Peel the Apple［ニューイヤーだよ！六本木アイドルフェスティバル ライブレポート］多幸感あふれる空間を生み出したキュートでエネルギッシュなステージ「最後まで一緒に踊って、盛り上がっていきましょ！」

“ぴるあぽと一緒にブチ上がっていきましょう！　「勇敢JUMP」！！”

SEに合わせて登場した可憐な7人が輪を作るように各自の持ち場につくと、佐野心音の威勢よいタイトルコールに乗せ、応援団風の手振りで始まった「勇敢JUMP」。

会場に集まったオーディエンスにエールを送るように、自分たちを鼓舞するかのようにリズミカルなパフォーマンスを魅せる応援ソング。佐野が太い声でしっかりと歌い上げ、春海りお、小田垣有咲がキュートに切り込んでいくテンポのよい展開、そして山崎玲奈の溢れ出る躍動感が、観る者の心を踊らせる。

続く「冬色センチメンタル」では、切なげなメロディをちょっぴりセンチな表情の歌声でしっとりと歌い上げ、7人はエレガントなステージングで観客を惹き込んでいく。そのまま秀麗なピアノの旋律でスタートした「夏、恋はじめます」。先ほどの冬色に染まったステージとは打って変わって、少し早い迸る夏色の到来。清らかさと溢れ出るエネルギッシュさが交差しながら歌い踊る7人。スッと耳に入ってくる松村美月、純粋で素直に聴かせる浅原凜の歌声が優しく響く。そして、クールな表情を見せていた黒嵜菜々子の唐突の告白、《彼女にしてください！》のキメ台詞が、場内すべての人の心を撃ち抜いた。

“みなさん、これが最後の曲になります！　最後まで一緒に踊って、盛り上がっていきましょ！”

ラストはコミカルな曲調と軽快なリズム、キャッチーなメロディと巧みな言葉遊びが絡み合う「なんてこった！」。テンポよくキレのよいパフォーマンスに誘われるように、会場は一体となり、キュートでエネルギッシュにPeel the Appleはステージを終えた。

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