【連載】RaMuのムビずきゅ！第29回：イニシェリン島の精霊「もうやめたって！！ 彼のHPは0よ！」【連載】RaMuのムビずきゅ！第29回：イニシェリン島の精霊

やぴ！　RaMuずっきゅん！

今回紹介する映画は、あまりにもコリン・ファレルがかわいそうすぎる『イニシェリン島の精霊』です！

ゴールデングローブ賞やアカデミー賞を受賞し、話題になった作品ですね！　日本は今年上映されており、なんと今はすでにディズニープラスに来てます！　早い！

アイルランドの小さな島イニシェリン島で長年仲よかったパードリック（コリン・ファレル）とコルム（ブレンダン・グリーソン）。しかし突然パードリックはコルムから“もう話しかけないでくれ。次話しかけたら自分の指を切り落としてやる”と告げられる。

理由がわからないパードリックは、仲直りしようと試行錯誤するが……。


『スリー・ビルボード』の監督も務めたマーティン・マクドナー監督、今回もかなり不穏な空気を作り上げてくれていて最高です。

まあパードリックが、かわいそうすぎる！　ずっと眉毛が“ハ”の字！　もうやめたって！！　彼のHPは0よ！

ずっと仲よかったはずの親友から理不尽に“お前とはもう話したくもない”と言われるのは、かなりつらいですよね。しかもこんなに小さなコミュニティで。

パードリックがコルムに絶交を告げられた日が4月1日（エイプリルフール）だと知った時、自分が飼っているロバにグットするのがかなりキュートです（笑）。（まあ、エイプリルフールは関係なかったのですがね……）

舞台が本土で内戦が行なわれている1923年のお話なのですが、たった些細なことで戦争が起きることをこの2人で比喩しているのかな、と私は思いました。私自身、映画は深く考えずに観ているので、詳しい考察が知りたい方はその手の方のYouTubeをご覧ください……（笑）。