FRUITS ZIPPER［ライブレポート］輝く未来に向けて力強い一歩を踏み出した＜お披露目リベンジ公演＞FRUITS ZIPPER＜お披露目リベンジ公演〜進め未来へ〜＞ライブレポート

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FRUITS ZIPPERの最強の7人で天下を獲りたい

鳴り止まぬ拍手に迎えられ、再び登場した7人は本編と同じく「君の明るい未来を追いかけて」でアンコールをスタート。最初のどこか緊張に溢れた表情とは違い、リラックスしてライブを楽しんでいるように見えた。そしてこれまた本日2回目の披露となる「skyfeelan」へ。7人の頭文字を組み合わせた造語タイトルである同曲は、先述のとおりメンバーそれぞれのことを体現した歌である。先ほどよりも曲に刻まれた想いが深く伝わってくる。

《アイドルやるまで死ねないと思って　私 運命のドアを開いたの〉

芸能歴は長いが、アイドルはFRUITS ZIPPERが初めてである鎮西が、そう歌い上げる。彼女たちがこの先、どんな想いでこの曲を歌っていくのだろうか。そんなことを先ほどより強く考えた。もちろん、楽しみという意味でだ。

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ここで1人ひとりがライブの感想を述べていく。7人全員が目に涙を浮かべ言葉を詰まらせ、時に笑いで和ませながら、今日ここに来てくれた人、応援してくれた人に感謝を述べながら、想い想いに言葉を並べていく。

真中：
私はアイドルが初めてで、今までダンスをやってきたんですけど、こうやって人前で話すのがめちゃめちゃ苦手で……、ああっ……（泣きそうになりながら）泣かないキャラなんで。本当に苦手だったんですけど、こうやって歌や言葉を通してみなさんに感謝の気持ちだったり……、自分が好きで大切に作り上げてきたものをみんなに同じように愛してもらえることは本当に幸せなことで……。今日ここに見えてるみなさんと、そうじゃなく日本全国、世界各地からも応援してくれるメッセージが届いてて、本当に毎日が幸せで。でもそれは永遠に続くものではないからこそ全力で真摯に向き合って、7人で最後まで……最後はないといいんだけど（笑）。でも命には終わりがあるので、命を燃やして頑張ります。

早瀬：
学業と並行しながら、アイドルでデビューしてからも被ってたんですけど。すごい大変で、つらい時期もあったんですよ……。（号泣しながら）でもグループでレッスンとか行くのが生き甲斐になってて、このグループがなかったらイヤです……。まだ言いたいことはいっぱいあるんですけど言葉が見つからないので、とにかくここに立てて幸せです。

仲川：
私はモグラでして……（ざわつく場内）。ずっと土の中におったモグラだったの。FRUITS ZIPPERに入ることが決まって、周りの人を見てたら、みんな素晴らしい人じゃないですか……（涙ぐむ）。ここに私がいて大丈夫かなと思った時期もあったんだけど、モグラが土の上に出てきて、ここにいていいんだなと思うくらいメンバーも優しくて、ファンの方も優しく迎え入れてくれて、そんな温かい場所で活動できることが本当に幸せだなと思っていて。……だから結論を言うとキラキラで世界一可愛いモグラになりたいです！

櫻井：
私はFRUITS ZIPPERがアイドル初めてじゃなくて、いろんな経験をしてここにいるんですけど、“遠回りだね”とか言われたりするんです。けど、私の中では遠回りでも近道でもなかったと思っていて、このタイミングでFRUITS ZIPPERに入れたことが本当にラッキーで幸せなことだなって思っています。FRUITS ZIPPERのほか6人とスタッフさんに出会った時に気づいたことがあったんですけど……（涙ぐみながら）私はアイドルになりたかったんじゃなくて、“プロのアイドル”になりたかったんだなって……。それがこの6人とスタッフさんなら叶えていけると思ったので、今日ここからが私の“プロのアイドル”のスタートだと思っています。

松本：
私はダンスも歌も未経験で何もできなくて、みんなに迷惑かけることばっかだったのに、メンバーが助けてくれて、ファンの人は私のことをたくさん見ていてくれて、家でこっそり練習してきたことも気づいてくれて頑張れたので、私もファンの人が普段の生活で頑張ってるお仕事とか学校のこととかも気づいてあげられるようなアイドルになりたいです。

月足：
（泣きながら）私はFRUITS ZIPPERの活動が始まるまですごく不安でした。なぜならこんなに可愛くて才能のあるメンバーがいっぱいいて、自分の強みがなんだかわからなくて……みんながすごすぎて自信がなかったんです……。私、もともとアイドルやってたんですけど、2年間の充電期間があって、みなさん離れていてもおかしくないのに“おかえり、アイドルやってくれてありがとう”って迎え入れてくださった方々や、SNSやFRUITS ZIPPERを通して私のことを好きになってくださったみなさまが、ライブに来て特典会でお話をしてくださって励みになっています。（震え声で）……もともとツイ消しとかしちゃうくらい、落ち込みがちだったんですけど、FRUITS ZIPPERに入ってから毎日が幸せで……ツイ消しが少なくなりました（拍手喝采）。私はFRUITS ZIPPERの最強の7人で天下を獲りたいと思っているので……負けず嫌いなので、どこでも1番を獲りたいと思っています。……涙もろいので、こういう感想は最後にしないでください。

鎮西：
この3ヵ月があっという間で、3年くらいの濃い日々を更新していて、最近の体感時間が宇宙的だと思っているんですけど。私はもともと小学5年生の頃からNHKの『天才てれびくん』という番組で活動させていただいてたりとか芸能には長く携わってきたんですけど、アイドルというのは異世界のようで正直不安もたくさんありました。でも、オレンジ（鎮西のメンバーカラー）のライトを振ってくれるみんながアイドルの現場に行ったことない人とか、最初は私がアイドルやると言って戸惑ったと思うんです……。（涙を浮かべなら）でも、2回目くらいの時には振りを私より完璧に踊ってて、その姿を見て、私も、私を好きな人も幸せにできてるのかなって思って、そこでさらに強くなれました。みんなのおかげで“シン・おすず”なれたような気がしています。そして夢ができました。私は12年間1人でNHKに通っていたんですけど、もう早い大晦日にこの7人でNHKに行きたいなと思います！！　それで5Fの食堂のラーメンが美味しいから、みんなで一緒に啜りたいと思います！！

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“FRUITS ZIPPERの未来へ、進めー！！”

その掛け声を合図に、2回目の「RADIO GALAXY」で宇宙に届くほどの歌声とエネルギッシュなパフォーマンスでライブを終えた。

王道的であり普遍性を感じさせながらも、なんだか新鮮で今まで見たことないような、FRUITS ZIPPERはそんなアイドルグループだ。そんな安心感とこれからの期待感を存分に覚えた、新たなスタートに相応しいお披露目ライブだった。7人が進む明るい未来はいったいどんな景色なのだろう。FRUITS ZIPPERはまだ始まったばかりだ。

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