透色ドロップ［ライブレポート］多幸感が溢れた聖なる夜のステージ「みんなを“クリスマス大好きな人”にして帰したいと思います！」

＜すきいろクリスマス＞は、今年で3回目の実施。今回初めて生配信も行なわれ、世界中から聖なる夜をともに楽しんだ。

街のイルミネーションに佇む姿や、クリスマス衣装でパーティの準備をするオープニングVTRが流れ出していよいよ開演。VTRと同じクリスマスの新衣装で登場し、「きみは六等星」からスタート。「恋の予感！？」「ぐるぐるカタツムリ」と恋愛ソングを続けて披露した。

クリスマス新衣装は、真っ赤でキラキラのラメが反射で輝くワンピース＆サンタ帽。メンバーも目元にはキラッと光るラメやシールを付けている。新衣装のお気に入りポイントを紹介して盛り上がり、瀬川奏音は“今日はみんなを「クリスマス大好きな人」にして帰したいと思います！”、梅野心春は“加入する前から楽しみにしていたイベントなので、一緒に盛り上がっていきましょう！”と待ちに待った今日を迎えて一言ずつ想いを伝えていった。

“ここでしか観れないから、いっぱい目に焼きつけて帰ってください！”と次のブロックへ。未来へもがく姿をリアルに歌った「りちりち」、新境地を開いた最新曲「僕らの轍」、“透色ヒストリー”に欠かせない重要曲「アンサー」の3曲でグループの存在意義を改めて誓った。

ここでオープニング映像の撮影裏話コーナーへ。パーティのシーンでは“こぼさなそうな人”から選ばれた瀬川がケーキを運ぶ役に抜擢。イルミネーションでの撮影では、梅野は人がいる場所での撮影が初めてで恥ずかしかったそう。天川美空はパーティのシーンに登場したおもちゃの電車に付けられたカメラに驚き、橘花みなみもいい場面だったと回想した。次に、“サンタに頼むなら何が欲しい？”という質問に、佐倉なぎは“ゲームセンターにあるマリオカート”、橘花は“私はあげる側になりたい”とプレゼントしたいものを各メンバーに伝え、そして天川は“お腹いっぱいになりたくないから胃が欲しい”という斜め上の願いで会場を騒つかせ、もし叶ったらアイスを食べたいというアイドルらしい答えに会場中がほっこりした。

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個性炸裂トークのあとは再び楽曲披露へ。「やさしさのバトン」「君が描く未来予想図に僕が居なくても」、初リアレンジされた「ユラリソラ Xmas ver」と定番曲を連続して届け、透色ドロップからの惜しみないプレゼントが続いていく。

サンタの存在についてどう認識しているかというトークでは、“サンタさんはいます”“ガチ中1まで”“そういう教育受けてない”という回答の後、“それは親をサンタさんと認識する前？”と、それまで空気を読みながら答えていた本質の部分を破った直球の質問に会場は大爆笑。誰がどの回答だったのかはぜひアーカイブ配信で確認してみてほしい。“サンタに頼むなら何が欲しい？”という質問の続きでは、見並里穂が“抽象的なものは「透明感」、現実的なものは缶バッチを作るおもちゃ”、瀬川は“猫との奇跡的な出会い”、花咲は“自動車の免許と車”と親近感を湧かせた。

特別な夜も終盤に突入。「桃郷事変」で攻め、「君色クラゲ」で表情豊かに揺れ、「だけど夏なんて嫌いで」で今年の夏を振り返り、リアレンジ初披露の「夜明けカンパネラ Xmas ver」では会場全体でジャンプ。興奮と熱気の中、＜すきいろクリスマス2022＞の締めは「ネバーランドじゃない Xmas ver」。“これが最後の曲です！　今日イチ盛り上がってください！”という言葉に観客はクラップと振りコピで全力で応え、一体感に包まれて終了した。1年に1度の特別なプレゼントを最後まで笑顔で届けた。

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メンバーが名残惜しそうに手を振りながらステージから降りたあと、モニターには“ファンのみなさまへご協力のお願い”というタイトルが。“これから始まる映像をお手持ちのスマホで動画撮影をお願いいします”“撮影した動画はSNSで拡散のご協力をよろしくお願いします”と続き、3秒前からのカウントのあとに2023年3月18日（土）に新宿BLAZEにてフルキャパシティでの単独公演を開催することを発表。2020年6月18日（木）にコロナ禍でデビューし、さまざまな制限の中で活動してきた透色ドロップの新たな挑戦が始まった。

なお、生配信された動画は、現在アーカイブ配信中。