【連載】RaMuのムビずきゅ!第13回:さかなのこ「ああ、がっつり心を奪われてしまった」

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【連載】RaMuのムビずきゅ!第13回:さかなのこ「ああ、がっつり心を奪われてしまった」【連載】RaMuのムビずきゅ!第13回:さかなのこ

2022.09.29

映画が大好きなグラビアタレントYouTuberのRaMuが、今オススメしたい映画を愛情いっぱいに紹介していく本連載。今回は、さかなクンの半生を描いた『さかなのこ』について語る。

やぴ! RaMuずっきゅん!

今回紹介する映画は、

『さかなのこ』。

タコをきっかけにおさかなが大好きになったミー坊。大人や町の不良に愛され、やがて大人になり1人暮らしを始めます。“おさかな博士”を夢見て……。

さかなクンの半生を綴った著書を映画化したそうなのですが、主演がなんと女優ののんさん。おっと、これはどういう視点で観たらいいんだ?と困惑したのですが、上映が始まり、冒頭で“男か女かはどっちでもいい”という文字が。

なるほど、と自分の中にその言葉を落とし込んで鑑賞。

見終わったころには、その言葉が私の中の座右の銘になったほど、大切な言葉へと変化しました。


まず主役のおさかなが大好きな“ミー坊”。家族、先生、クラスメイトみんなからその名で呼ばれています。最初こそミー坊は“お前モモコのこと好きなのかよー!”と男子たちからからかわれますが、屈託のない純粋無垢な笑顔で“うん! 好きだよ!”と答えます。


はい、この作品に出てくる嫌な奴は、この男子たちだけです。もうすでにこの冒頭の“うん! 好きだよ!”に、ミー坊のすべてが詰まっています。


ああ、がっつり心を奪われてしまった。登場人物、そして鑑賞している私たちでさえもミー坊の魔法にかけられてしまうのです。


この作品を観て思ったことは、

周りの友達、家族がいい人だからこの子は恵まれている。のではなく、この子が友達や家族をよりよく変えてるんだ。この子がいるから、周りも穏やかで笑顔が絶えないんだ。と感じました。

ああ、そうだ。私ってミー坊みたくなりたかったんだ。周りの環境のせいばかりして逃げたり落ち込んだりしているの、めっちゃ恥ずかしい。

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