Peel the Apple[ライブレポート]多彩なシーンを描いて、輝かしい新章の幕開けを華々しく飾った新体制初ライブ「これからどんなことがあっても、9人で支え合って乗り越えていきたい」

Peel the Apple[ライブレポート]多彩なシーンを描いて、輝かしい新章の幕開けを華々しく飾った新体制初ライブ「これからどんなことがあっても、9人で支え合って乗り越えていきたい」

Peel the Apple[ライブレポート]多彩なシーンを描いて、輝かしい新章の幕開けを華々しく飾った新体制初ライブ「これからどんなことがあっても、9人で支え合って乗り越えていきたい」Peel the Apple ライブレポート

Peel the Appleが、6月11日(日)にLINE CUBE SHIBUYAにて<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>を開催した。昨年12月より行なっていた新メンバーオーディションを経て、今年4月19日(月)に18歳の広島世那と16歳の南るなが加わったPeel the Apple。この日は、新体制初ライブでもあり、イベントタイトルどおり彼女たちにとって過去最大キャパのステージとなった。本記事では、新メンバーの加入によってグループの新たな可能性を証明した同公演のライブレポートをお届けする。

<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)

定刻を過ぎると、4月19日(水)にSHIBUYA CLUB QUATTROで開催された<Peel the Apple新メンバー発表会>において広島、南が新メンバーとして加入が決定した時のVTRがスクリーンに映し出された。“ぼーっとしている感じ。しばらくは受け入れられてなかった““まさか自分が受かるとは思っていなかった”と新メンバーとなった素直な想いを告白。彼女たちがぴるあぽの一員として、どのようなフォーマンスを見せてくれるのか、会場にはそんな期待感が高まる。SEに合わせて新衣装を身に纏った7人が現れ、あとから広島、南が合流する形で輪を作るように持ち場につく。緊張している2人を7人は優しく見つめ、9人が片手を天に掲げることをきっかけに、Peel the Appleの新章の幕開けを告げる記念すべきワンマンライブはスタートした。

広島世那<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
広島世那<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
南るな<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
南るな<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)

まずは、オーディションのために書き下ろされた「バトン」を披露。歌い出しでは、広島は堂々とした真っ直ぐな声、南は初々しくキュートな声を会場に響かせ、オーディション時からさらに成長した姿で早速会場を圧倒した。2人を歓迎するかのように、ステージから向かって左手側の客席は、広島のメンバーカラーであるマリンブルー、右手側の客席は南のメンバーカラーのローズピンクのサイリウムで染め上げられていく。最初のMCでは、その光景を目の当たりにし“見ただけで泣きそうになっちゃって……ホント嬉しかったです”“ピンクとブルー…ホントびっくりして、びっくりしちゃいました”とファンの粋な演出に感動が止まらず、ウマく言葉が出てこない。しかし、感動していたのはここだけではない。今回のワンマンライブは、タイトルどおり彼女たちにとって過去最大キャパ。改めて緊張の入り混じった笑顔で客席を見渡し、“すごい!”“夢みたいでやばい!”と喜びを口にしていく。浅原凜は“9人でこのステージでライブができることが嬉しくて。このライブが終わったあとに、世那とるながぴるあぽに入ってよかったなと思えるステージにできたらなと思います!”と先輩らしく意気込みを見せた。

佐野心音<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
佐野心音<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
春海りお<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
春海りお<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)

そんなアットホームな雰囲気を一気に切り替えるように、佐野心音の叫ぶような煽りで「リンゴの皮をむくな!〜Don’t Peel the Apple〜」へ突入。全身を使ったパワフルな“PtAポーズ”や、足を蹴り上げるキレのあるダンスが特徴な同曲で、9人はエネルギッシュなパフォーマンスを展開する。続けて、広島と南を除く7人体制で「サニーガール」「なんてこった」とキュートなナンバーを届ける。「なんてこった」では、センターを務める春海りおのあざとさたっぷりの掛け声が可愛らしい。ファンとの一体感を「青春グラフィティー」でより一層を生み出し、ここから観客のボルテージは急加速。

恋心を綴った「アオハルスケッチ」「冬色センチメンタル」は、7人体制で時にとびきりキュートに、時に切なく歌った。広島、南が再びステージに戻っての「勇敢JUMP!」では、南の緊張感もほぐれたようで、楽しそうにジャンプをする。最後、客席に背中を向けて右腕の筋肉を見せつけるポーズでは、グループで1番小柄な山崎玲奈が最も逞しく見えたのが印象的だった。

山崎玲奈<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
山崎玲奈<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
小田垣有咲<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
小田垣有咲<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)

突然、彼女たちからお知らせがあり、7月5日(水)よりTOKYO MX、BS日テレほかにて放送されるTVアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』のEDテーマを担当することを発表。アニメを観ることが大好きな山崎は、“いつかぴるあぽでアニメの曲を担当したいって言ってて、今回こういう形で決定してすごくすごく嬉しいです!“と興奮気味に満面の笑みで語る。“せっかくなので、この作品のコスプレもしたいですね“と話すと“自動販売機の!?(笑)”とツッコこまれる一幕も。

また、2人の加入によって、最年少であった小田垣はお姉さんポジションに。松村に“先輩になった小田垣さんはどうですか?”と話を振られると、“2人もこれまで練習を頑張ってきたから、ウチも頑張んなきゃって思いでいます!”とハツラツと回答。レッスン中も積極的に2人に声をかけていたそうで、“お姉ちゃんしてるな〜”“もうお姉ちゃんだね”とメンバーに感心されると、小田垣は“お姉ちゃん……えへへ〜”といつもの可愛らしい笑顔で照れて、まだ最年少メンバーであることを示して会場を和ませた。

黒嵜菜々子<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
黒嵜菜々子<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
浅原凜<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
浅原凜<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)

ここからライブは終盤へ突入。“タオル回してもっともっと盛り上がっていきましょうー!”という黒嵜菜々子の煽りで始まったのは、アップテンポな「ブンブンブブブンサマーチューン」。“ブンブンブブブン!”というメンバーの叫びに対し、観客も“ブンブンブブブン!”と呼応し、タオルを回していく。その勢いのままパワフルな曲を連続するのかと思いきや、エモーショナルなナンバー「夏、恋始めます」を歌唱。「ブンブンブブブンサマーチューン」ではステージ上に円を作りながら暴れ回り、存分に騒ぎ切っていたが、「夏、恋始めます」では切なさに振り切った表現を見せ、彼女たちの振り幅のあるパフォーマンス力に脱帽させられた。ラストは「Va!Vamos!」「はじまりのはじまり」を届けて、本編を終えた。

9人は、アンコールに応えて、グッズのTシャツを着て再度ステージに登場。ピンクの照明に照らされながら「大好きだよ、ブロッサム」を華麗に披露した。

Peel the Apple<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
Peel the Apple<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)

歌い終えるとステージ上のモニターに映像を流して、前作『勇敢JUMP!』より2年ぶりとなる2nd ミニアルバムを10月16日(月)に発売することを発表。会場は歓喜と祝福の拍手にあふれたが、“と、ここまではメンバーにお伝えしたとおりですが……“というナレーションが続くと、メンバーはすぐさまその異変に気づき、思わず絶叫。新作は、メンバーを3名ずつに分けたユニット編成の3形態でリリース。そのセールスを競い合う<第1回ぴるあぽユニット対抗バトル>を実施し、CDを最も売り上げたユニットはオリジナル新曲&MV制作、最下位ユニットは罰ゲームという、ぴるあぽらしい企画を行なうことをサプライズ発表した。ユニット編成は、TYPE-Aが浅原、小田垣、広島、TYPE-が黒嵜、佐野、南、TYPE-Cが春海、松村、山崎という、あまり見たことのない組み合わせに。メンバーは“新鮮! 頑張るしかない!”とすぐに気持ちを切り替え、決意を口にした。

罰ゲームがある企画に吃驚していた7人に対して、広島&南は呆気に取られたような表情に。このサプライズの発表に頭が追いついていない2人のフレッシュな様子がなんとも微笑ましい。

松村美月<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
松村美月<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
Peel the Apple<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
Peel the Apple<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)

リーダーの松村は“最初オーディションが発表された時は、すぐには前向きな気持ちで受け入れられなかったんですけど、オーディションを近くで見させていただいて、私たちもあの頃(<26時のマスカレイド新メンバーオーディション>)の気持ちを思い出したし、参加してくれている子たちが頑張っている姿にすごく心打たれました”と、新メンバーオーディション開催期間中の胸の内を明かした。“世那とるなが加入して、レッスンが始まってから私たちも負けてられないというか、気持ちを新たに頑張っていかないとなって思ったし、これから9人でどんなことがあっても、支え合って乗り越えていきたいなと思います。どんな形になってもいつも応援してくれているファンのみなさん、本当にありがとうございます。次で最後の曲になりますが、感謝の気持ちを込めて歌わせてください“とファンへの感謝の想いをたっぷりと伝え、9人が心の底から想いを乗せた「さんきゅー!」をじっくりと聴かせ、同公演を締めくくった。

最後に、 “初ライブはどうでしたか?”と聞かれると、“アイドルっていう職業は叶えたい夢だったけど、叶わないと思っていたから、今回のオーディションに合格したのは奇跡だと思うし、ぴるあぽでホントによかったなって思います。楽しかったです”(広島)、“オーディションに合格して、やっと夢に見ていたアイドルになれたと思ったんです。でも、思った以上にここまでのレッスンとか大変で、毎日学校が終わったあとにレッスンに行って、すごくしんどいなと感じた時もあるんですけど、今このステージに立ったことですごく頑張ってよかったって思いました。本当にぴるあぽになれてよかったです”(南)と、目を潤わせながら言葉を紡いだ2人に、会場から温かな拍手と歓声が送られ、ピースフルなムードで<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>は終幕した。

歌とダンスが未経験でグループに加入し、約2ヵ月のレッスンを経て臨んだこのお披露目公演で、アイドルとしての大きな可能性を見せた広島と南。7人も彼女たちの貪欲な姿勢に刺激を受け、さらに表現の豊かさを増したパフォーマンスを届けていた。9人が、これからどんな多彩な景色を見せてくれるのかという期待感をぐっと高めてくれる新体制初ライブであった。

Peel the Apple<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)
ポスト
Peel the Apple<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>LINE CUBE SHIBUYA(2023年6月11日)

<Peel the Apple東阪2大都市ワンマンLIVE〜過去最大キャパらしいけど…本当に埋められるんだろうね?〜>

6月11日(日)
LINE CUBE SHIBUYA

SE
バトン
MC
リンゴの皮をむくな!〜Don't Peel the Apple〜
サニーガール
なんてこった!
青春グラフィティー
MC
Happyyyy Pop!
アオハルスケッチ
冬色センチメンタル
勇敢JUMP!
MC
ブンブンブブブンサマーチューン
夏、恋始めます
Va !Vamos!
はじまりのはじまり
MC
大好きだよ、ブロッサム
MC
さんきゅー!

  • トップページ
  • レポート
  • Peel the Apple[ライブレポート]多彩なシーンを描いて、輝かしい新章の幕開けを華々しく飾った新体制初ライブ「これからどんなことがあっても、9人で支え合って乗り越えていきたい」