【連載】RaMuのムビずきゅ！第16回：ちょっと思い出しただけ「私やったことあるわぁ、、、ってちょっと思い出しました」【連載】RaMuのムビずきゅ！第16回：ちょっと思い出しただけ

喧嘩内容がリアルったらありゃしない

伊藤沙莉さんと池松壮亮さんの自然な演技がリアルすぎて、映画ってことを忘れ、完全に私は“葉ちゃん”になって観ちゃいました。

この2人は別れているとわかるシーンから始まる映画なので、仲睦まじいシーンでふと“でも、この2人は別れているんだよな”と胸が苦しくなる。観れば観るほど胸が締め付けられ、2人が別れない道もあったんだろうな。とか、いろいろ考えちゃう。

私がけっこう“キた”のは車内の喧嘩場面。1発で“あ、この2人もうすれ違い始めてる”とわかるのですが、喧嘩内容がリアルったらありゃしない。

ダンサーをしていた照生が足を負傷し精神的に参っているところに葉が発する“なんでもっと頼ってくれないの”という言葉、照生の気持ちも葉の気持ちもわかるからめちゃくちゃツラい。そして2人で食べようと思っていたケーキを渡して車を発進させ“追いかけてこないのかよ”と吐くシーン、うわぁ、、、私やったことあるわぁ、、、ってちょっと思い出しました。

一言では表せないほど、もどかしくて苦くて甘かった想い出たち、なんて気持ちにさせてくれる映画なんだよ！！！

私は今後、ふとした瞬間にこの映画を“ちょっと思い出して”しまうんだろうなぁ。

それじゃあ、また次回！　じゃあの〜！

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