【ライブレポート】FES☆TIVE、悔しさをバネに赤坂で打ち上げた笑顔の特大花火「これからもFES☆TIVEのことを大好きでいてください」

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【ライブレポート】FES☆TIVE、悔しさをバネに赤坂で打ち上げた笑顔の特大花火「これからもFES☆TIVEのことを大好きでいてください」FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演ライブレポート

FES☆TIVEが、2019年6月19日に東京・マイナビBLITZ赤坂にてアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演を開催した。2013年にデビューし、今年で6周年を迎えたFES☆TIVE。海外公演を含む自身初のツアーとなった<THE CIRCUS/ザ・サーカス>は、5月11日(土)の名古屋公演を皮切りに、大阪、パタヤ、バンコク、仙台、柏、福岡を巡りながら、メンバーレコメンド公演と題したメンバーが考案した演出で各地のファンを熱狂させてきた。本記事では、グループに懸けるメンバーの想いが凝縮したアジアツアーの集大成となるマイナビBLITZ赤坂公演の模様をお届けする。

FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演写真

昨年はグループの体制が安定せず、周年記念のワンマンを開催することができなかったFES☆TIVE。この日は、その悔しさを抱きながらも、FES☆TIVEらしい疾走感のあるキラーチューンを武器に飛躍してきたこの1年を凝縮させたワンマンライブとなった。

オープニングムービーが放映された後、“FES☆TIVEいくぞー!”の掛け声を合図にライブはスタート。SEに合わせ、サーカスのテントをモチーフにしたセットから近藤沙瑛子、青葉ひなり、白石ぴあの、土光瑠璃子、真野彩里愛、南茉莉花の順番にメンバーが1人ずつ登場。ステージ上から放たれるメンバーカラーに合わせた煌びやかなライティングは、オーディエンスの高揚感を高めていた。

彼女たちがこのツアーファイナル&周年記念公演の重要な幕開けに選んだのは「マジカルパレード」。結成初期からファンに愛され続けているポップナンバーだ。“ツアーファイナル、BLITZ揺らせ! ジャンプ!”という土光の煽りに呼応するように、開始早々から会場は熱気で満ち溢れていた。そのまま、話題のライブ代表曲「OIDEMASE‼︎〜極楽〜」へ。イントロが始まると、歓声が起こり、フロアは激しく波打つ。メンバーとファンが糸で繋がっているかのようにピッタリ連動していた。この一体感は、グループの勢いを象徴しているようであった。

FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より

青葉の意見により、バンコク公演にて披露されたダンスパートがファイナルでもセットリストに組み込まれていた。青葉、白石、近藤、南、真野、土光の順にスポットラストを浴びながら、それぞれがクールでありながらも激しくソロダンスをキメる。みんなで一緒に盛り上がるような魅せ方だけではなく、メンバーが個々で輝くステージングが頼もしい。

MCでは、直前で披露したダンスパートのようにレコンメンド公演で好評だった楽曲をセットリストに盛り込んだことを明かし、「恋紅葉」へ。歌唱パートが複雑なため、新体制になってからはパフォーマンスしておらず、大阪公演で現体制初披露したこの楽曲を、6人は華麗に歌い上げる。現体制の成長ぶりをツアーファイナルのBLITZのステージで示していた。

ポップなサマーチューン「夏色とりどリボン」では、キュートにファンに指を差す。王道アイドルのような可愛い魅せ方も100点満点だ。続く、EDMソング「ナデシコシンパシー」では、ステージからシャボン玉を舞わせ、頭上のミラーボールを光らせると、フロアはクラブに早変わり。そして、“どんな時も逃げたくないんだ/いつまでもずっとみんなで笑っていたいから/変わっていく今、恐れず進め/同じ夢を見て突き抜けろ青い空”というフレーズから始まる「FESTIBLUESKY」は、青葉が守ってきたFES☆TIVEの姿を思わず想像させてくれた。曲中に青葉が発した“FES☆TIVEがここまで駆け抜けてこれたのも応援してくださったみなさんのおかげです。みなさん7年目のFES☆TIVEも応援してくれますか?”の言葉には大きな歓声が返ってきた。いわゆる盛り上がる沸き曲だけではなく、グループの結束力を感じさせるようなエモーショナルな楽曲があるのもFES☆TIVEの魅力の1つ。豊かな楽曲でさまざまな表情を魅せていった。

FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より

2回目のMCでは、9月25日にニューシングル「ハレとケ!あっぱれ!ジャパニーズ!」をリリースすることを発表。作詞作曲を玉屋2060%が担当しているこの楽曲について青葉は、“前シングルの「ゆらゆらゆらり恋心」とは正反対で、みんなの体がついていけないかもしれないくらいアップテンポな曲”と言及。土光は“「OIDEMASE‼︎〜極楽〜」に続くこれからの夏フェスにぴったりな楽曲”とコメントを残した。

“次はみんなが大好きなあの曲です”と、「大江戸爆裂花火姫」からライブを再開。ワンマンライブならではの扇子パフォーマンスで魅せる。そのまま「ディスコ列島〜浮世の夢〜」、「ゆらゆらゆらり恋心」でも可憐に扇子を操り、ライブを進めていく。輝くミラーボールや激しく放たれるレーザーの演出も、彼女たちの魅力をより高めていた。

FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より

ライブが終盤に近づき、感謝の気持ちを込めて1人ずつ本公演についての想いを言葉にしていく。

近藤沙瑛子
「ツアーファイナルにお越しいただき、ありがとうございます。今日は6周年ワンマンライブなんですけど、6周年と言っても私が関わっているのは1年だけで。去年加入した時に5周年のワンマンライブができなくて、このマイナビBLITZ赤坂で対バンライブをしたのを覚えています。その時に“いつかFES☆TIVEで赤坂BLITZでワンマンライブができたらいいな”と思っていたので、それを今日みんなと叶えられたのが本当に嬉しいです。ありがとうございます。沙瑛はダンスとかもまだ上手じゃなくて(涙を流す)、大きなステージじゃ目立てないかもしれないんですけど、これからも頑張るので沙瑛のことを見ていてください。これからもFES☆TIVEの応援をよろしくお願いします」

土光瑠璃子
「今日はお忙しい中、足を運んでいただき本当にありがとうございます。個人的なことになってしまうんですけど、FES☆TIVEに入る前に2013年からアイドルとして活動していまして、そのグループが解散という形で終わってしまって。もうアイドルはできないんじゃないかなって、思っていたんですけど。従姉妹の青葉がFES☆TIVEとして活動しているのを見て、私も夢を諦めたくないと思い、FES☆TIVEのオーディションを受けました。引っ込み思案で何もできない私だったんですけど、FES☆TIVEではMCという立ち位置をやらせていただけて、みなさんの前でたくさん話せることが本当に感謝だし、応援してくれるみなさんがいるから今日のステージにも立てているのだと思います。これからもこの6人でFES☆TIVEを続けていくので、みなさん応援よろしくお願いします」

南茉莉花
「今日はツアーファイナルの赤坂BLITZに来てくださり、本当にありがとうございます。このツアーは、名古屋で始まって、大阪、パタヤ、バンコク、仙台、柏、福岡と廻ってきて。そして今日、ツアーファイナルの東京を無事に迎えることができました。このツアーができたのは、関係者のみなさんだったり、メンバーの頑張りだったり、何よりファンの人からの日々の応援があるからです。素敵な景色を見せてくれてありがとうございます。今日は最後の最後まで楽しんでいきましょう! これからもよろしくお願いします」

白石ぴあの
「私が入って初めてのワンマンライブが4周年記念ライブで(ここで涙を流す)。その時はピンクのサイリウムを振ってくれる人が全然いなくて。それからFES☆TIVEは卒業メンバーがいたり、こうやって3人(近藤、土光、南)が加入してくれたり、いろんな変化があったんですけど、FES☆TIVEを守っていかないといけないっていう立場になって、5周年のワンマンライブができなかったことが今でも本当に悔しくて(再び涙を流す)。だけど、6周年ワンマンが決まった時に、この6人で“どうやったらFES☆TIVEがもう1個上に行けるのか”っていうのを話し合って、いっぱい考えて。今回はツアーファイナルという形での周年記念ワンマンなんですけど、私たちはこの6人でのワンマンライブがスタートだと思っているので、みなさんこれからもFES☆TIVEについて来てください。6人でもっともっと大きいステージで、素敵な景色を見せることを約束します」

真野彩里愛
「私たちは去年の夏、「OIDEMASE‼︎〜極楽〜」がきっかけで見つかって。そのおかげもあって、こうやってアジアツアーができました! 今日、関東以外から来てくれた方がいたり、初めて観に来てくれた方もいて、各地を廻ってきたからこそのいろんな出会いが大事なものになっています。この夏も各地で出会ってくれたみなさんと一緒に飛躍できるように頑張りたいと思います。そのためには、今いるみなさんの応援が必要です。これからも応援よろしくお願いします」

青葉ひなり
「さっきぴあのも言っていたんですけど、去年は毎年やっていた周年ワンマンライブができなくて。FES☆TIVEの解散の危機があったり、去年は本当に我慢の年だったというか、FES☆TIVEとして耐えないといけない1年でした。そんな悔しさから始まったけど、新メンバーの3人と、2年目なのにFES☆TIVEを引っ張っていかないといけない立場になってしまったぴあのと彩里愛と、そして青葉とみんなで協力しあって、この1年は夏フェスとかでいろんな功績を残すことができて、FES☆TIVEがちゃんと立ち直って、新しいFES☆TIVEができてきて、6周年ワンマンを迎えることができて本当に嬉しかったです。FES☆TIVEが大好きって言ってくれる人がいるからこそ、この6年間、私とFES☆TIVEはやってこれました。本当にみなさんのおかげです。これからもFES☆TIVEのことを大好きでいてください。ありがとうございます」

声を震わせ涙ながらにメンバーが言葉を紡いだ後には、土光が“これからのFES☆TIVEを歌う曲です”と、「Landmark」をアクト。前シングル「ゆらゆらゆらり恋心」のカップリング曲であり、夢を叶えるために前へと突き進んでいく強い意志が込められたこの曲には、メンバーの想いが痛いほど表現されていた。力強く伸びるレーザーの演出は、7年目も突き進んでいくFES☆TIVEとしての決意が示されているようであった。

ラストスパートは、怒涛の2曲を連続ドロップ。キラーチューン「シダレヤナギ」から勢いそのまま「大和撫子サンライズ」へとなだれ込む。「大和撫子サンライズ」では、南が“これでラストの曲です。みんな、今日1番の大きな声聞かせてください”と煽る。最後まで会場の熱狂の最高点を更新させる全身全霊のパフォーマンスを展開した。

近藤沙瑛子|FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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近藤沙瑛子|FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
土光瑠璃子|FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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土光瑠璃子|FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
南茉莉花|FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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南茉莉花|FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
白石ぴあの|FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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真野彩里愛|FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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青葉ひなり|FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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青葉ひなり|FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
FES☆TIVEアジアツアー<THE CIRCUS/ザ・サーカス>ファイナル&6周年記念公演より
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