Bunny La Crew 岬梨妃果、姫乃美結［インタビュー］福岡上京組が語る東京でアイドルになるメリット「新しい可能性や楽しいことが待ってる」Bunny La Crew 岬梨妃果、姫乃美結インタビュー

それまで配信なんてやったことがなかったから、それはとっても大変でした（姫乃）

――オーディションのために何か頑張ったことなどはありました？

岬：
いつもどおり、何も変えずにオーディションに参加しました。髪の毛を切ったぐらいです（笑）。もともと長くて、最後の合宿審査の直前に切ったんですけど、オーディション中に髪の毛切ったらダメだなと思いつつ、まぁいっかぐらいの軽い気持ちで（笑）。でも、今はボブ派の方が多いから、切って正解だなと思いました。

姫乃：
それ、頑張ったことじゃないじゃん（笑）。私たちが受けたオーディションでは、ライブ配信アプリを使って各自自由に配信するっていう審査があったんですよ。もともと配信はあまり得意じゃなかったんですけど、それを学校終わりにやるっていうのを頑張りました。多い日は1日2、3時間やって、ちょうどオーディションの時期が12月頃だったので、みんなクリスマスも年末も頑張っていましたね。配信では歌も歌うしトークもしたし、しりとりみたいなのを1人でやったりもしてました（笑）。それまで配信なんてやったことがなかったから、それはとっても大変でした。配信期間は1ヵ月ぐらい……？　けっこう長かった気がします。

――配信でフォロワーや視聴者が増えたら、審査に有利になるということなんですか？

姫乃：
有利になるというわけじゃないんですけど、ランキングが出るので1位になった子の方が注目度が上がるというか。どのぐらい頑張れるのかを審査されていたような気がします（笑）。

――今はTikTokなどで個人が気軽に発信している時代ですが、それでも配信審査に抵抗がありました？

姫乃：
抵抗しかなかったです（笑）。“オーディションの一環でやってます”って言ってやってるのに、それで落ちちゃったらって思うじゃないですか。私たちはそれ以前から福岡でアイドルをやっていたので、その分ファンの方たちもいてくださったんですね。その方たちが応援のアイテムを投げてくださっているのに、その上で落ちたら……ってやっぱり考えちゃうので。観てくださる方たちにもランキングで順位が知られちゃうっていうのは、抵抗がありましたね。

――でも、その経験は、今アイドルをやる上でどんなことに役立っていると思います？

姫乃：
配信をやった時に知ってくださった方が今でも応援してくれるので、そこは配信をやっててよかったなって思います。

――そこから無事オーディションに受かったわけですが、2022年6月のデビューまで半年ほどありましたよね。

姫乃：
はい。オーディションから上京するまで2ヵ月ぐらい間があって、私は高校を卒業していなかったので、卒業式から1週間後ぐらいに上京しました。梨妃果はひとり暮らしをする予定だったから、その間に家を決めたりしてたよね。

岬：
最初は寮に入る予定だったんですけど、自分以外の知らない人が毎日同じ空間にいるのはちょっと嫌だなと思って（笑）。

――でも、岬さんは、確か当時まだ高校1年生でしたよね？

岬：
はい。オーディションを受けた時は高校1年でしたけど、高校は辞めてきました。オーディションを見つけた時から、親には“受かったら高校辞めてひとり暮らしする”ってずっと言ってて。ひとり暮らしはダメって言われてたんですけど、お金も借りずに全部1人でやるって言ったらいいよって言われて。バイトもしてたしアイドルもしてたし、そのお金を全部使って。私は1度決めたことは絶対にやらないとダメなタイプなので、親は“やりたいことをやりなさい”って応援してくれました。

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