファンの心を揺さぶる7曲をノンストップで披露。圧巻のステージで本編を終えた。

アンコールでは「桃郷事変」「ネバーランドじゃない Short ver」「夜明けカンパネラ Short ver」でさらに盛り上げ、最後にメンバーから感想を伝えていった（要約）。

花咲：
1番いいライブにしようと思って挑んできました。今日のライブは自分のなかで悔いはないし、楽しめたなと思います！

梅野：
今日はみんなで作るライブが大成功に収まって嬉しいです！

瀬川：
どうしたら”透色は違うんだぞ”って見せつけられるか、すごく考えさせられた楽しくて幸せなツアーでした！

佐倉：
このグループにいるうちは大きな夢を見ていいんだなと思いました。これからもたくさん夢を見せてください！

見並：
私たちに”ずっと”という言葉はありません。メンバーはここが最後だと思って活動しています。ここで夢を叶えていきたいです！

天川：
もっともっといろんな景色を見たいなと思いました。これからも透色ドロップについてきてください！

メンバー全員が涙を流しながら感想を伝えた。感動的な空気に包まれたまま重大なお知らせとともに＜透色の秋　全国ツアー2023＞の開催を発表。初開催を含めた史上最大規模となる全国ツアー発表で涙も消え、4年目の夏の決意と新たな始まりの意味を込めて「やさしさのバトン」で原点回帰し、透色ドロップの魅力が全部詰め込まれた3周年のお祝いが幕を閉じた。

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