OS☆U［ライブレポート］全力パフォーマンスで感動の空間を作り上げたダイアモンドホールワンマン公演

取材＆文：吉田健

コロナ禍において2度の延期を経て開催された待望の＜OSU FES 2022＞。オープニングアクトである妹ユニット・OS☆K（オーエスケー）の登場で、会場はいきなりヒートアップ。グラビアやPopteenモデルで活躍中の南みゆかの煽りに、色とりどりのサイリュウムが呼応する。

そして、いよいよ本編。テーマパークなオーケストレーションが印象的なOvertureに合わせ、メンバーの紹介ムービーが流れる中、主役の11人が登場。「RUN &RUN」のパフォーマンスが始まると、会場は拍手とジャンプで熱気の渦に包まれる。

MC後には、人気曲である「未完成アイデンティティ」を初の11人編成で披露。一糸乱れぬダンスシーンが観客の度肝を抜く。そして、Spotify公式プレイリスト『アイドルポップ：ジャパン』にも選出されたミディアムナンバー「恋心」と続き、デビュー曲「Kiss!Kiss!!」などで構成した、この日だけのオリジナルメドレーから、2016年にリリースしたnobodyknows+公認のカバー曲「ココロオドル」と、ライブ冒頭からボリューム感溢れる内容に会場はさらにヒートアップ。

その後は、「Sweet Love Story」、「やっぱ好きでしょ」、「夏祭りビート」、「ラブラブ☆ハリケーンNo.1!!!!!!!」 、そして最後の「I Say Good-bye」まで、圧巻の35分ノンストップライブを敢行。ゴージャスな照明やレーザー光線が飛び交う中、センター・香田メイの貫禄さえ漂う迫真のパフォーマンスを筆頭に、メンバー全員の幅広い表現力と懸命なステージングで観客を魅了した。

アンコールではメンバーが全員で作詞した新曲「Take Forever」を歌唱。今あるOS☆Uをこの先何年・何十年と繋いでいきたいという想いを、フルスロットルで歌い上げると、感極まり涙するメンバーや観客も。まさにクライマックスを迎え、会場全体がエモさ溢れる感動の空間に包まれた瞬間だった。

最後は、彼女たちの代表曲「ガンガン☆ダンス」と「Get Smile 〜10years Anniversary〜」で締めくくり、まるでメンバー・観客・スタッフの気持ちが1つとなったかのような、一体感溢れるワンマンライブは幕を閉じた。