MyDearDarlin’[ライブレポート]エネルギーに満ち溢れる姿を魅せた念願のバンド編成ライブ! 4thワンマンは中野サンプラザ「この日絶対に空けておいてください!」

MyDearDarlin’[ライブレポート]エネルギーに満ち溢れる姿を魅せた念願のバンド編成ライブ! 4thワンマンは中野サンプラザ「この日絶対に空けておいてください!」

MyDearDarlin’[ライブレポート]エネルギーに満ち溢れる姿を魅せた念願のバンド編成ライブ! 4thワンマンは中野サンプラザ「この日絶対に空けておいてください!」

MyDearDarlin’が、9月20日(火)に東京国際フォーラム・ホールCにて、<3rdワンマンLIVE>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

取材・文:石山喜将
撮影:ポテ ヤマムラ

MyDearDarlin’<3rdワンマンLIVE>(東京国際フォーラム・ホールC/2022年9月20日)

このライブは、本来7月に開催されるはずだったが、新型コロナウイルス感染の影響によりあえなく延期。今回、無事に同会場でのワンマンライブを実施することができた。9月27日に篠崎麗の卒業が決まっていることもあり、このメンバーで実施する最後のワンマンライブとなった。

この日は、台風が接近していることもあり、あいにくの雨。ただ、この悪天候の中でも、会場には後方まで埋まるほど多くのファンが集まった。念願のマイディアのワンマンLIVEのステージを多くの人が目に焼き付けようとしていた。

開演時間になると、ステージに張られている紗幕の向こう側からバンド音が鳴り響き、メンバーが紗幕の向こう側にいることが確認できた。

この日の特別な演出として、一部の楽曲を、マイディア初のバンドセットで披露。バンドの編成は、ギター2本、ベース、ドラム、キーボード。紗幕が上がり、メンバーが踊り出す。この日初めて披露された新衣装は、白が基調で所どころに黒色が入り、スパンコールなどが装飾されたシンプルながらもエレガントなデザインとなっていた。

MyDearDarlin’<3rdワンマンLIVE>(東京国際フォーラム・ホールC/2022年9月20日)
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MyDearDarlin’<3rdワンマンLIVE>(東京国際フォーラム・ホールC/2022年9月20日)

そして、1曲目へと移り、綺麗なバンドサウンドが鳴り響く中、マイディア始まりの曲である「My Dear」で華麗に舞っていく。シンクロ率の高いダンスで、早速オーディエンスを魅了。ステージには階段が設けられ、高い場所でポーズを取って存分にアピールしていた。

続いて、ロック調の楽曲「MDDシンドローム」へ。1曲目とは打って変わって、パワフルなアクトを展開するマイディア。サビでクールに全身を使ったダンスとともに、エネルギッシュな歌声を会場を会場に響かせ、ギアを上げていった。

レーザービームの照射に合わせて、激しいダンスでクールな雰囲気に。そんな様子を見た観客はクラップで応え、盛り上がっていく。強く鳴り響くバンドサウンドに負けじと、マイディアは迫真のパフォーマンスを展開。序盤からマイディアのステージに観客を引き込んでいく。

挨拶と自己紹介を行なった後、次のブロックへ。

熱量を高めるクールなナンバー「Symphony#5」では、歌い出しからしっとりと聴かせる。1人ひとりが輝きを見せるように歌いながら、メリハリのあるダンスを披露。気合いの入ったアクトで、会場をどんどんヒートアップさせていった。ここで、一旦バンドセットは終了。ここからはマイディアらしくキュートなステージングを展開していく。

可愛いらしさを際立たせた「DokiDokiロングバケーション!!!」では会場のみんなと踊って一体感を生み出し、”青春”を体現をする恋愛ナンバー「恋するトップノート」では歌詞の情景をパフォーマンスに落とし込んで表現。しっとりとしたミドルバラード「ポケット」では、美麗に歌い踊って、観客をさらに虜に。身体全体を使ってエネルギッシュなパフォーマンスをした「一生涯オリジナリティ」を披露。台風という憂鬱を吹き飛ばしていった。

MCを挟んで、夏の爽やかさがたっぷりと詰まっており、落ちサビで咲真ゆか、東條ゆりあが歌で掛け合う「夏が来る」、K-POP調の特異的なサウンドに合わせて、リズミカルにダンスと歌唱をする「Candy Chu!」。続く「アイスクリーム」では、電子音のピコピコとしたポップなメロディに合わせて、流動的にフォーメーション移動しながら、元気いっぱい愉しげにプレイした。

センチメンタルな女子の想いを描いた「ナノLOVE」では可憐な姿を見せ、このブロック最後には、激しいダンスに強い想いが詰められた迫力を感じられる「七転八起ドリーマー」。さらに楽しい雰囲気を作り上げながら、ボルテージも上げていった。

MCでは、このワンマンライブでメンバーがやりたいことを挙げていったところ、満場一致で”生バンドセットでライブがやりたい”だったことを明かし、念願のバンドセットでのライブであると述べていた。

MyDearDarlin’<3rdワンマンLIVE>(東京国際フォーラム・ホールC/2022年9月20日)
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MyDearDarlin’<3rdワンマンLIVE>(東京国際フォーラム・ホールC/2022年9月20日)

本編のラストスパートは再びバンドセットで展開。“ある人への想いを募らせる切なさ”というテーマを奇麗に歌い、踊ることで世界観を創り上げる「青の君」では、イントロでピアノ音が奏でられる中で、咲真ゆかがうっとりするような歌声を魅せる。

続いて、盛り上がり必至のアッパーチューン「トーキョーガール」では、ベースのスラップでグルーブ感を強めながら、いつも以上に迫力を生み出して、勢いに拍車をかけて畳みかけていく。この楽曲のスタートで、バンドメンバーを紹介して、生音の素晴らしさを全員と共有していた。

次は、名曲と評されるエモーショナルチューン「SAYONARA」へ。この「SAYONARA」という楽曲はこれまで重要な局面で歌ってきたナンバーで、マイディアにとっても多くの人にとっても共感できる、心の支えにしてきたもの。そんな想いの強い楽曲をバンドサウンドをバックに強い想いを込めて熱唱するマイディア。この日の特別なバンドでの披露にファンは歓喜していた。この楽曲の披露中、その想いの強さを存分に感じ、心に刺さった観客が多くいたはずだ。《一つだけ奇跡はあると思っていたんだ》と歌詞にあるとおり、この瞬間が”奇跡”だと思えた。そして、《きっと一生をかけて》という歌詞のとおり、一生このマイディアを見続けたいと思う。それほど、この「SAYONARA」は特別な楽曲で、この日のステージングは素晴らしいものであった。この楽曲からマイディアの真価を感じることができ、この楽曲はこれからも大事に歌い続けていくだろう。

最後は、マイディアのアンセムとも言える楽曲「FLOWER」を、本編ラストまで美々しく歌い、踊る。《誰でもない僕らの手で繋いでく》という歌詞のとおり、多くの人々とともに手を繋ぎ、一緒になって高みを目指すことを誓い、本編は終了。ステージの紗幕が閉じた。

MyDearDarlin’<3rdワンマンLIVE>(東京国際フォーラム・ホールC/2022年9月20日)
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MyDearDarlin’<3rdワンマンLIVE>(東京国際フォーラム・ホールC/2022年9月20日)

メンバーがステージを去るとすぐにアンコールが。それに応え、メンバーがTシャツに着替えて再登場。

アンコール1曲目は「ワガママHOLiDAY」。軽快なメロディに合わせて、メンバー全員の可愛さを強調していく。時に階段に座ってポーズを決めながら歌い上げる。その姿が、非常に可愛く、ファンはメロメロ。

多種多様の良曲がマイディアにはあるし、それを表現、パフォーマンスに落とし込んで素晴らしいパフォーマンスへと変化させるのは、ポテンシャルの高さの表れ。会場は優しくて、楽しい雰囲気が漂っていた。

アンコール後のMCでは、1人ひとりが感想を述べた後、MyDearDarlin’から『2023年2月27日(月)中野サンプラザ 4thワンマンLIVE開催決定!』という発表が。

この発表に歓喜するメンバーとファン。発表を受けて東條ゆりあが、“MyDearDarlin’にとって、本当に大きな挑戦となるんですけれど、この日に向けて、もっともっと頑張って、MyDearDarlin’は成長していくので、みなさん、この日絶対に空けておいてください!”と述べた。

そのあとは再びバックバンドとともに、新曲でこの日初披露の「君の声」へ。疾走感溢れるサウンドに対して、旺然たるパフォーマンス。《言葉だけじゃまだ足りないから》という歌詞を体現するように、パフォーマンスで想いをみんなへ届けていく。

このライブの最後は、「僕らの詩」。メンバーが手を上げて、メンバー、ファン、マイディアにまつわる方々のマイディアへの想いを感じて、昇華しながら熱唱する。最後の最後まで全身全霊、エネルギーに満ち溢れる姿を魅せたマイディア。最後にバンドの音に合わせて、全員がジャンプ。ステージの紗幕が再度降りて、MyDearDarlin’の3rdワンマンライブは幕を閉じた。

MyDearDarlin’の3rdワンマンLIVEは大成功で終えた。初のバンドセットでのLIVEで、新境地を開いたマイディア。この日の圧巻のステージは、多くの人々の記憶に刻まれるだろう。マイディアの描く未来が、素晴らしいものにすると誓うようなライブだった。

これを機にマイディアは、さらなる高みを目指していく。これからもMyDearDarlin’は、グループ名の通り、“応援してくれる人に取って1番大切な存在になれるように”なっていくだろうし、その数は増えていくに違いない。これからもずっと見続けたいし、応援したいところだ。これからも快進撃を続けるMyDearDarlin’には、まだまだ注目すべきだろう。さらに成長を続け、唯一無二の存在になる日は近い。それまで、全員を支えてほしいと思う。

MyDearDarlin’<3rdワンマンLIVE>(東京国際フォーラム・ホールC/2022年9月20日)
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MyDearDarlin’<3rdワンマンLIVE>(東京国際フォーラム・ホールC/2022年9月20日)

MyDearDarlin’<3rdワンマンLIVE>

日程:2022年9月20日(火)
会場:東京国際フォーラム・ホールC

SE(BAND Ver.)
M1 My Dear(BAND Ver.)
M2 MDDシンドローム(BAND Ver.)
M3 Symphony#5(BAND Ver.)
M4 DokiDokiロングバケーション!!!
M5 恋するトップノート
M6 ポケット
M7 一生涯オリジナリティ
M8 夏が来る
M9 Candy Chu!
M10 アイスクリーム
M11 ナノLOVE
M12 七転八起ドリーマー
M13 青の君(BAND Ver.)
M14 トーキョーガール(BAND Ver.)
M15 SAYONARA(BAND Ver.)
M16 FLOWER(BAND Ver.)

-ENCORE-

M17 ワガママHOLiDAY
M18 君の声(BAND Ver.)
M19 僕らの詩(BAND Ver.)

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