© 2022 KCI LLP
黒木ひかり、田野優花ら出演決定! 映画『近江商人、走る!』キャスト&予告映像解禁
映画『近江商人、走る!』(2022年12月30日(金)公開)が、キャストを公開した。
同作は、“近江商人”の活躍を描く痛快ビジネス時代劇。
商いの才と人情に長けた主人公の近江商人・銀次役には、上村侑。銀次を支える先輩の蔵之介には森永悠希。銀次や蔵之介とともに米屋で働く楓役には黒木ひかり。お茶屋の看板娘のお仙には田野優花。また眼鏡屋の有益には、前野朋哉といった若手俳優たちが結集。脇を固めるのは、筧利夫、真飛聖、矢柴俊博、堀部圭亮、渡辺裕之、藤岡弘、といったベテラン勢と、村田秀亮(とろサーモン)、大橋彰(アキラ100%)、たむらけんじ、コウメ太夫ら“近江”の舞台にゆかりのあるお笑い芸人たちがキーパーソンとして登場。監督は『老人ファーム』『鬼が笑う』で高く評価された新鋭・三野龍一が務める。
今回解禁された予告映像では、池上彰がナレーションを担当。池上は、“日本の「商売人」たちの嗅覚と挑戦的な行動は、世界に誇っていいものです。そんな近江商人のビジネス感覚を紹介する映画が誕生するとあって、予告ナレーションを喜んでお受けしました”と、近江商人にスポットを当てた映画の誕生に喜びの声を寄せた。
世界に先駆けて日本で先物取引が行なわれた江戸時代、米問屋の丁稚で誇り高き“近江商人”の銀次が村の人々を抜きんた商才で助けるが、そんな時ひょんなことから働いていた米問屋が突然の大借金を抱えることに。情報の早さが勝負の先物取引市場で、銀次はこのピンチを救うため、誰よりも早く“走る”ことはできるのか。商人ヒーローの活躍に池上彰も太鼓判を押す仕上がりとなっている。
コメント
上村侑(銀次役):
撮影から1年と少しが経ち、お正月映画としてみなさんの元にお届けすることができて本当に嬉しいです。コメディありワチャワチャありの、まさに“痛快ビジネス時代劇(エンタ)”です。時代劇らしからぬ仕掛けもたくさんあるので、子どもから大人まで楽しんでいただけると思います。世界初の先物取引市場を舞台に、銀次がそろばん片手に知恵を絞ります。金融教育が義務化された現代にもってこいの作品です。『近江商人、走る!』ぜひ劇場でご覧ください!
三野龍一(監督):
同作の僕のミッションは、ビジネスでポップでハッピーな時代劇(語彙……)を作ること。初めてづくしで頭を悩ませたのはよき想い出。同作の内容と同じように制作チームみんなの力で完遂することができました。改めてありがとう! 不幸度120%の前作『鬼が笑う』の正反対。幸福度240%のとても楽しい作品です。安心してご家族で観に来てくださいね。それにしても、主人公・銀次のような商才が自分にもあったらなぁ。誰かお仕事ください。
池上彰(予告篇ナレーション):
近江商人のアイディアによる取引は、現代の経済では“裁定取引”(アービトラージ)と言います。東京の証券取引所での日経平均株価と、大阪取引所での日経平均先物価格の差に注目した取引など、世界中で頻繁に行なわれるようになっています。そもそも“先物”という概念も、大阪・堂島が世界でも先進的な取り組みでした。日本の“商売人”たちの嗅覚と挑戦的な行動は、世界に誇っていいものです。そんな近江商人のビジネス感覚を紹介する映画が誕生するとあって、予告ナレーションを喜んでお受けしました。短時間の映像編集の中に短いコメントをはめ込んでいく。難しいのですが、時間内に収まると快感です。スタッフみなさんの職人技に感心しながら役目を終えました。
次ページ
- 1