かすみ草とステラ[ライブレポート]ファンへの感謝と夢を追い続ける力強い意志を示したワンマンライブ「この場所がすっごい大好きだなって今日も改めて思いました」

かすみ草とステラ[ライブレポート]ファンへの感謝と夢を追い続ける力強い意志を示したワンマンライブ「この場所がすっごい大好きだなって今日も改めて思いました」

かすみ草とステラ[ライブレポート]ファンへの感謝と夢を追い続ける力強い意志を示したワンマンライブ「この場所がすっごい大好きだなって今日も改めて思いました」

かすみ草とステラが、1月9日(祝・月)に川崎・CLUB CITTA'にて<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>を開催した。

撮影:真島洸
取材・文:長澤智典

かすみ草とステラ<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>川崎・CLUB CITTA'(2023年1月9日)

これまでにも彼女たちは、ワンマン公演ごとに、さまざまなストーリーを1本のライブの中へ組み込んできた。今回、6人が題材に据えたのが“なりたい自分と、なれない自分。”。彼女たちは、そこへどんな想いや願いを込めたのか……。

舞台の前面を覆った巨大な白い幕。投影したメンバー紹介の映像に続き、「想う日に咲く花」の音色に乗せて真っ白な幕に6人のシルエット姿が次々と映し出された。“届きますように”の声を合図に、"なりたい自分"への憧れを胸に、「はじめて君とみた空は青かった」から物語の幕を開けた。舞台の上の6人は笑顔だ。フロア中の人たちへ心ときめく想いを届けるように、優しい笑みを浮かべていた。

夢や希望へ真っ直ぐに向き合える。それこそが青春。眩しい光を放つように、彼女たちは「大青春はじめます!」を晴れた気持ちで歌っていた。煌めく6人の姿にあわせ、フロア中の人たちも同じ動きをしながらはしゃぎだす。《煌めけよ、青春》という歌詞ではないが、いつしかこの会場にいるみんなが、夏を舞台にした青春物語を彩る大切な仲間になっていた。グラスへサイダーを注ぐ音が心地いい。かすみ草とステラが連れだした夏の物語は「夏色微炭酸」へ。夏という景色が連れてくる、無性にドキドキした気持ち。無条件に夢を信じてみたくなる。そんな胸が高鳴る想いを、シュワッと弾けたサイダーの泡のように弾ける姿を通して見せていた。

夢や恋を胸の中で膨らませているときの乙女は、本当に眩しく輝いている。彼女たちは「春風」に乗せ、はしゃがずにいれない胸のときめきを、舞い踊る花びらのような姿にして見せてくれた。胸の内に抱いたこの想い、もっともっと未来へ向かって舞い上がれ。未完成なボクを、なりたい自分の姿に染めあげてくれ。まさに、そんな気分だ。キュートな振りを見せ、6人は「チョコとミント」を歌いながら、愛しい人へ向けての思いをさりげなく、でも大胆な言葉を通して伝えてきた。恋に揺れる乙女の心模様を、彼女たちはフワフワ跳ねる姿を通して見せていた。舞台の上で無邪気に弾ける6人は、恋心に惹かれて天から舞い降りた天使たちのよう。メンバー同士が互いの両手を繋げて大きなハートを3つ描いた姿も、とても愛らしい。夢や恋にドキドキを覚え、そこへ夢中になれる。その気持ちが続く限り、僕らはずっと眩しい青春という景色の中で、キラキラした夢を見ていける。そう、いつまでも“なりたい自分”の姿を追いかけようと、6人は甘い歌声を響かせ、「改札口までの青春」を無邪気な表情で歌っていた。

かすみ草とステラ<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>川崎・CLUB CITTA'(2023年1月9日)
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かすみ草とステラ<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>川崎・CLUB CITTA'(2023年1月9日)

背景のスクリーンに映し出されたのは、“なりたい自分”について語るメンバー1人ひとりの姿。その言葉を受け、舞台に立ったメンバーが、“なりたいけど、なれない自分”の本心を語りだす。先陣を切ったのが、小柴美羽。彼女は、本当は弱くて不器用な“本当の自分”の気持ちを、目の前にいる人たちへ向けて本音で語っていた。みんなが求めているのは、キラキラとした私。弱い自分は求められていない。そんな心のギャップを小柴美羽は言葉にしていた。

鈴森はるなも、アイドルとしての理想の自分を求めるあまりに、本心を隠し、無理をしてしまう。だからこそ、活動する中で生まれるギャップを言葉にしてきた。そんな心のカタルシスを示すように、6人は、内に秘めた痛い叫びを「カタルシスダンス」に乗せ、思いきり吐きだしていた。

次に告白のバトンを受け取ったのが、吉川実紅。みんなの支えがあって自分は輝ける。自らが存在する意味を自分自身へ問いかけるように、彼女は自信のない自分の素顔を涙声で語っていた。

比賀ハルも、とても明るい表情で、太陽のような存在として輝く自分を映像の中でアピールしていた。でも本当の自分は、困難を避けるように殻の中へ閉じ籠もり、自分を大切に守り続けてきた。そんな踏みだせない自分の心の弱さを、彼女は言葉にして伝えていた。

2人の告白を受けて歌ったのが「アリス」。どちらが本当の自分なのかと、鏡に映った自分へ問いかけるにように6人は歌っていた。

次の告白のバトンを手にしたのが、渡辺萌菜。スクリーンの中の彼女は、明るい表情で、ファンたちへアイドルでいられることへの感謝の思いを述べていく。が、目の前の彼女は、まわりが求めている優等生の自分に、どこか窮屈さを感じていることを。個性を活かすために道を外すべきなのに、できない怖さと自分の臆病な姿を語っていた。

最後に登場した有岡ちひろは、アイドルでいることへの感謝の想いを述べつつも、本心では、成長し大人になれない自分に戸惑いを覚えていることを伝えてきた。好きを貫きたいだけなのに、まわりと比べることで劣等感にさいなまれる。だからこそ、自分をさらけだす勇気と覚悟がほしいと涙声で語っていた。

どれが本当の自分なのか。その姿は、素顔の自分なのか。それとも、仮面をかぶり本心を隠した自分なのか……。かすみ草とステラは「ペルソナ」を通し、裏腹な心模様や建前と本音に揺れる乙女心を、少しでも“なりたい姿”へ変えようと、少し歪んだ笑顔を浮かべ、力いっぱい歌っていた。

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“なりたい自分”と、“なれない自分”。認めたくないけど、認めないと前に進めない自分。6人は、青春という輝きを失わないように「青より青く」を力いっぱい歌っていた。気持ちを前へ前へと押し上げる彼女たちの姿へ、フロア中から熱いクラップが飛び交う。青春は、傷つくからこそ青く輝ける。6人はその眩しさを知っているし、輝きを覆い尽くす夜も知っている。だからこそ、彼女たちは言葉では伝えきれない想いを、青い言葉に乗せて力強く伝えていた。

“でも……でも……”“私はみんなの希望でい続けるんだ”“みんながいてくれるから私は前を向ける”“私のアイドルの人生はみんながいてくれるから迷いなく決断できる”“なりたい自分と、なれない自分”“どっちもなくてはならない大切なもの”。未完成な自分たちを、ここからもっともっと輝かせようと、彼女たちは、 力強く思いを述べていた。

後半、6人は「ボトルメール」を歌いながら、これからも、私たちはここから声を上げ続けるからと伝えてきた。互いの関係をしっかり繋ぎ合おうと、歌声の手紙を届けてくれた。「クローバーに纏わるいくつかの出来事」を歌い出した途端、フロア中にクローバー(緑)に色の光の花が無数に咲けば、6人の歌声の風を受け、高く、大きく揺れていた。飛び跳ね歌う6人の姿にあわせ、フロア中の人たちも身体を大きく揺らし、この空間に幸せの緑の花が咲き誇る景色を一緒に作り出す。続く、華やかなダンスチューンの「Dear Jasmine」でも、はしゃぐように舞い踊る姿や大きく手を振る6人の動きにあわせ、フロア中の人たちが大きく手を揺らしていた。

かすみ草とステラ<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>川崎・CLUB CITTA'(2023年1月9日)
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かすみ草とステラ<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>川崎・CLUB CITTA'(2023年1月9日)

彼女たちは、今回の物語について、1人ひとりがアイドルとして生きる中で感じている理想と現実を告白するように言葉にしていた。支えてくれるファンという仲間がいるから、自分たちがアイドルとして輝けていることを伝えてきた。“今の私たちは、みんながいてくれるから、なれない自分、なりたい自分も受け止めて、自分らしくアイドルとしていられてるよ”“6+FAN、今ここにいるみんながいてやっとかすみ草とステラになれる”と語っていた。

最後に6人は、大切な仲間たちと一緒に、夢追いかける青春を終わることなく続けようと「正夢の少女」を歌唱。6人は、これからも描いた夢をずっと追いかけ続けると力強く誓っていた。たとえそこにどんな困難が待ち受けていようとも、1つひとつ乗り越えるたびに心を強くしながら、果てることのない青春(夢)という旅を一緒に追いかけ続けようと声をかけてくれた。

かすみ草とステラ<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>川崎・CLUB CITTA'(2023年1月9日)
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かすみ草とステラ<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>川崎・CLUB CITTA'(2023年1月9日)

アンコールで6人は、この場で輝くことをみんなと一緒に謳歌しようと、1人ひとりが煌めく眩しい花となり、「君と週末の秘密基地」と「咲き誇れ!わたし、」を歌い
ながら舞台の上で咲き誇っていた。

ここでファンへいくつかの重大発表として、1月からラジオ日本『60TRY部』での毎週コーナー「かすてらお届け便」が決定、2月12日(日)浅草公会堂での<かすみ草とステラ、バレンタインワンマンライブ>、3月から関東ツアー開催決定、そして4月24日(月)、25日(火)にはZepp Shinjuku(TOKYO)での2daysワンマンの開催決定を告知した。

ここで、メンバーが言葉を述べてくれた。

吉川実紅:
こうやってかすみ草とステラでいられるのも、みなさん1人ひとりのおかげです。みんながいてくれることがすごく嬉しいです。これからもみんなと一緒に進んでいきたいです。

鈴森はるな:
ステージに立って、みんなの手やサイリウムがいっぱい見えた時に、アイドルでよかったなと本当に思ったし、もっともっとおっきい会場を埋めたいなと改めて思うことができました。これからもずっとかすみ草とステラについて来てくれたら嬉しいです。

比賀ハル:
かすみ草とステラのことを観ようと思って足を運んでくださる方が目の前にこんなにたくさんいることが、本当に幸せです。みんなの想いが詰まっているこのステージから、また未来のお話をすることができて、本当にここにいられることが幸せです。

小柴美羽:
「咲き誇れ!わたし、」を歌っていた時にすごく感じたのが、みんなが一緒に踊ってくれて、みんな楽しそうにしてくれていること。私たちも、みんなと同じ楽しい時間を共有できていることを本当に嬉しく思います。もっともっといろんな影響を与えていけるようにたくさん頑張るので、これからもついてきてください。

有岡ちひろ:
みんなでやりたいと言ってた夢がどんどん実現していくのもみんなのおかげだし、Zeppでワンマンをやるからにはしっかり埋めたい。ここにいるみんな1人も逃さず、さらに多くの人を巻き込んで、どんどん大きくなっていきたいので、これからもついてきてください。

渡辺萌菜:
活動している中で、やっぱりなれなくて“あー”と思う時があるんだけど。それですごく迷った時に、逃げ出そうとした時に、真っ先に浮かぶのがみんなのことです。ホントに、みんな1人ひとりに会えることが本当に嬉しくて。やっぱし、この場所がすっごい大好きだなって今日も改めて思いました。この規模が二乗三乗っておっきくなっていっても、みんな1人ひとりへの大好きな感情は変わらないので、これからもついてきてください。

軽やかに舞いように歌い踊る姿も、風に揺れるかすみ草のようで美しい。最後に、この日の想いをすべてこの曲へ込めるように、かすみ草とステラは「かすみ草の手紙」を温かい歌声で歌唱。みんなと誓いあった、ともに夢を追いかける仲間として進み続ける意思を、6人は次の舞台へ繋げていった。

かすみ草とステラ<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>川崎・CLUB CITTA'(2023年1月9日)
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かすみ草とステラ<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>川崎・CLUB CITTA'(2023年1月9日)

<かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。〜私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。〜」>

2023年1月9日(祝・月)
川崎・CLUB CITTA'

「はじめて君とみた空は青かった」
「大青春はじめます!」
「夏色微炭酸」
「春風」
「チョコとミント」
「改札口までの青春」
「カタルシスダンス」
「アリス」
「ペルソナ」
「青より青く」
「ボトルメール」
「クローバーに纏わるいくつかの出来事」
「Dear Jasmine」
「正夢の少女」

アンコール
「君と週末の秘密基地」
「咲き誇れ!わたし、」
「かすみ草の手紙」

かすみ草とステラ 4月24日(月)、25日(火)Zepp Shinjuku(TOKYO)2daysワンマン
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かすみ草とステラ 4月24日(月)、25日(火)Zepp Shinjuku(TOKYO)2daysワンマン
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