【連載】≠ME 菅波美玲アニメホリック

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【連載】≠ME 菅波美玲アニメホリック 第54回 あのジブリ作品に隠された“説”を語る「真実が明かされていないからこそ、さまざまな考察ができる」≠ME 菅波美玲アニメホリック 第54回

アニメを観ることが大好きな≠MEの菅波美玲が、毎回アニメのアレコレについて思いのままに綴っていく連載コラム。今回は、映画『千と千尋の神隠し』をピックアップ。巷で噂されている都市伝説を含め、菅波が心惹かれた同作の設定について語っていく。

みなさんこんにちは! みれいこと菅波美玲です!

突然ですが、都市伝説は信じますか?

都市伝説といえば、ジブリ作品の設定が有名ですよね。

ジブリ作品の都市伝説って本当に奥が深いんです。知れば知るほど宮崎駿監督のすごさも実感できます。

そこで今回は、小さい頃から好きな『千と千尋の神隠し』の設定について、都市伝説を交えながら私の考察をご紹介していきたいと思います!

まず最初は、千尋が迷い込んでしまった場所についてです。

この部分の設定ですが、私は現世とあの世の別れ道みたいなところなのではないかと思っています。

引っ越しの途中に事故に遭ってしまい、三途の川がある極楽浄土の世界に迷い込んでしまった、そのように考える人も多いみたいです……。

次に、カオナシのキャラクター設定についてです。

カオナシは会話ができませんが、誰かを飲み込むとしゃべれるようになるんです。

誰かを飲み込まなければカオナシは可愛いのに……と思って観ていましたが、よくよく考えてみると、カオナシは人間の欲を表した妖怪なのかなと感じてきました。

宮崎駿監督はカオナシを現代の若者をイメージして作ったようで、“カオナシなんて周りにいっぱいいますよ。(中略)ああいう誰かとくっつきたいけど自分がないっていう人、どこにでもいると思いますけどね”とコメントをしているみたいです。

金曜ロードショー公式Twitterより

人間からイメージしてカオナシを作った宮崎駿監督は、天才的な発想力を持っていますよね。

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