日南唯未（Bunny La Crew）、乃上ふう香（しろもん）、葉山かえで（MyDearDarlin'）［インタビュー］グループの垣根を越えて作り上げる舞台への決意「最後はみんなと一緒に“終わったね”って笑顔でステージをあとにできたら」日南唯未（Bunny La Crew）、乃上ふう香（しろもん）、葉山かえで（MyDearDarlin'）舞台＜合唱だっつってんだ＞出演インタビュー

取材＆文：井手朋子

自分の殻を破るのが恥ずかしくて、最初は戸惑いました（日南）

──グループの垣根を越えて1つの舞台を作るというのは初の試みですね。

乃上：
これまでほかのグループのライブを見学させてもらうことはありましたけど、同じステージに立って何かをするのは初めてなので緊張が大きいです。

──稽古でみんなを引っ張っているグループやメンバーはいるんですか？

葉山：
今回参加する4つのグループの中では私たちマイディアが1番最初にできたグループですけど、別にそんなに引っ張ってはないと思う……（笑）。むしろ、しろもんちゃんやバニクルちゃんの方がスケジュールの関係で私たちより先に稽古が始まっていたので、教えてもらったりしてました。合流したのは演技の本稽古が始まった時ぐらい。最初は“自分の殻を破る”じゃないですけど、舞台における基本中の基本をやっていて。大きい声を出してみる、感情の入れ替えをしてみる、人の目を見て話すとか、そういう簡単な演技の基本をゲームをしながらみんなで一緒にやっていました。

日南：
私は特に自分の殻を破るのが恥ずかしくて、最初は戸惑いましたね。一緒にレッスンを受けていたしろもんさんたちが熱くて、“頑張るぞ！”みたいな勢いがすごかったので、それにつられて頑張っています。

──アイドル歴が長い日南さんでさえそうだったんですね。演技は歌やダンスと比べてどこが1番違うと感じますか？

日南：
え〜！　なんかもう全然違います。歌やダンスだったらもっとこうしたいっていうのがあるんですけど、セリフを覚えた上で役を演じるとなると、脳の使い方が違うのか気を取れられちゃって。もっとこうしようってところまで頭が回らないですね。

──舞台＜合唱だっつってんだ＞の内容は“青春合唱コメディ”とのことですが、具体的にはどんなストーリーなんですか？

乃上：
最初はバラバラだったクラスが、合唱を通して1つになっていく。合唱を通して成長するというのが大まかなストーリーで、劇中ではオリジナルの合唱曲を2曲歌います。

──役柄はどうやって決まったんですか？

葉山：
プロデューサーさんやマネージャーさんが、出演者全員のキャラクターやグループの中での立ち位置を劇団の方に伝えて、みなさんで話して決めたみたいです。私たちは今回が初めての舞台なので、普段のキャラと似ている配役にして、演技がしやすいように割り振られたっていうのは聞きました。

──みなさん違和感なく？

葉山：
キャラクターが似ている部分もあるなって感じるし、挑戦だなって感じる部分もあります。私はPTA会長の母親に抑圧されている生徒の役です。

日南：
私はPTA役員の役なんですけど、素のキャラとは全然違うので戸惑ってます（笑）。子どもたちの前に立ちはだかる親という立場なので、ちょっと強めで“アンタたち！”みたいな。だから実際そういうキャラだと思われてるのかもしれない……（笑）。素は全然キャラが違うんですけどね（笑）。

乃上：
私は、場面によってテンションの切り替えをすぐにしなきゃいけなくて、合唱をみんなでやろう！って引っ張る感じの役です。とにかく真っ直ぐなキャラクターなので、誰かとぶつかって喧嘩をしたり、ラップバトルをしたり盛りだくさんで、頑張らないとなって思っています。

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