ももクロ[ライブレポート]たくさんの笑顔の花を咲かせ、福山市の魅力が溢れた<春の一大事>「また大好きな場所が増えて嬉しいです」

ももクロ[ライブレポート]たくさんの笑顔の花を咲かせ、福山市の魅力が溢れた<春の一大事>「また大好きな場所が増えて嬉しいです」

ももクロ[ライブレポート]たくさんの笑顔の花を咲かせ、福山市の魅力が溢れた<春の一大事>「また大好きな場所が増えて嬉しいです」

ももいろクローバーZが、4月22日(土)、23日(日)と2日間にわたり、広島県・福山通運ローズスタジアム(陸上競技場)にて<ももクロ春の一大事2023 in 福山市 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜>を開催した。同公演には、2日間で計23,150人のモノノフ(ももいろクローバーZのファンの総称)が集結し、2日目の公演はABEMAにて生配信チケットも販売された。本記事では、2日目のオフィシャルレポートをお届けする。

ライブ撮影:上飯坂一、小境勝巳

<夏のバカ騒ぎ>、<ももいろクリスマス>に並ぶ、ももクロ3大ライブの1つである<春の一大事>。通称“春一”と呼ばれるこのライブは、2011年にスタートし、2017年以降は全国の自治体からオファーを募り、“笑顔のチカラ つなげるオモイ”をテーマに地方都市とタッグを組む形で実施するようになり、同公演で計5回目の開催に至った。<春一>は、普段は遠方に住んでいてライブ参戦できないモノノフや年々多くなっているファミリー層、初めてももクロを観る人に向けて、ももクロらしい温かな雰囲気のある演出や、春らしいセットリストで構成されたライブとなっている。埼玉県・富士見市、滋賀県・東近江市、富山県・黒部市、福島県・楢葉町、広野町、浪江町とつないできた“笑顔のバトン”は、今回、広島県・福山市へ。スタジアム場外には福山市の特産品やグルメ、コラボグッズが楽しめる“きんちゃい市”と称したショッピングパークが設けられたり、福山市の象徴とされる薔薇の花や生産量が日本一となるデニム生地を衣装に使用するなど、地方自治体の特色を全面に出し、ファミリーや初めての人でも楽しめる演出が組み込まれた公演に。DAY1には、昨年開催した福島県から楢葉町副町長が駆けつけ、“笑顔のバトン”を広島県・福山市市長へと渡す引き継ぎ式も行なわれた。

ももいろクローバーZ<ももクロ春の一大事2023 in 福山市 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜>福山通運ローズスタジアム(2023年4月23日)

福山市長の開会宣言でライブの幕が開け、「overture ~ももいろクローバーZ参上!!~」が会場に響き渡り会場が一気に熱を帯びる。福山市が誇る日本国内シェア8割のデニム生地をメンバーカラーに染め上げたヒッコリー衣装を着たメンバーが、背景に青空と山が映えるステージに登場。“オギャー!!”というセリフで始まる「WE ARE BORN」でスタートを飾り、続けてももクロの春ソング「行く春来る春」で会場に春の風を吹かせた。次にライブ定番曲「走れ! -ZZ ver.-」では、モノノフと一緒にペンライトを大きく振ることでファンとのコミュニケーションを取ると、EDM/エレクトロサウンドなどを融合した強烈なビート感が特徴的な「CONTRADICTION」、鐘の音で始まる「カントリーローズ -時の旅人-」をセンターステージに移動しながらグルーヴィな歌とダンスで会場、画面の向こうのファンを魅了した。

5曲連続での歌唱後、同公演初のMCでは、ABEMAの生配信を観ているファンと客席に“中国四国地方では初めての開催になります! 楽しんでいますかー?”と投げかけ、“アットホームな感じが春一ならではで、私たちもほっこりします!”と福山市での開催に感謝を伝えた。

ももクロお馴染みの挨拶が行なわれ、ファミリー席にいる子どもたちが楽しめるアニメコーナーへ。映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』主題歌の「笑―笑 〜シャオイーシャオ!〜」で笑顔の連鎖を起こすと、『美少女戦士セーラームーン』から「MOON PRIDE」、「月色Chainon」を2曲続けて美しくも力強く歌唱。次に昨年リリースした、アプリゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』とのコラボソング「Majoram Therapie」では、4人の息がぴったり合ったダンスで会場を魅了し、ステージを後にした。

メンバーがステージを去ると、福山市立水呑小学校の生徒70名とダウンタウンももクロバンドのバンドマスター・宗本康兵のピアノ伴奏による、“空”をテーマにした合唱を披露。シャボン玉が舞う中、森山直太朗の「虹」、スピッツの「空も飛べるはず」の2曲を生徒たちが朗らかに歌い、会場に温かな空気を運び込むと、福山市の象徴となっている薔薇の赤色を取り入れたトレンチコート風の衣装を身に纏ったももクロメンバーが最後に登場。《たった一度きりの 今日という魔法》という歌詞があるように、生徒たちにとって今日という1日が心に残るようにと、宗本康兵によるピアノアレンジバージョンの「オレンジノート」を一緒にノスタルジックに歌い上げた。

生徒たちがステージを降り、ファンとのコール&レスポンスで会場を盛り上げると、佐々木の“「Chai Maxx」いっちゃいマックス!”の掛け声で人気曲「Chai Maxx」をエネルギッシュに披露。“せーの!”などといったメンバーからの掛け声でモノノフがペンライトを振ったり、ジャンプするといった場面も見られ、会場のボルテージは上昇。次にライブでは久しぶりの披露となった「『Z』の誓い」のカップリング曲「ロマンティックこんがらがってる」では、デニム生地とメンバーカラーの巨大な薔薇が装飾されたトロッコに乗り込み、ファンの近くで歌唱。トロッコ上でのMCでは、合唱を披露した福山市立水呑小学校の生徒がDAY1とDAY2で総入れ替えされていることや、子どもたちと一緒に合唱できたことへの嬉しさを露わにした。“ここからもっともっとみなさんの近くに行きますよ! 夢に出てくるぐらい私たちを観ていってください!”とファンに伝えると、次の曲へ。

トロッコが再び動き出し、「勝手に君に」をモノノフへ手を振りながらパフォーマンス。次のライブ定番曲「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」では、トロッコを降り客席の中央に配置された2つのミニステージに登る。この日1番のモノノフとの距離の近さでの全力パフォーマンスに、モノノフも全力で応え会場の熱気は一気に上昇。続けてトランペットの音が印象的なイントロが鳴り響きわたると、「クローバーとダイヤモンド」をエモーショナルに歌い上げ、会場をうっとりとさせた。

MCを挟み、「仮想ディストピア」でラストスパートに入る。畳み掛けるように、昨年リリースされた<ももいろクリスマス2022>テーマソングの「L.O.V.E」を披露し、愛が溢れんばかりのハートをモノノフに届けた。本編ラストには、ももクロの幼児向けプロジェクトユニット“ももくろちゃんZ”の曲から「HERO」をパフォーマンス。昨年開催の<春一>では佐々木から“振り付けを覚えるように”と釘を刺す場面が見られたり、先日佐々木のInstagramで振り付け練習動画も出されていたこともあり、今年は歌に合わせて振り付けを踊るモノノフも多数見られた。会場のファン、生配信で観ているファンとの一体感を作り出し、大盛り上がりのままメンバーはステージをあとにした。

モノノフからの割れんばかりの手拍子が沸き起こり、福山市で有名なデニム生地で作った衣装を着用したメンバーがステージに姿を現し、アンコールに突入。先日配信されたばかりの結成15周年記念ソング「いちごいちえ」を披露。かけがえのない出会いやこれまで応援してきてくれたファンへの感謝がテーマとなった本楽曲を気持ちを込めて歌い上げ、モノノフへの感謝やこれから前に進んでいく人たちへの応援する気持ちを直接届けた。歌い終えた後のMCでは、アンコールへの感謝を述べ、新曲「いちごいちえ」にこめた想いを伝えた。さらに、メンバーの振りから、スクリーン上に「いちごいちえ」のMVティーザーが映し出され、MVが4月25日(火)に公開されることが発表された。ティーザー映像は、ライブ終演後にももクロ公式YouTubeチャンネルにて公開された。

百田からの振りで「白金の夜明け」がスタート。再び宗本康兵がステージに登場しピアノパートを生演奏。スモークが入ったシャボン玉がライトに照らされて幻想的な雰囲気の中、メンバーの心がこもった歌声でモノノフの心を掴むと、ラストにふさわしい「また逢う日まで」で終演を惜しみながらも温かい空気のままアンコールパートを終えた。

最後のMCで、高城は“モノノフさんだけではなく、地方自治体の方や町全体がももクロを盛り上げてくださっているのが温かく、<春一>ならではだなと思いました。今回5回目ということで、笑顔のチカラが今回でまた何十倍にも膨れ上がったと思います。みんなから受け取った笑顔や想いは、来年の<春一>に限らず、次のライブ、そのまた次のライブにも繋げていけたらいいなと思います!”と話し、佐々木は“本当に気持ちのいいライブですね! 開放的で、自然が見えて、いいお天気でというのはもちろんですが、市⻑さんがモノノフさんが会場のゴミ拾いなどもしていたと話していて、いろんな意味で気持ちがいいライブだったなと思います。みんなの優しい気持ちや温かい気持ち、盛り上げようという気持ち、楽しみたいという気持ちが、ここに集まっていたなと思います。みんなの笑顔を近くで見て、私たちも笑顔になれて、こうやって笑顔がつながっていくんだなと思いました!”と想いを伝えた。

玉井は“春一は野外で明るい時間でのライブなので、お客さんの顔がよく見えるんですよ。ライブの会場を見渡した時に、いろんな世代の方がいて、私たちのライブを観て楽しそうにしている姿を見て本当に嬉しいなと思いました。みなさんからいただいたたくさんの温かな気持ちを何倍ものパワーにして、これからの15周年イヤーでさらに大きなものにしてみなさんにお返しする年にしたいと思いますので、ぜひ私たちにまた会いにきてください!”と語り、百田が“<春一>って身内感すごくないですか? 早くみんなに会いたいって気持ちが大きくて、友達や親戚、知り合いに会いにいく感覚に近い気がしていて。年々アットホームなライブに<春の一大事>というものがなってきているなと思います。いろんなライブ会場に行っているスタッフさんが、どんなライブ会場よりも1番いろんな世代の方が入り混じっている会場だと言っていて、そうだなと思いました。そんな誰もが来られるようなライブ会場をみんなが作ってくれたと思っていて、とっても感謝しています。今回は福山のいいところもたくさん教えてもらって、また大好きな場所が増えて嬉しいです。また15周年ツアーで9月に福山に戻ってきますので、その時もよろしくお願いします!”と締めくくり、モノノフ・地方自治体・福山市民への愛を伝えた。

薔薇やデニムなど福山市の魅力がたくさん詰まった<ももクロ春の一大事2023 in 福山市 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜>はこれまで繋いできた笑顔をしっかりと受け継ぎ、大団円で幕を閉じた。

ももいろクローバーZ<ももクロ春の一大事2023 in 福山市 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜>

2023年4月23日
福山通運ローズスタジアム

overture ~ももいろクローバーZ参上!!~
01. WE ARE BORN
02. 行く春来る春
03. 走れ! -ZZ ver.-
04. CONTRADICTION
05. カントリーローズ -時の旅人-
06. 笑―笑 〜シャオイーシャオ!〜
07. MOON PRIDE
08. 月色Chainon
09. Majoram Therapie
10. オレンジノート
11. Chai Maxx
12. ロマンティックこんがらがってる
13. 勝手に君に
14. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-
15. クローバーとダイヤモンド
16. 仮想ディストピア
17. L.O.V.E
18. HERO / ももくろちゃんZ
<ENCORE>
19. いちごいちえ(新曲)※結成15周年記念ソング
20. 白金の夜明け
21. また逢う日まで

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