MyDearDarlin’ 咲真ゆか、東條ゆりあ［インタビュー］中野サンプラザを控え振り返る自身の成長とアイドルとしての喜び「ここが1番頑張れる場所だなって。それぐらいグループに愛があります」MyDearDarlin’ 咲真ゆか、東條ゆりあインタビュー

マジでキツかったです。緊張しました（咲真）

――聞くところによると、ダンスの審査も難しかったそうですが。

咲真：
めっちゃ難しかった！　TWICEさんの曲を、振付師さんが作った振り付けで踊るという課題だったんですけど、その場で振りを教えてもらって4人ずつぐらいのグループに分かれて発表したんです。大きいスタジオでみんな同時に教えてもらってね。

東條：
そう。そんなことやるなんて思ってもいなかったから普通に焦った！　振り覚えるのがめちゃ遅かったんで、ヤバいヤバいヤバい！！！ってなってましたもん。そのダンス審査が終わって、1番に“あ、これは受からないわ”って思ったぐらい。途中で振りとか飛ばしちゃって。

咲真：
ちゃんと踊れる子と覚えられてない子との差がすごかったよね。棒立ちレベルで、立ったまま動けない子もいて。しかも1番キツかったのが、FES☆TIVEさんの青葉（ひなり）さんと土光（瑠璃子）さんが目の前にいて、審査員じゃないけど一緒に見る、みたいな。書類に目を通しつつ、ふんふんみたいな感じで見てて、マジでキツかったです。緊張しました。

――それは確かにキツい……。でも、ダンス経験者じゃなくてもオーディションってなんとかなりそうですか？

東條：
それはもう全然大丈夫！　わからない人は、先生にすごい優しく教えてもらってましたもん。

――オーディションのために、特に頑張ったこととかはありましたか？

東條：
オーディションが決まってから、歌唱審査の日まで2週間ぐらい毎日カラオケに行ってました。マジで歌が苦手だったんですよ。だから、歌唱審査で歌う曲をひたすら毎日歌ってました。録音して、それを聴いてって。めちゃ声がデカいから、家で歌ってるとママにうるさいって言われるし（笑）。

咲真：
私も同じ感じです。バイト先がコンセプトカフェのような店で、そこにステージがあったから、プチライブみたいな感じでこっそりFES☆TIVEさんの「Landmark」や「シダレヤナギ」を歌って踊ったりしてました。お店のお客さんにはFES☆TIVEさんが好きって公表してたので、オーディションのことは黙って、1人で練習がてら勝手にカバーして、“どうやった？”って聞いたり。お店には、FES☆TIVEさんのことが好きでよくライブに行ってるお客さんもいたので、アドバイスをもらったりしてました。

東條：
その時に来てくれてた人、まだおる？

咲真：
おるおる！　そのバイトは大学1、2年からやってたから、5年ぐらい知ってくれてる人とか。お披露目ライブは大号泣でした。

――その方たちからしたら、念願の……！っていう感じですもんね。東條さんは、このオーディションがダメだったらアイドルは諦めるという強い意志のもとで臨んだんですよね？

東條：
はい。親はアイドル反対派で看護師になれって言っていたので、これがダメだったらそっちの道に行くんだろうなって思ってました。落ちたくなかったから、めちゃ頑張りましたけど。

――咲真さんはオーディションを受けることに迷いはなかったですか？

咲真：
そりゃあ、ありました。就職が決まってたからどっちに行こうって。親には最終審査まで黙ってたんですけど、決まってた内定先が東京やったんで、オーディションのために東京に行ってもバレないんですよ。えらい東京行くなぁって思われてただろうけど（笑）。親には受かってから初めて言いました。どうしてもアイドルがしたいから、就職をやめたいって。最初は“ハァ？　何言ってんのかようわからん”って言われたんですけど、説得しました。ママは意外とすぐに“好きなことすれば”って言ってくれて、パパの説得はママが頑張ってくれたんだと思います。内定が決まっていた会社には、本社まで行って事情を説明しました。

東條：
えらい！　親の説得はうちは逆。パパがいいよ派で、ママは頑なにダメ派で、何ヵ月もかけて説得しました。過去に1回アイドルをやって、その時に楽しいことばかりじゃなかったから、悲しみ苦しんでる姿をママは1番知っていて、“あんなこともあったしダメでしょ”って。マイディアのオーディションを受けた時は17歳ぐらいで、初めて何度も1人で東京に行ったりしていたんですね。それを見て、“そのぐらいあんたも本気なんやね、そんなに1人で頑張っていろいろやってるんやったら頑張りなさいっ”て許してもらえました。今では自分よりファンの人のSNSとかめっちゃ見てるんですよ（笑）。マネージャーになってほしいぐらいすごいもん。“あんたたち、もっとこうしたら？”とか言ってくるんですよ。あんなに反対してたのに、ひとりっ子だし、自分が頑張ってるのをめちゃくちゃ応援してくれてるので、よかったなって思います。

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