【ライブレポート】エビ中、2マンシリーズ開幕＋打首獄門同好会との奇跡のコラボで激烈な熱狂を生む！

ポスト

エビ中メンバーは出囃子「ebiture」で勢いよく登場すると、学生の日常を歌うファンクチューン「制服”報連相”ファンク」、春の花粉症についてひたすら歌う「ザ・ティッシュ〜とまらない青春〜」、パクチーへの愛を想いをこめて歌うダンスチューン「パクチー」を連続披露。冒頭からレアな初期曲を織り交ぜてファミリー（エビ中ファンの総称）を盛り上げる。

“今日は打首さんのテイストにも通じるようなエビ中の楽曲をセレクトしてきました、お楽しみください”と真山りかがMCで語ったとおり、メンバーが選曲した日常をテーマにしたキャッチーな曲でセットリストを構成。自称グダグダなMCも少なめに攻めていく。

続いて披露されたのは“令和”のもととなった『万葉集』の一節にちなんだ歌として話題となっている「梅」。イントロが流れた瞬間、ファンからは待ってましたとばかりに歓声が上がる。さらに楽曲の途中でエビ中におじさんが紛れ込んでいく「元気しかない！」では、まったく予備知識のない打首ファンは突然の展開に笑い声を上げる場面も。エビ中の出席番号をモチーフにした「ゼッテーアナーキー」、中学生と宇宙をモチーフにした「未確認中学生X」と、さらに中学生の世界観に染め上げていく。

終盤、中山の“ラスト、ノンストップで行くぞ！”という煽りに続いて「ちちんぷい」をパフォーマンス。最新アルバムの中で最もアッパーチューンな「Family Complex」では、“打首さんのステージで頭を振ってる若い兄ちゃんがいて、気になっていて思わずスカウトしてしまった”と打首のVJ兼マネジャーであるVJ風乃海を、星名が本番中に出演交渉してエビ中のステージに上げてしまう。

ラストの「放課後ゲタ箱ロッケンロール」では、”MXジャンプ”で会場を一体にした。

エビ中のパフォーマンスが終了し、改めて打首メンバーを呼び込むと、会長から“業務連絡、打首メンバーもう少ししゃべってください”と言われてしまうほど、お互い人見知りの顔を出してほっこりした展開になるが、ここで驚愕の新事実が明らかに。

打首の楽曲「私を二郎に連れてって」は、実はエビ中に提供する予定だった楽曲であったことがエビ中メンバーの口から告げられる。

2010年当時、インディーズ時代のエビ中に送られるはずだったこの曲は、“1つのジャンルとしての特別な食べ物”を提供するあのラーメン店への愛を歌ったもので、当時のエビ中スタッフが“メンバーに歌わせるには、さすがにハードルが高かった”として採用を見送っていた。

今回、特別にこの曲でコラボレーションすることに。会長がギターに徹し、中山莉子（出席番号12番）がスクリームを担当すると、会場はさらにヒートアップ。約10年越しに“有り得たかもしれないエビ中ver.”が一夜限りでお披露目された。

さらにもう1曲エビ中のテーマソングとも言える「永遠に中学生」をコラボ。打首メンバーによって高速アレンジにアップデートされた同曲を、エビ中メンバーもアグレッシヴにパフォーマンス。メンバー、そして会場全員が中学生となって大団円を迎えた。

なお、エビ中は、この2マンシリーズのゲストとして、5月22日（水）にでんぱ組inc.、23日（木）にフレンズを迎える。そして6月22日（土）には、10年の活動の中で楽曲コラボを果たしてきたアーティストが一堂に会する＜MUSiCフェス＞を神奈川県・横浜赤レンガパーク特設会場で初開催する。

ポスト

ポスト

ポスト

＜私立恵比寿中学とでんぱ組中学合同合唱コンクール＞
日時：2019年5月22日（水）
会場：Zepp DiverCity
出演：私立恵比寿中学／でんぱ組.inc

＜私立恵比寿中学とフレンズ中学合同合唱コンクール＞
日時：2019年5月23日（木）
会場：Zepp DiverCity
出演：私立恵比寿中学／フレンズ