くりえみ、「私の写真集を見てくれる人にも、マイナスの固定概念を壊していってほしい」3rd写真集『革命家』発売記念イベントで秘めたる想いを明かす

くりえみが、2月19日（日）に書泉ブックタワーにて最新写真集『革命家』出版を記念した会見を開催。可愛らしいポーズを連発すると同時に、記者たちをも聴き入らせる熱のこもった弁舌で、写真集の魅力をアピールした。

“ちょっと過ぎちゃってますけど、今日は、バレンタインの雰囲気があって、セクシーだけど可愛さのある服にしました”と、胸元の谷間がハート型に映えるチョコレート色の衣装で登場したくりえみ。

同書は、紙媒体では3冊目となる写真集。“正直、30歳までもう写真集は出さないだろうと思ってたんです、年齢非公開ですけど（笑）。それが想像より早くお声がけいただいて、迷ったんですけど、もしかしたら20代最後かもしれないので……年齢非公開なんですけどね（笑）。なので、ありがたいという気持ちで挑ませていただきました”と、心境を明かした。

撮影は昨年10月後半に都内で実施。“女性からも憧れてもらえるように”というテーマで臨んだそうで、“鍛えた身体や、普段から気をつけている肌のことが写真から伝わる、女性がこんな風になりたいなと思ってもらえるような1冊に仕上げられたらと思いました”とコメント。具体的には“衣装にこだわったんです。身体のラインを綺麗に見せたいと思って。グラビアをご存知の方なら知っていると思うんですけど、いろんな形のパンツがあるんです（笑）。私の中で、これが1番綺麗にヒップが見えるというラインがあって、そんなのをけっこう用意してもらいました。あとは女の子がこういうのを好きというような色のトップスだったり、色味もこだわりました”。

さらに、カメラマンの中村和孝の撮影を熱望し、それが叶ったこともあり“最高のチームで最高の1冊を作れたので、ロケの1日1日が宝物になりました”と、感慨深げな様子をのぞかせた。

お気に入りは、胡座（あぐら）座りでピンクのカーディガンをはだけているカット。“写真集を作る時に、田中みな実さんのベストセラー写真集（『Sincerely yours...』）を参考にさせていただいたんです。あの作品は女性にもたくさん見られている印象があったし、田中さんは肌の綺麗さや体型のことを追求されていて憧れでした。その写真集の表紙に雰囲気が似ている写真かなと思って……”。

撮影のために鍛えたのか？という質問には、“よく聞かれるんです。でも、私は日常で筋トレしているし、美容皮膚科にも通ってますから、特別に頑張るということはなくて。この写真集も、私が日頃積み重ねてきた、筋トレ、美容、肌の柔らかさの集大成かと思っています”と、静かな自信を見せた。

タイトル『革命家』の意味については、自身で付けたと明かしながら、“当たり前だとされていることをそのまま当たり前と思わないでほしい、という意味も込めているんです。私自身ここに至るまで、「無理だよ」「やめた方がいいよ」と言われ続けてきたんです。でも、それってほとんどは、本当は無理でないことが多いんです。むしろ、固定概念で無理だと決めつけられていることの方がたくさんあると思います。私は会社を経営したり、いろいろ挑戦していると「無理だよ」と言われることがすごく多いんですけど、私はいつも無理じゃないと思っているんです。私の写真集を見てくれる人にも、当たり前と考えられているマイナスの固定概念を壊していってほしいなって思っていて。常識を覆すことが「革命」だと思っているので、『革命家』と名付けたんです”と、説明は熱を帯びる。

さらに、社長業についても、“どうあがいてもお飾りだと思われることが多いんです。後ろに誰かがいると見られてしまうようで、今は「枕営業している」なんて言われたりして、それも仕方ないのかもしれませんが。見た目だとか、グラビアをやっていると安く見られてしまう時があって。私は今後、結果で証明していきたいと思っています”と、意気込んだ。

社長業は順風満帆？という問いには、“事件ばっかり（苦笑）。お金が絡んでくるので、裏切りもありますし、サービスの問題も常日頃からあります。でも、芸能の仕事でもそれはあるはずで、そういった部分を守ってくれているのはマネージャーだったり事務所の社長だったりするから、私たちモデルにまでは問題は降り掛かってこないんですよね。どんな仕事やサービスでも問題点はあると思うので、自分がやっている会社の尻拭いなら自分でやるだけかな、と思っています”と、苦労をにじませつつ、決意を語った。

社長、芸能の仕事、グラビア、それぞれで今年やってみたいことについては、“社長としては、Femtech（フェムテック：女性が抱えるライフステージ課題をテクノロジーで解決する製品やサービスのこと）系の仕事を考えています。今もそうですが、グラビアのお仕事をやらせていただいている私は、そうした消費者のすごく近いところにいると思うんです。ですので、フェムテック系の事業を1つは実現させたいと思います。芸能の仕事としては、ここ1、2年でコメンテイターだとか、報道系の番組に出演させてもらう機会も増えてきました。そしたら、SNSで「論点ズレまくりだろ、クソが」みたいに言われたりもするんですけど、楽しくて。自分自身の勉強にもなるし、政治や宗教とか、世界の情勢を、若者やZ世代が知るのは大切なことですよね。私みたいなタレントがそうした番組に呼んでいただければ、みんながニュースを知るきっかけになるとも思うから、もっと出たいなと思っています。グラビアは、プロポーションを維持して待っていますので、どうぞ仕事を依頼してください！という感じ（笑）”と答えきり、集まった記者たちを唸らせていた。

写真集を自己採点するなら“90点です！”と、100点以下でも胸を張ったくりえみ。“最高のチームと最高のものが作れたと思っています。でも今回は、写真集が急に決まって、昨年11月前に撮影、今年2月に出版というスピードで、時間がなくて。欲を言えば、海外ロケをしたかったなあって。今回はすごくいいものができているのでそこに反省はないですけど、また人生の中で写真集を出すタイミングがあるなら、次こそは海外ロケをしたい！と思ってます”と、海外ロケへの心残りが、唯一の滅点対象とのことだった。

くりえみコメント

ーー今回の写真集に込めた想いは？

くりえみ：
昨年、事務所を移籍して初写真集となるのと、メディアで“起業家”と言わせていただくようになってからも初の写真集なので、“くりえみ第2章”として、記念すべき作品にしたいと思い、挑ませていただきました。

ーー撮影を終えての感想、印象的なカットは？

くりえみ：
大好きなカメラマンの中村和孝さんに撮影していただけたことがまずは心の底から光栄で嬉しかったです。男性だけではなく女性にも見てもらいたい、という気持ちがあったので、女性も好みそうなカットも増やし完成が楽しみでした。印象的なカットとしては、白の水着にピンクのもこもこカーディガンを着ているカットなのですが（これは女性が好きそう！と個人的には思っていて）、新鮮な気持ちで撮影に臨めました。

ーーこの写真集をどのように見てもらいたいか、どんな人に届けたいですか？

くりえみ：
常に変化をし続けて、新しい概念（革命）を作り続けるくりえみの第2章として、楽しんで見てもらいたいです。何かに挑戦しようとしていてなかなか勇気が出ない人や、今後の選択に迷っている方の後押しができる1冊になったらいいなと、そんな風に思ってます！