長濱ねる[インタビュー]NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』出演に対する想いを明かす! 「私の故郷である五島列島が舞台で本当に幸せです」

長濱ねる[インタビュー]NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』出演に対する想いを明かす! 「私の故郷である五島列島が舞台で本当に幸せです」

長濱ねる[インタビュー]NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』出演に対する想いを明かす! 「私の故郷である五島列島が舞台で本当に幸せです」

現在放送中のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』。

本記事では、五島列島に住む若者・山中さくらを演じる長濱ねるのインタビューをお届けする。

山中さくらは、祥子(高畑淳子)が作ったジャムを売る店員で、遠距離恋愛している彼と喫茶店を開くのが夢である。

――『舞いあがれ!』に出演することが決まった時のお気持ちは?

長濱ねる:
朝ドラにいつか出演したいと思い続けていて、夢が叶ったばかりか、私の故郷である五島列島が舞台で本当に幸せです。初出演なので緊張していましたが、馴染みのある場所でリラックスして臨むことができて五島に助けてもらったような気がしました。

――長濱さん演じる山中さくらついての印象(自身との共通点/異なる点など)や、演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点などを教えてください。

長濱ねる:
さくらは、いるだけで周りが明るくなるようなポジティブな女の子。恋人が帰ってくるかわからない中待ち続けながら、島を盛り上げていきます。でも意識的にポジティブでいるような気がします。私が実際に五島で暮らしていた頃の記憶だと、島には旦那さんが漁師をしているご家庭が多かったので、漁に出たら半年間は帰ってこない家もあったりして、やっぱり島の女性たちが、自分の足で生きて島を守るというたくましさがあると感じていました。また五島は人の移り変わりが早くて、出会いと別れがとても多いんです。五島からどんどん人が少なくなり島に残る人もどんどん年を取っていく。そんな中でさくらは自分が率先して島を元気に明るくするぞと思っているんじゃないかな。監督が五島は“再生と癒やしの島”とお話しされていて本当にその通りだと感じています。私も上京してから節目節目で島に帰り、その都度元気をもらいました。さくらは舞ちゃん(主人公・岩倉舞)と親戚というわけでもないですし、同級生でもないんですけど、それでもずっと一緒に楽しく過ごしていて、それが島らしい関係だなと思います。島全体が家族のようで困っていたら手を差し伸べるし、自分が困っていたら誰かに助けてもらうということが当たり前の関係。さくらは大雑把な性格ですが舞ちゃんの手をずんずん引っ張って、舞ちゃんの心をこじ開けてどんどん元気にさせていく。さくらも私自身もそんな島のような存在でありたいと思っています。

――共演者のみなさんの印象はいかがですか?

長濱ねる:
才津祥子役の高畑淳子さんの“五島言葉”が完璧なんです! 私の最初のシーンが、祥子さんの家で祥子さんがジャムを作っているところだったんですが、祥子さんがもう五島の人にしか見えなくて、こういう感じの人、島にいるー!と感激したのを覚えています。浦信吾役の鈴木浩介さんも、いらっしゃるだけで、場が明るくなって本当に島にいるお父さんみたいな感じです。台本読みの段階からすごくもう楽しくて。哀川翔さんと鈴木浩介さんと私でお話する機会があったんですけど、鈴木さんが哀川さんに“釣り行きました?”と聞いていて“この後行くんだよ、何釣れるかな?”という話をしていたのが印象に残っています。

――視聴者へのメッセージをお願いします。

長濱ねる:
このドラマは、東大阪と五島の2つの舞台がありますが、五島編はとにかく明るくエネルギッシュで、視聴者のみなさんも島の中に一緒にいるような、そんな気持ちになってもらえたら嬉しいです。私の自慢のふるさと・五島列島の美しい自然の景色や温かい人々を観て、少しでも癒やされて今日も頑張ろう!と思ってもらえたらこんなに嬉しいことはありません。ぜひ東大阪編と五島編と両方楽しんでもらえたらいいなと思っています。

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