I MY ME MINE［＠JAM EXPO 2022ライブレポート］キュートさと感情爆発のパフォーマンスで作り上げた大いなる熱狂

取材＆文：赤木一之

SEが流れる中、“こんにちは、I MY ME MINEですっ！　＜＠JAM＞、最後までみんなで一緒に楽しんでいきましょう！”という影ナレ直後に、クラップしながらステージに現れた8人。中央に揃うと、“レモネードソーダ”の曲フリから、両手でドリンクを持つポーズを構えて「レモネードソーダ」のイントロへ。このフレッシュで可愛らしい元気で軽快な夏ソングでは、橘舞花の“みんなでー！”の掛け声で、メンバーはファンと一緒にサビを踊った。弾ける笑顔とキラキラ感はそのままに「恋はプリズム」へ。サビの《「好き」が「好き」が止まらない》から始まるこの曲は、のっけからメンバーが飛び跳ねたり、指差しをする姿がキュート。ファンも同時に飛び跳ね、前半からグループコンセプトの通り“パレードのようなワクワクする”、楽しい空間を作り上げた。

昨年に続く2度目の出演に小森ひな子は、“＜＠JAM＞ブルーベリーステージやってきました！　アイマイちゃん、おっきなステージになって帰ってきました！”と、MCで喜びを報告。メンバーも、“すごい！”“人がいっぱいいる！””嬉しい！”と、驚きと喜びを口にした。

小森が“前の人も後ろの人もみんなを楽しませられるように頑張ります！”と宣言し、「アピバグハッピーヒロイン」が始まると、アップテンポの曲調に合わせ、サビの《超High!High!High!》で手を振り、クラップをし、横に身体を揺らすメンバーとファンたち。曲が終わる頃にはその一体感に会場は高揚感に包まれたが、それも束の間、新曲「アイマイスターマイン」のイントロが流れた瞬間、どよめく会場。

それまでの3曲と一線を画す、メロディアスで力強い、感情を爆発させたような楽曲と振り付け。百千もねが、“I MY ME MINE、これがラストです！　全員踊れー！”と、これまでのキュートさから豹変したかのように熱くシャウトすると、ラストには声高に“飛べー！”と煽り、疾走感のあるステージに。歌い終わると、昨年よりも大きなステージをやり切り、肩で息をするメンバーへ、会場からも温かい拍手が送られた。

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