【対談】青葉ひなり（FES☆TIVE）×坂東遥（新生CoverGirls）グループに懸ける真摯な想い「つらいことや嫌なことがあっても、グループ自体を好きだから辞めたいと思わない」青葉ひなり（FES☆TIVE）×坂東遥（新生CoverGirls）アイドル7年生対談

まだアイドルとして何も結果を残せていない（坂東）

――坂東さんにとって新生になる前のCoverGirlsのリーダーだった横山（なつみ）さんってどういう存在ですか？

坂東：
なっちさん（横山なつみ）は、初期からリーダーをやっていたのでしっかりしているし、なんでもできるんですよ。歌もダンスもできるし、本当にダメなところがない完璧人間。でも、私はなっちさんみたいな完璧なリーダーにはどう頑張ってもなれなくて。みんなはそういうリーダーを求めているんじゃないかって思っていて。自分はそういう要素が何1つないからリーダーには向いていないとかいろいろと思った時もあったんですけど、メンバーも“自分らしくやったらいいよ”とか、私ができないことをなっちさんがやってくれたり。私がMC を回せなかった時とかに助けてくれたりします（笑）。もし、新生になって合格したのが、自分1人だけだったら今のCoverGirlsはどうなっていたんだろうって思います（笑）。2人ともオーディションをイチから受けたので、どっちかが落ちたらどうしようとかっていう風にも思っていたし、2人とも合格できてよかったなって。すごく心強いです。

青葉：
今、聞いていて、相方の存在はすごく羨ましいですね。やっぱりだいぶ心強いと思うし。

坂東：
心強いですね。

青葉：
私も今の体制の1つ前の時に、一気に3人が卒業してしまったんですけど、リーダーともう1人の子の2人が残ってくれたことが心強くて。一緒に頑張ってきた3人が辞めてしまうショックは大きかったけど、それでも頑張ろうって。でも、その後しばらくして2人も卒業してしまって、本当に1人になった時は頼る人もいないというか。今までやってきたことを誰と一緒に固めて、引っ張っていけばいいんだろうって不安でした。だからと言って、1人でやれる自信はないから……。やっぱり頼れる誰かがいるのはいいなって、大事な存在だなって思います。

――それでも今、FES☆TIVEを続ける理由があるわけですよね。

青葉：
最初からFES☆TIVEを作ってきたからとか、守りたいっていう単純な理由でしかないですかね。つらいって思うことが多くても、私が1人になっちゃっても、グループを辞めたいって思ったことはなくて。それはやっぱりつらいことや嫌なことがあっても、グループ自体を好きだから辞めたいと思わないのかなって。

――坂東さんはいかがですか？

坂東：
ほかのメンバーとか同期とかが辞めてっちゃったりとかしても、ずっと残っていたり、ほかのグループに行く考えもないのは、まだアイドルとして何も結果を残せていないし、達成できたことが何1つないからで。だから、新生で再デビューして、本当にラストチャンスをかけて頑張りたいなって思っているんです。青葉ちゃんと考えが似ているんですけど、本当にCoverGirlsが好きで。曲も好きだし、今までの歴史も大事にしたいし、どの時代も見てくれていて応援してくれるファンの方もいるから、私はアイドルを続けられていると思うんです。本当にカバガが大好きだから続けられていますね。

――なるほど。そんな2人が自分のグループを好きだなって思う瞬間はどういう時ですか？

青葉：
瞬間って難しい（笑）。どうなんだろう……、ワンマンライブかなぁ。ワンマンライブをやるごとにちゃんと成長しているなって感じるから、FES☆TIVEまだまだこれからだなって思えるっていうか。毎回人数が100%増えていったわけじゃないかもしれないけど、見た景色とかファンの人の雰囲気とかで、いつも“FES☆TIVEはまだまだこれからだし、今回も成長しているな”って感じるんです。FES☆TIVEって、すごい希望にあふれているなって。

――それはライブ中に？

青葉：
はい。ワンマンってグループとしての1つの区切りになる場だと思っていて。だからこそ、どれぐらい成長しているかなとかを1番感じるし、楽しいな、希望に溢れているなって毎回思うからFES☆TIVEが好きなのかもしれないです（笑）。

――かもしれない（笑）。

坂東：
私は、特典会とかファンの人と交流するのとかも好きなんですけど、ライブが1番好きで。ライブはどこのグループになってもできるし、アイドルはいろんな環境でできるかもしれないんですけど、6年いるグループだから思い入れがすごいし、曲も好きだし、CoverGirlsだから好きっていうのはありますね。

ポスト