MAD JAMIE[ライブレポート]狂おしいほどに熱く美しい夜となった現体制ラストライブ「また生きてライブハウスで会おう!」

MAD JAMIE[ライブレポート]狂おしいほどに熱く美しい夜となった現体制ラストライブ「また生きてライブハウスで会おう!」

MAD JAMIE[ライブレポート]狂おしいほどに熱く美しい夜となった現体制ラストライブ「また生きてライブハウスで会おう!」

MAD JAMIEが、3月7日(火)に渋谷チェルシーホテルにて現体制ラストライブ<BEAUTIFUL MAD DAYS -LAST BATTLE->を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

MAD JAMIE<BEAUTIFUL MAD DAYS -LAST BATTLE->渋谷チェルシーホテル(2023年3月7日)

撮影&文:SHIBA

2023年1月24日。MAD JAMIE 公式Twitterから投稿された“MAD JAMIEは3月7日の渋谷チェルシーホテルでのライブをもって現体制を終了いたします。”のお知らせは衝撃的なものだった。2021年4月に結成されたロックアイドルは2年弱の間、どんなライブも全力で叫び歌い続けた。まさに全身全霊のステージは、コロナ禍で呼吸の少なくなったフロアに“熱狂”を与え続けた。

3月7日、『BEAUTIFUL MAD DAYS -LAST BATTLE-』と銘打った最終日。渋谷チェルシーホテルはその熱を感じたことのある多くのオーディエンスで超満員となり“これぞライブハウス!”という光景が広がった。

BGMと照明が落ちた瞬間に湧き上がる歓声。お馴染みのオープニングSEと登場したメンバーの姿に、より一層大きくなる歓声と突き上がる拳が広がるフロアは、この夜が最高の夜になることを確信させた。

オープニングナンバーの「それになんの価値があんだよ」から「MAKUAKE」「Shout the fxxk up」と続き、感情線あくびの叫びも、榮倉ウニのシャウトも、サキ・パニョールの情熱的な歌声も、見た目のギャップとは裏腹に誰よりも激しく大きく踊る鈴木ルナチの姿も、いつも通りの全力なライブ。いつも以上の最高なステージを魅せる。

「Catch my life」「Livehouse(e)na」と幾度もホームのチェルシーホテルで歌ってきたナンバーが続く。フロアはもみくちゃになり、まさに1つになった会場ごと鼓動を波打った。

ステージから放たれる熱量とそれに応えるオーディエンス。ライブハウスという場所を大切にしてきたMAD JAMIEの4人とJAMIE(MAD JAMIEのファンの総称)の対話の形は、どんなロックバンドにも負けない激しさで、ライブハウスの存在意義を見せつけてくる。

トップギアで5曲を一気に披露した後のMCでは、最近のMCでは見られなくなっていたお決まりの担当と一言を合わせた自己紹介をそれぞれにしていく。榮倉ウニはやはり自由だし、鈴木ルナチは変わらず生意気な妹のままだ。鈴木ルナチの“アイドルになりたかったのになぁ”という定番の言葉に場が和む。

紛れもなくステージ上で輝く最高のアイドルだったと感じたのは、フロアのすべての人の共通認識だろう。

感情線あくびが“行こうぜー!”と叫ぶとクラップが湧き「マイペンライ」「DUiDUi NOW」「Kawaii is Fuck!!」「クルソダ」「夏の夜が…」「No Regret」とキャッチーなナンバーが進む。

MAD JAMIEの楽曲は、激しいロックナンバーもポップなナンバーも重い割に鮮明なベースライン、抜けてくるドラムの音と重低音がしっかりした中でエッジの効いたギターが鳴る。生バンドを彷彿させる音像の中で4人の各者各様な歌声がはっきりとメロディに乗ってくる。歌心のある歌声がこれだけの熱量をもって放たれるのだから人の心を打たないわけがない。

数少ないミドルナンバーの「TOMORROW」で歌う《まださ 君と見てみたい景色が沢山あってさ》という歌詞は、これまでもMAD JAMIEが言い続けてきた言葉。形は変わってしまっても《創ろう明日を 生きよう明日も》《ずっと 明日くらい僕が創っていこう》という想いは彼女たち自身変わらないのだろう。

「BUREIKŌ」「JAMIE's FLAG」とアッパーな曲が続き「LAST DANCE」へ進む。何度も何度も榮倉ウニが“JAMIE!!”とファンを呼ぶ声と拳と歓声で応えるオーディエンスはさらにヒートアップし、「MONSTER HATE」 「愛があふれて殺したいくらいだ」 に突入する。2022年に発表された「BUREIKŌ」「JAMIE's FLAG」「MONSTER HATE」はMAD JAMIEの活動を加速させた楽曲と言えるだろう。

少しの沈黙の後、感情線あくびが穏やかに語り出す。

“MAD JAMIEで過ごした日々は毎日がかけがえのないものでした。横にいるメンバーと仲間と、何よりも愛してやまないJAMIEのみんなと毎日過ごしてきた空間が生きる意味でしたたくさんの愛と夢と希望で溢れたこの空間に、そして何よりも大切なJAMIEにこの曲を贈ります”と歌い出した「セブスタ」。

これだけ激しいパフォーマンスが特徴なMAD JAMIEにも関わらず、この「セブスタ」という曲はとても特別な曲となっている。ドラマティックに展開されるメロディラインに乗ったエモーショナルな歌声は、心を鷲掴みにしてくる。オーディエンスもこの夜の終わりを感じながらもじっと4人の歌声に浸り、ステージを見つめていた。

ギターストロークの中、感情線あくびとサキ・パニョールの声が響く中「ヨルニジ」が始まり、いよいよクライマックスに突入するとフロア最前まで駆け寄ったメンバーとともにフロア中で拳が天を突いた。リフレインするドラムとギターの中、感情線あくびが“JAMIEと一緒に武道館に行くって約束も、夢は諦めなければ叶うってことをこの生き様で証明してみせるからさぁ!!”と感情のまま叫ぶ。ここ1番で強烈な存在感を放つ環状線あくびの言霊は、改めてその契りを交わしているようで、未来への道を示していた。

ラストナンバーは「FUCK FOREVER」。これまで19曲を全力で披露しオーディエンスも全力で応えていたにも関わらず、さらに熱量は増し、最高の熱狂の中ライブを終えた。

客席が明るくなり“本公演は以上をもって終了となります”とアナウンスが流れても一向に鳴り止まないアンコール。改めてメンバーが登場すると、ライブハウスで生きてきたMAD JAMIEらしく「Livehouse(e)na」で締め括った。

<BEAUTIFUL MAD DAYS -LAST BATTLE->のタイトルどおり、美しい狂気の日々を最高の熱狂の中終えたMAD JAMIE。現体制終了となってもこの夜は忘れられない夜となったことは間違いない。

感情線あくびは最後に“まだまだやり残したことばっかだからさ、また必ず帰ってくるからさ! また生きてライブハウスで会おう!”と叫んだ。

それぞれのメンバーの今後の活動がどんな形になるかは現時点では不明だが、必ずそれぞれがステージに戻ってくると信じているJAMIEばかりだろう。

またライブハウスで会える日を信じて。

MAD JAMIE<BEAUTIFUL MAD DAYS -LAST BATTLE->

2023年3月7日(火)
渋谷チェルシーホテル

1.それになんの価値があんだよ
2.MAKUAKE
3.Shout the fxxk up
4.Catch my life
5.Livehouse(e)na
6.マイペンライ
7.DUiDUi NOW
8.Kawaii is Fuck!!
9.クルソダ
10.夏の夜が…
11.No Regret
12.TOMORROW
13.BUREIKŌ
14.JAMIE’s FLAG
15.LAST DANCE
16.MONSTER HATE
17.愛があふれて殺したいくらいだ
18.セブスタ
19.ヨルニジ
20.FUCK FOREVER

EN.Livehouse(e)na

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