えなこ［イベントレポート］番組アシスタント・青木佑磨の便利屋扱いにユニット解散の危機!? ＜えなこの〇〇ラジオPresents えなこの〇〇ライブ＞にて

イベントは、現在番組で使用されている3代目OP楽曲「Love♡Rabbit」の歌唱からスタート。えなこ、青木が笑顔で登場し、華やかなパフォーマンスで会場の雰囲気を作り上げる。歌唱を終えたえなこは、観客の前での披露は初めてかつ、レコーディング以来の歌唱でどうなることかと思った、と無事に歌い切れたことと、大勢の人が集まってくれたことに安堵の表情を浮かべた。

挨拶を終えると、衣装の紹介へ。昼の部の衣装である“えなこずみっく「Love♡Rabbit」”は、 うさ耳やギャラクシー感のある布、光沢のある素材などを使用し、楽曲の歌詞や“うさぎと宇宙”のイメージして製作されたことが語られた。

再びライブパートに移り、番組の初代ED曲「キミに♡メタモルフォーゼ」、OP曲「OOps!!」を続けて披露。えなこが“行くよー！”と声をかけ、オーディエンスにクラップを促したり、青木は自分のパートではない時に、振りのお手本を見せたりと、有観客イベントならではのパフォーマンスで、ファンとの交流を楽しんでいた。両楽曲とも、観客の前では久々の披露のため、当時のリリースイベントの想い出や、そこからの成長などを振り返り、最初の歌唱パートを締める。

続いてトークコーナーへ。最初に行なわれたのは「○○質問チキンレース」。同企画は、2人が会場に質問を投げかけ、手を挙げた人が少なかった方が勝ちとなるゲーム。まず1問目。青木が“僕を知らない人ー？”と結果によっては悲しい質問をすると、数名が挙手。ゲーム的には強いものの、少し複雑な結果を受けて、手を挙げた人に“今日からよろしくお願いします！”と元気よく挨拶し終了。後攻のえなこは“私のコスプレをしたことがある人？”と質問。客席で手を挙げている人は0だが、青木が手を挙げているため、記録は1となり、1問目はえなこが勝利。質問の対象者は“お客さん”ではなく、“会場にいる全員”というルールを読み込んだえなこの頭脳プレイの賜物となった。

2問目はドローとなり、最後の3問目は2人とも同じ質問で“10年以上私を応援している人”。どちらの質問もすぐさま手が挙がり、ずっと変わらず応援してくれる人がいることに感動している様子。3問目は僅差でえなこの方が多く、ゲームとしてはお互い1勝1敗1分けのドローとなった。

次のゲームは「えなこ生態調査 ○○インタビュー」。事前にえなこが受けたアンケートに、 スタッフが偽物の選択肢を加え、A、Bのどちらが本物のえなこの回答かを青木＆観客が当てるという内容だ。

1問目は“理想の夏の過ごし方”。A：家で作業、B：海に行くで、青木はプロフェッショナルらしいAと予想するが、Aは現実に話なので、正解（理想）はBとのこと。海でどんなことがやりたいかを訊かれると、グラビアアイドルの友達を引き連れてビーチの話題を集める、という野望を高らかに宣言し、会場の笑いを誘った。

2問目は「乙女ゲームの攻略キャラに求める要素は？」。回答はA：黒髪・眼鏡、B：甘やかしてくれるで、正解はA。中でも、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公・ルルーシュが眼鏡をかけてくれるのが理想とのことで、その魅力を熱弁した。

3問目は趣向を変え、「『えなこの○○ラジオ』はどんな存在ですか？」という質問。“A：ホーム”、“B：ハウス”とスタッフの苦労が滲む回答を見た青木は、えなこがボケを狙ったと予想しBを選ぶが、正解はストレートなAだった。

ラストの4問目は「青木さんはどんな存在ですか？」。回答は、A：信頼できる相棒、B：便利。“Bだったら帰る”とフラグを建ててAを選んだところ、正解は無情にもB。帰ろうとする青木を何とか引き止めようとするえなこという構図になり、会場は穏やかな空気に包まれた。

アシスタントとしてサポートしてくれたことはもちろん、番組の楽曲の作詞・作曲や、番組外で、えなこが出演するイベントでもMCを務めてくれたことなど、マルチな活動を評した意味での“便利”だとし、改めて感謝の言葉をかける。なんとかユニット解散の危機を乗り越え、コーナーはひとまず終了。

トークコーナーを終え、再びライブパートに戻ると、まずは「Colorful Fairy Voyage♪」をパフォーマンス。同曲はトークバラエティ番組『えなコスTV』の主題歌であり、歌唱後は、番組で印象的だった出来事に想いを馳せた。

続けて、2人が椅子に座り、“じっくり聴いてほしい”とオーディエンスに着席を促した上で、初お披露目となる「ブーケ」を歌唱。今までのアップテンポな楽曲とは異なるバラードとなっており、青木によるアコースティックギターの伴奏も相まって、エモーショナルな雰囲気が会場に漂う。

そして、同ライブイベントのBlu-ray化が告知され、最後のライブパートに移る前に、2人から感想およびメッセージが語られる。えなこは“緊張で筋肉痛になるくらい力が入った”と言いながら、お客さんの顔を見ながら歌って、トークができてよかった、と改めて有観客でイベントが開催できた喜びを口にした。ラジオ番組で多くのレギュラーを持つ青木は、同番組を“唯一無二のラジオ”とし、パーソナリティであるえなこの魅力を語った上で、まだ聴いたことがない人も含めてぜひこれからも聴いてほしいとアピールした。

ラストは、番組の2代目ED曲「おさんぽソング」、OP曲「届け！W〇〇KEND」を続けて届けた。ファンサービスを交えながらの熱の込もったパフォーマンスに、観客もペンライトを目いっぱい振って応える。歌唱を終え、2人が何度も会場の隅々まで届くように感謝の言葉をかけて回り、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。