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黒木ひかり[イベントレポート]独特な役作りを明かす「Amazonみたいなイメージでいました」映画『近江商人、走る!』完成披露上映会にて

映画『近江商人、走る!』が、本日12月8日(木)に完成披露上映会を開催。同イベントには、上村侑、黒木ひかり、田野優花、村田秀亮(とろサーモン)、筧利夫、三野龍一監督が登壇した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

<映画『近江商人、走る!』完成披露上映会>(2022年12月8日)

同イベントでは、村田秀亮がMCを担当。主人公・銀次に商いを教える薬売りの喜平役といったキーパーソンを演じた村田は劇中さながらの旅装束で登場。そんな村田の呼び込みで、役をイメージした和装姿で上村侑、黒木ひかり、田野優花、筧利夫、そして三野監督が登場すると、会場は感嘆交じりの拍手に包まれた。

登場するや否や、“久しぶりですね~”とキャスト同士で世間話が始まるほど、仲睦まじい雰囲気でイベントがスタート。大津の米問屋大善屋で丁稚奉公し、持ち前の商いの才でピンチに立ち向かう主人公・銀次役を演じた上村は“本日は短い間ですが……あ、僕だけカツラ忘れたわけではないですよ! ぜひ、楽しんでいただけたら”と茶目っ気たっぷりに挨拶。

大善屋の娘・楓役を演じた黒木は“撮影当時、まだ高校生でしたが、無事卒業させていただきました!”と声を弾ませて報告すると、会場から歓喜の拍手が発生。

お茶屋の看板娘のお仙役を演じた田野も“これから観られる方に、ちょっとでも楽しめる要素をみなさんとお話できたら”と笑顔で挨拶した。

米問屋大善屋の主人・伊左衛門役を演じた筧は“撮影から日が経っているから、今日はまっさらな気持ちで参りました!”とハツラツに宣言。“そして恐らくこれ(本作)が渡辺裕之さんの最新作。どうかカッコいい姿を目に焼き付けてください!”と大声量で観客に呼びかけた。これには思わず村田も“まるで若手のような”とツッコんだ。

三野監督は“何も決まっていないところから積み上げて形になった。みなさん本当にありがとう”と完成披露を迎えられた心境を語った。

撮影当時、18歳と現場で最年少だった上村は撮影時を振り返り、“みなさんに甘えながら演じさせていただきました。銀次はリアクションが多かったので、みなさんがいなければ成立しなかった、感謝しています。みなさんがいてこそ(の銀次)だった”と感謝を述べた。

昨年約5年間通った高校を卒業した黒木は撮影当時、まだ高校生。近江商人のことは“まず読み方がわからなかった”そうだが、マネージャーから“今で言えばAmazonみたいな感じだよ”とアドバイスされたことを回顧。“「あー! なるほどー! それはすごいな!」と思い、撮影中もそのイメージでいました”と、黒木らしい役作りをしていたことを明かした。

AKB48卒業後、俳優として活躍の場を広げている田野は時代劇の出演が夢だったそう。念願が叶ったことを“こんな早くに時代劇に出演できる絵が浮かばなかったです。20代前半で叶って嬉しい! そのためにピアスを開けないで我慢していたから、実って嬉しい!”と声を弾ませて喜んだ。さらに、“年齢を重ねるごとに時代劇は(演技の)幅が広がる気がする”と今後も時代劇への出演に胸を膨らませた。

MCの村田が筧にトークを振ろうとすると、突然、“私は(トーク中の)フラッシュOKですよ!”とマスコミ陣に向かって前進。カメラマンたちと1mにも満たない距離まで近づき、すっかり会場の空気は筧ワールドに染まる一幕も。改めて本作の見どころを聞かれた筧は“やっぱり田野ちゃんのダンスシーン!”と即答。これには田野も“えー!? やったー! 嬉しい!”とハイテンションに。加えて筧は、三野監督の前作『鬼が笑う』で主人公を演じた半田周平の出演したシーンも絶賛。“半田くんのシーンが1番いい! 100%ピントが合ってる!”と褒めちぎると、隣にいた村田のことも“あと、もちろん君もだよ!”と取って付けたかのように称賛。“どこら辺が? 何点でした?”と思わず村田がたずねると、“95点!”と適当な採点で笑いを誘った。

さらに筧節は止まらず、“とにかくエンタテインメント! ダンスあり、お色気あり!”と同作の魅力を語ると、“なんてったって、この映画は100万人目指す予定の映画なんですから!……ね!”と観客に熱弁。あまりの圧に一瞬の間ができてしまったものの、すぐに会場からは笑いが起きた。

11月にエストニアで開催された<タリン・ブラックナイト映画祭>の話になると筧が、“このスクリーンの4倍のサイズで、満員だったんでしょ?”と監督に話を振り、三野監督が“うーん……6倍くらいかな?”と回答。すると筧と村田が“みなさんちゃんと書いてくださいね!”と記者たちにアピール。思わず上村もベテランたちの場の回しっぷりに“すごいな圧が……”と圧倒されていた。

ここで、スケジュールの都合でイベントに登壇できなかった藤岡弘、が演じた、大津藩・藩主の殿から上村たちにサプライズプレゼント。“舞台挨拶をおめでたいものにしたい”という願いを込めた「殿の褒美の法被」が全員に贈られた。オレンジ色の煌びやかな法被に田野も思わず“可愛い!”とリアクション。法被とともに巻物も添えられており、そこには大きく“三方よし”の文字が。劇中でも出てくるこの言葉は近江商人の心得であり、“売り手よし、買い手よし、世間よし”と“社会に貢献できてこそよい商売と言える”という考えが込められており、殿からの粋な計らいに、キャスト一同満面の笑みを見せた。

最後に、これから映画を観るファンに向けて、上村は“時代劇とは名ばかりの、爽快なエンタテインメントになっている。気楽な気持ちで観ていただけたら。楽しんでください!”、三野監督は“僕もビジネスのことはよくわからない。でも、そういったお客さんがたくさんいると思う。ビジネス的なことの入口になれるよう、エンタメ性をバランスよく入れた。老若男女楽しんでいただける作品になったかと思いますので、広がっていけば嬉しいです”と締めて、イベントは幕を閉じた。

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