＜米フェス＞［10/7ライブレポート］鈴木愛理、Bitter&Sweetら多彩なパフォーマンスで魅了！

コロナ禍だったこの2年。2019年はチケット販売を新潟県民に限定し、昨年は冬にアオーレ長岡で実施された＜長岡 米百俵フェス ～花火と食と音楽と～＞だったが、今年は東山ファミリーランドにステージを戻し、屋外での開催が実現。 残念ながら雨となった、この日の長岡だが、昼過ぎから早くも観客たちが並び始め、温かい声援を送った。

MCは加藤諒と、桶屋美圭（NST新潟総合テレビアナウンサー）。加藤は第1回以来、4年ぶりの＜米フェス＞出演となった。

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田崎あさひと長谷川萌美のユニット・Bitter&Sweetがトップバッターを務めた。

「ないものねだり」で幕を開けると、新潟県でCMに起用された「贈りものには愛があるから」を経て。、4月リリースのシングル「ラブストーリーは始まらない（2022） 」へ。ラストは長谷川が“長岡にいる祖父母のことを思いながら作詞しました”という「雪と花火」を熱唱。雨の中、明るい笑顔で観客を魅了した。

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2番手は、アニソンの世界で、知られるようになってきたJUNNA。「海と真珠」「Here」と2曲続けてパワフルに歌い上げる。“4年ぶりの出演なんですが、4年前は17歳でした。今は21歳で、お酒を飲めるようになりました”というJUNNA。3曲目は、ドラマ『個人差あります』の主題歌「曖昧な2人」。「いけないボーダーライン」と「革命のメロディ」、 「コノユビトマレ」と続け、ラストの「風の音さえ聞こえない」まで野外ステージを目一杯使ったステージを披露した。

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『ラブライブ!サンシャイン!!』の黒澤ルビィ役でも知られ、Aqoursとしても活動している声優アーティストの降幡愛。「CITY」、「パープルアイシャドウ」から、小比類巻かほるのカバー「City Hunter～愛よ消えないで～」へと続ける。竹内まりやの名曲「プラスティック・ラブ」のあとは、「愛は心の仕事です」、「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。 」を届けた。誰もが知るヒット曲に、降幡愛のエッセンスで彩るステージとなった。

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4番手は、鈴木愛理。1曲目「IDENTITY」では、ロングトーンで歌唱力の高さを見せつけた。“今日は最高の夜にしましょう、クラップ！”と声をかけ、「Break it down」「rescue」へ。“コロナ禍の毎日でどうしようもなかったことが多いけど、歌を通してパワーを届けたいと思いました”と歌ったのは「Be Brave」。「空は二度燃える」「ハートはお手上げ」「DADDY! DADDY! DO 」を経て、ラストは王道アイドルソング「初恋サイダー」で締めくくった。

ポップで弾むようなパフォーマンスを魅せる声優アーティスト、大橋彩香。自身も声優として出演していたアニメ『魔法少女 俺』のオープニングテーマ「NOISY LOVE POWER☆」で開幕し、「Be My Friend!!!」のあとのMCでは、“もともと食べることが大好きで、お米もお酒も大好きなので、舞台裏はすごいことになってます”と笑顔を見せた。ライブ初披露の「Nobody Knows」を届けると、ラストは＜米フェス＞のキュレーターでもある本間昭光がプロデュースした「START DASH」で自身のステージを締めくくった。

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2022年＜米フェス＞初日のトリは、Little Glee Monster。3人になっても、厚みのある美しいハーモニーは健在。「Hurry Up!!」「青春フォトグラフ」をパフォーマンスしたあとには、雨の中声援を送るファンに“寒い中、最後まで残ってくださってありがとうございます”、“おうちに帰ったらすぐお風呂に入ってくださいね”と声をかけた。「I BELIEVE」「Waves」「いつかこの涙が」と、リトグリワールドを展開。「magic!」「心に空を」を経て、かれんの“ラストスパート、一緒に盛り上がってくれますか？”という言葉で、「SAY!!!〜全力REAL LIFE」を盛り上げ、最後はリトグリといえばこの曲「世界はあなたに笑いかけている」をアクト。大盛り上がりのフィナーレとなった。

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最後はMCが再登場して、長岡花火の打ち上げ。

昨年は延期公演が屋内での開催となったため、花火の打ち上げは行なわれなかったため、2年ぶりの東山での花火の打ち上げとなった。

この日の花火は3プログラム。長岡花火で使われるさまざまな花火玉に加え、色鮮やかな花火を組み合わせて打ち上げる「オープニング　スターマイン　THE 長岡花火」が夜空を飾った。続いて、スターマイン「東山に咲く華」。長岡らしい“大玉”が華やかに、そしてテンポよく打ち上げられた。＜米フェス＞初日の夜、ラストを飾ったのは「米百俵フェスオリジナルスターマイン　輝き」。＜米フェス＞のテーマソング「輝き」を長岡の小学校の子どもたちが歌い、その曲に合わせた花火プログラムだ。今年の歌唱は、昨年の選出校である新潟大学附属長岡小学校の生徒さん。子どもたちの澄んだ歌声と美しい長岡花火で、＜米フェス＞は初日の幕を閉じた。

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文：篠崎美緒　
ステージ写真：須佐写真事務所
花火写真：井上宏明