エビ中［ライブレポート］たくさんの笑顔と希望で彩った中山莉子生誕ソロライブ「22歳の目標は2nd写真集を絶対に出します！」

ライブは、バックスクリーンに映像が流れて開幕。まるで過去に戻り青春の一瞬を切り抜いたかのような視点で撮られた映像は、中山がスイカを食べたり、制服姿に裸足で海に入ったり、電車で揺られたり、さまざまなシーンが映し出される。そんな特別感のある映像にファミリーが夢中になっていると、エビ中のライブではお馴染み「ebiture」のあとに、広末涼子の「MajiでKoiする5秒前」の前奏が流れ、黒ベースの袖の白いフリルがポイントとなっている大人っぽさの中に可愛らしさを残した上品な衣装で中山が登場。笑顔いっぱいに歌い上げた。そのまま齊藤なぎさ（＝LOVE）の「現役アイドルちゅ〜」へ。立て続けの明るい楽曲に、ライブ冒頭から会場は盛り上がりを見せた。

MCに入ると改めて自己紹介をし“みなさん今日を楽しみにしてくれていましたか？　1年ぶりの水色一色サイリュームの景色！　ありがとうございます！”と述べると、会場は盛大な拍手で応えた。

“みなさん最近笑えていますか？　もっとみなさんに笑顔で楽しんでもらえるようにと準備しました。聴いてください”の合図で、バックスクリーンにエビ中メンバーの笑顔溢れる写真が次々と映し出され、森七菜の「スマイル」を笑顔で歌唱。次の「ペコペコリーヌ」では、特技のバトンを取り入れたパフォーマンスを展開した。

歌い終わると、“では、ここからは、恒例の中山莉子の一問一答質問コーナーにいきたいと思います！”と質問コーナーへ。事前に寄せられた質問に中山がその場で答えていくというお決まりのコーナーは、中山らしく、珍回答を連発し、会場は笑い声で賑やかになった。

ステージ上にベンチが登場すると、“今日はゲストが来ています！　ウクレレ演奏者の小林歌穂です！”の掛け声で、メンバーの小林歌穂が登場。中山と小林がベンチに腰を下ろし、小林のウクレレに合わせて、2人で毛皮のマリーズの「愛のテーマ」、スピッツの「チェリー」を優しく歌うと、会場は和やかムードに。“今日は呼んでくださり、ありがとうございました〜！”と小林がステージを去るとミラーボールが会場を照らし、「ナガレボシ」、フジファブリックの「若者のすべて」を普段の元気いっぱいの姿とは一転して大人びた表情でしっとりと届けた。

突然、バックスクリーンに映像が映し出され、“え、何これ？（笑）”と中山が驚く中、彼女と交流が深い人たちからの誕生日メッセージVTRが流れる。VTRが終わると“びっくりした！　嬉しい……。いきなり！　ね！！　本当にありがとうございます！！”とサプライズ演出に感謝を伝えた。

“それでは、ここからぶち上げブロックに参りたいと思います。ミュージックスタート！”のかけ声で、「制服”報連相”ファンク」、「トキメキ的週末論」、「フォーエバー中坊」とアッパーな曲を続けて披露し、“こうやって今年も生誕祭ができること、本当に嬉しく思います！　22歳の目標は2nd写真集を絶対に出します！　22歳の中山もよろしくお願いします！”とステージをあとにした。

アンコールの手拍子が響き渡ると、再びステージに登場した中山は「オメカシ・フィーバー」と「MISSION SURVIVOR」で、彼女らしい明るく楽しいパフォーマンスを見せて、ライブを締めくくった。