高嶺のなでしこ［ライブレポート］グループの大きな成長を見せつけ、多彩なパフォーマンスで魅了したツアーファイナル

撮影：林晋介

期待感と高揚感が渦巻く中、ファイナルに向けた特別なメンバー紹介オープニング VTR からスタート。 HoneyWorksが制作したアップテンポなBGMに乗せて、クールな表情の彼女たちの紹介にオーディエンスが湧く。 定番の「OVERTURE~We are TAKANENONADESHIKO~」に合わせて客席の手拍子が揃い、メンバーが続々と現れる。キャプテン籾山ひめりが“高嶺のなでしこ”と書かれた旗を持って登場してから、会場のボルテージは最高潮に。そこから「革命の女王」「誇り高きアイドル」「アンチファン」でライブの幕開けをカッコよく演出して魅せた。

ポスト

会場内のすべての人がスマートフォンなどで撮影できる“撮影可能タイム”として4曲を披露。 YouTube、TikTokで話題となり、今や高嶺のなでしこの代名詞ともいえる「可愛くてごめん」「男の子の目的は何？」「ユメムスビ」のパフォーマンスが続き、ダンスプラクティス動画が公開されたばかりの「ヒロインは平均以下。」を初披露。「ヒロインは平均以下。」では、HoneyWorks のMVを背負いながら、親和性の高いステージで会場を盛り上げた。

MCでは、対バン形式で全国を回った今回のツアーを振り返り、共演したアイドルの楽曲をカバーやコラボ披露した話や、その土地土地の食事を楽しんだ話で盛り上がった。

ポスト

清楚な夏制服へ着替えを済ませたメンバーがステージに現れ、2022年12月以来のパフォーマンスとなる「可愛いって言われたい」「私は怪物」に続けて、今回お披露目となったHoneyWorksが楽曲提供の天月-あまつき-の「月曜日の憂鬱」をカバー、そして「#超絶かわいい」を届け、会場を一層盛り上げる。

ここで、新オリジナル楽曲「初恋のひと。」を初パフォーマンス。松本ももなが“この夏にぴったりな甘酸っぱい⻘春ソングとなっています”と曲紹介をし、シャボン玉に包まれるステージで観客を魅了。最後に「乙女どもよ。」「女の子は強い」「僕は君になれない」で本編を締めくくった。1stツアーの成功を祝福するかのような銀テープの演出で会場が感動に包まれた。

ポスト

初のアンコールに応え、6月22日（木）にMVが公開されたばかりの CHiCO with HoneyWorks のカバー楽曲「決戦スピリット」、ライブの締めくくりの定番ソングとなっている「ファンサ」をパフォーマンス。客席に向けて直筆のカラーボールを投げ込んだり、タオルを持ったステージングで会場が一体となった。

ここで、メンバーにもサプライズで＜高嶺のなでしこ 1周年記念ライブ＞を2023年9月 3日（日）に豊洲PITにて開催することが発表され、メンバー、ファンとともに喜びを分かち合った。 そして、このツアーを締めくくるべく「美しく生きろ」をアクト。 クライマックスに相応しい盛り上がりを見せ、超満員の Zepp Shinjuku(TOKYO)が＜高嶺のなでしこ 全国お招きツアー2023~First trip~＞の大成功を物語っていた。

ポスト

ポスト