【ライブレポート】CoverGirls、さらなる飛躍を誓った6人の強い意志「この先もっといい景色を見に行きましょう」CoverGirls、1stワンマンライブ＜GiRLS DiSTINY～世界はまだ僕を知らない～＞ライブレポート

月野なみによる影アナが始まり、場内に歓声が巻き起こる。その音声が途中で途切れ途切れになると、真っ赤なライティングのもとで、怪しげな警報が響き渡る。しばらくすると、“Are you ready？”とSEがかかり、“CoverGirls 1stワンマンライブ盛り上がっていきましょう！　深夜警報！”と、演出とリンクした「深夜警報2」から記念すべきワンマンライブの火蓋は落とされた。現体制になって初披露の楽曲からのスタートというサプライズに、観客のテンションは一気に上がる。澤北ひなが“踊れぇ！”とシャウト。フロアはそれに呼応するように熱気を帯びていった。

重低音を轟かせ、ストロボを光らせながら届けられたラウド系サウンドから一転して、爽やかなメロディが印象的な「世界は僕を知らない」へ。本公演のサブタイトルにもなっている楽曲をメンバーは新生カバガへの決意を込めて歌い上げる。続けて「向日葵と、タイヨウ」、「アイシテル大作戦」を披露し、自己紹介MCへとライブを進めた。

中盤には、元AKB梅田彩佳が振り付けを担当した新曲「wanna be sweet」を歌唱した。“みんなで声を出したり、盛り上がれる曲なので、みなさん一緒に楽しみましょう”と、坂東が曲紹介。可愛いらしいピースサインが印象的な王道アイドルソングで、タイトルのとおり、会場を“sweet”な空間で包み込んだ。

MCを経て、ラストスパートは6曲を連続ドロップ。爽快なメロディに乗せて切ない歌詞を歌い上げる「君を待つ風の物語」、攻めたロックチューン「GiRLS DiSTINY」、アッパーな「アナタシカ」、月野が力強い歌声を聴かせた「飛行機雲」と、幅広い楽曲を怒涛のようにパフォーマンスし、フロアのボルテージをぐいぐい押し上げる。「hero」では、会場が一体となってジャンプ。“流した汗の分だけ強くなれるはずだよ”という歌詞は、お披露目から今日まで努力して歩んできた彼女たちの姿を想起させた。

最後は、ライブ定番の人気曲「初恋ハロー」。メンバーは隅々まで目線を送り、新宿BLAZEに集まった大勢のファンに1stワンマンの感謝を届ける。アウトロではクラップを誘発。リーダーである坂東が“みなさん今日はCoverGirlsの1stワンマンライブ、本当に本当にありがとうございました！　これからもたくさんの人に愛されるグループになれるように頑張りますので、みなさんこれからも応援よろしくお願いします”と告げ、温かい拍手に包まれながらステージを後にした。

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