Peel the Apple［ライブレポート］赤い新衣装＆野球テーマの新曲を掲げてツアー開幕「ファイナルに向けてパワーアップして帰ってこれるように頑張ります！」＜Peel the Apple 秋もアツいぜ炎の全国ツアー2022＞初日 東京公演ライブレポート

取材＆文：赤木一之

2022年10月から2023年1月にかけて全国16都市を巡る、Peel the Appleの全国ツアー。その初日はOvertureに合わせて赤い照明に赤い新衣装で登場。デビュー最初の表題曲「リンゴの皮をむくな！〜Don’t Peel the Apple〜」で勢いよくスタートした。

ツイート

新衣装についてメンバーは、“今までで1番真っ赤な衣装”“ツアータイトルの炎のようにメラメラしてる”とコメント。続いて、グループが26時のマスカレイドのオーディションに受からなかったファイナリストたちで結成されていることに触れ、浅原凜が“夢を諦めなかったハングリー精神の強い7人組です。この曲を聴いてもっともっとぴるあぽのことを知ってもらいたいです！”と「We are…Hungry 戦士」を曲フリ。すると、会場からは久しぶりのライブ披露に驚きと嬉しさでどよめきが起こる。

ツイート

「We are…Hungry戦士」は、メンバーの特長を歌詞にした自己紹介ソング。ナレーションで各メンバーの名前が呼ばれ、それぞれのパートによって曲調が変わったり、小田垣有咲の《もぐもぐチョップ》のようなフレーズが出てくるのがコミカルで面白い。メンバーも“ライブで1番やっていなかったかも”“（客席から）ざわざわ聞こえた（笑）”と喜んだ。

ツイート

勢いそのまま、初めてのメドレーパートに突入。可愛らしくポップな楽曲「EVERYDAY!」の終盤のクラップの流れで「Metal the Apple」に繋ぐと、スピード感のあるギターサウンドが鳴り響く。メンバーのヘドバンもカッコいい。曲調が変わり、春海りおがセンター曲「なんてこった！」を紹介。“サビは真似しやすい振り付けになっているので一緒に踊ってねー！”と、可愛く煽る。青春感のある「トキメキは止まらない」、最後は「ハピバ！」からハッピーの流れで「Happyyyy Pop！」へ。歌詞の《わたしたちを照らし出す物語》に呼応するように、会場のサイリウムも左右に照らされた。

ツイート

前半は、デビュー曲、自己紹介ソング、グループの可愛らしさとカッコよさの魅力を詰め込んだメドレーをくり広げ、ファンにとってはPeel the Apple復習編、初心者にとっては入門編とも言える、初日を飾るに相応しいセットリストとなった。

MCでは、ツアーでやりたいこととして、浅原は待望の凱旋ライブとなる出身地の静岡で“みんなで『さわやか（ハンバーグ）』を食べたい”、最年少の小田垣は“いっぱいご飯を食べたい！”、黒嵜菜々子は“八ツ橋を食べたい”、佐野心音は“お土産いっぱい買って帰りたいし、出来立てのたこ焼きを食べたい”と、いつの間にかご当地グルメの話に。

ツイート

その途中で、いきなり「ワルキューレの騎行」が流れ、ツアー企画「メンバー対抗！ぴるあぽ全国ツアー炎の16番勝負」がサプライズ発表された。各公演でメンバー同士が勝負をし、1公演ごとに勝敗を集計。16公演を終えて1番負けが多い最下位には“とてつもない罰ゲーム”が課せられる。初日の勝負は、各自ストップウォッチを持って一斉に目を閉じて体内時計で1分を計るというもの。目を閉じていれば妨害OKというルールのもと、佐野が浅原に近付いた際に浅原のストップウォッチが早々に止まってしまうという予期せぬアクシデントがあり、辛くも浅原が最下位となった。

ツイート

ツイート

ツイート

ライブに戻ると、松村美月が“このツアーのタイトルにもあるように、秋もアツいぜということで、みんなでもっともっと盛り上がっていきましょうー！”と盛り上げ、「サニーガール」「夏、恋はじめます」「アオハルスケッチ」と、青春を感じさせる爽やかな夏曲3曲をパフォーマンス。

ツイート

MCを挟んで、新曲「リーリーGo！」を初お披露目。野球用語が散りばめられたアップテンポな曲調で、間奏では山崎玲奈がウグイス嬢役を務めるなどユニークな楽曲だ。続くタオル曲「ブンブンブブブンサマーチューン！」では、佐野が“みんな一緒に回してブチ上がっていくぞー！”と、どんどん煽る。回るタオル。上がるボルテージ。グループの煽り担当であり歌唱力も高いだけあって、煽りも歌声もダンスもキレキレ。「勇敢JUMP！」まで一気に畳み掛けた。

ツイート

ツイート

「リーリーGo！」は、Peel the Appleではお馴染みの星部ショウが作詞＆作曲。野球好きで知られる黒嵜は、“星部ショウさんは知ってるじゃん。菜々子が野球が好きって。菜々子のこと好きなのかな？（笑）”と冗談まじりにデレる。ウグイス嬢役を務めた山崎は“イントネーションが難しくて緊張した”と、安堵の様子を見せた。

ツイート