鞘師里保[ライブレポート]圧巻のパフォーマンスを見せつける2ndツアー開幕! 「今日この日を心待ちにしていました」
鞘師里保[ライブレポート]圧巻のパフォーマンスを見せつける2ndツアー開幕! 「今日この日を心待ちにしていました」
鞘師里保が、11月21日(月)にZeep Haneda(TOKYO)にて全国6都市ツアー<RIHO SAYASHI 2nd LIVE TOUR 2022 UNISON>初日公演を開催した。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。
DJ UPPERCUTによる「MO SICK」が終わると照明が暗転し、浮かび上がる1人のシルエット。《Merging Merging キミと没入したら自由になれたね》と会場に響いたのは、歌うことへの覚悟が込められた、まるで宣言のような力強い歌声。“過去の自分と融合して、さらに動いていく”という3rd EP『UNISON』のコンセプトに最も直結している「MERGE」から2ndツアーは幕を開けた。
骨太な重低音とともにスタートした2曲目「WE THE ONES」。起伏に富んだ展開に加え、英語詞と日本語詞を縦横無尽に行き来。さらにドラムンベースのサビに乗った一糸乱れぬダンス。早くも疾走感が最高潮となり、初披露ながらもクラップする振り付けでは、会場全体が一体となる。初日とは思えない客席のノリに応えるように鞘師のボルテージも上がっていく。冒頭から披露した新曲2曲の熱量から、鞘師のこの公演にかける熱量がダイレクトに感じられた。
ツアー初日、MCの第一声に、緊張しながらも喜びを隠しきれない笑顔とともに“今日この日を心待ちにしていました。会えて嬉しいです!”と、その声が会場中に響き渡ると、ツアーの始まりを心待ちにしていた観客からは温かい拍手が送られる。会場をじっくり見渡しながら“誰のことも置いていきませんので、しっかりついて来てください”とさらに嬉しそうにコメント。
続く「Take a Breath」「Melt」では、以前のツアーにも増して成⻑した歌唱力に加えて、華麗なステップからのカーテンを使った緩急豊かなセクシーな演出で魅せる。その後、鞘師自身初披露となるヘッドセットマイクでのパフォーマンスへ。“両手を使えるといつもの150倍の体力が必要になっちゃうので大変。大丈夫でしたか?”とオーディエンスのリアクションを気にするが、歌唱力もパフォーマンスもこれまでのレベルより遥かに上がり、会場をさらに魅了する。
一転して静寂に包まれたステージで、力強いアカペラから始まる「LAZER」を歌唱。鞘師が初めて振り付けに挑戦した同曲は、当時“踊るのと生み出すのは全然違って大変だった”と語っていたことが嘘のように、照明、ダンス、歌声すべてが一体となって会場が“鞘師里保”という多幸感に包まれていた。いつも等身大の自分にフィットするように楽曲を制作してきたが、その中でも3rdEP『UNISON』は、ようやく過去と現在の自分がユニゾンでき、自分を信頼して作ることができた1枚だと話した。
アンコールでは、終始名残惜しさを残しながら笑顔で歌う鞘師。客席に向かって“踊りますよー!”のかけ声でオーディエンスが一⻫に真っ赤なペンライトを振り出し、全員が笑顔で初日の終演を迎えた。
また、<RIHO SAYASHI 2nd LIVE TOUR 2022 UNISON>の千秋楽公演(12月29日(木)18:00〜)の生配信が決定した。
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