【連載】RaMuのムビずきゅ！第23回：エスター ファースト・キル「モンスターを生み出してくれたこの映画に大感謝」【連載】RaMuのムビずきゅ！第23回：映画『エスター ファースト・キル』

今回は3月31日（金）公開の『エスター ファースト・キル』の試写に行かせていただいたので、ネタバレしないように慎重にレビューしていきます！

※今回のコラムは前作『エスター』をみなさんが観た前提でお話しするので、1作目のネタバレを食らいたくない人はそっとブラウザを閉じてください……。


はい！　はっきり言って今回のエスター、最高でした！！！

前作の続編というよりは前日譚なので、あの事件を起こす前、エスターにはどんなことがあったのか、という内容になっております。

今回のエスター、前作と同じ女優さんイザベル・ファーマンが演じたのですが、なんともう25歳なんです！　めちゃくちゃ成長しちゃってるんです（笑）。正直、顔が大人になりすぎてて、すこーしだけ違和感はあるものの、彼女が醸し出す不気味な空気間は唯一無二。撮影時は子どもの身体を合成したり、ほかの俳優さんを台に乗らせて身長差を作ったりと試行錯誤したそうです。

さて、内容なのですが、時系列は前作『エスター』の直前のお話。何があって彼女は“エスター”になったのか。一体彼女は何者なのか。どこから来たのか。どうやって孤児院にたどり着いたのか。謎が徐々に紐解かれていく前日譚です。

しかし、前日譚たって2作目だし、イザベル大人になってるし、前作はエスターって何者なの？という観点が面白く、ジャンプスケアもウマく活きていたし……。どう面白くするの……？と、正直期待せずに観に行ったら、んなこたぁなかったわ。

あー、こんなことがあったからあんな狂気的な女の子になっちゃったのね、の想像を斜めから食らわせてきます。話のひねり方がウマすぎる。エスターがどういう子なのか、こちら側が知ってるからこその怖がらせ方をしてくれるので、“怖さ”に飽きを感じさせませんでした。

あ……一言だけ言わせていただきます。