Peel the Apple 山崎玲奈［インタビュー］念願の＜TIFコスプレ＞出演への想い「この子のコスプレ、また観たい！って言ってもらえるように爪痕を残したい」

撮影：武石早代
編集協力：村田誠二

煉獄さんの衣装が着られることが嬉しくて、剣を振り回して登場しました

――まずは＜TIFコスプレ2022＞への出演が決まったことへの率直な感想を聞かせてください。

山崎：
びっくりと嬉しさが同時に込み上げてきました。去年の＜TIF＞でも、メンバーと楽屋で＜TIFコスプレ＞のステージを配信で観ていて、“いいな～”って言ったらメンバーも“玲奈も出られたらいいね”って言ってくれてたんですけど、今回念願が叶いました！　しかも、出たかった＜TIFコスプレ＞のステージに、3人のゲストコスプレイヤーの1人として出演させていただくことになって、その枠に入れてもらえたっていう驚きと嬉しさがあって、頑張らなきゃなと思ってます。

――そもそもコスプレを始めようと思ったきっかけは？

山崎：
もともとアニメ好きなんですけど、一昨年の＜第1回ぴるあぽ天下一林檎会＞（Peel the Appleの自作楽曲のセンターを「あっち向いてホイ」で決めるイベント）で、『鬼滅の刃』の煉獄（杏寿郎）さんのコスプレをやらせていただいて楽しい！と思ったのがきっかけですね。それからほかのコスプレもできないかなと思って、一昨年のクリスマスの『鬼滅の刃』劇場版公開に合わせて、そこからコスプレを始めました。

――最初に煉獄さんをやろうと思ったのは？

山崎：
スタッフさんが決めてくださったんですよ。

スタッフ：
＜天下一林檎会＞ってメンバーが仮装するイベントなんですけど、AKBさんのじゃんけん大会でも、こじはる（小嶋陽菜）さんがすごいドレスを着ていたりしましたよね。それをオマージュしようと。そこで、メンバーの趣味とか特技に合った仮装をしようということで、山崎はアニメ好きだったので、当時流行っていたアニメの衣裳を用意したんです。

山崎：
煉獄さんって聞いた時はびっくりしました。『鬼滅の刃』で1番大好きなキャラなので、え～嬉しい～！と思って。男性キャラクターなんですけど、衣裳を着られることが嬉しくて、もうワクワクで剣を振り回して登場しました（笑）。そうしたら負けた時にちょうど剣が折れちゃって（笑）。

――持ってますね（笑）。

山崎：
ある意味、運を持ってますよね（笑）。で、そのあと（『鬼滅の刃』の栗花落）カナヲちゃんのコスプレをした時にTikTokでいろんな方が観てくださって、フォロワーさんが増えたりたくさんの反応をいただけて、こんなに観てもらえたり褒めてもらえたりするなんてコスプレって楽しい！って発見してからは、みんなに観てもらいたいって思いで続けてます。もちろん厳しい意見もあるんですけど、それも含めて自分のこれからのコスプレ活動に活かせたらなと思ってます。

――厳しい意見も自分の中で吸収できているんですね。

山崎：
吸収できてます。最初のカナヲちゃんのコスプレが、何もわからない状態からスタートしちゃって、まず地毛でやっちゃったんですよ。SNS上に“地毛注意”って書いてあったんですけど、逆に地毛だったからこそバズったっていうのもあって、“地毛なのにウィッグに見える”ってコメント欄にも書いてもらえたり、“初コスプレなのにクオリティが高い”って言っていただけたり、いろんな見え方があるんだなって知って、コスプレって深いなって思うようになりましたね。

――コスプレ衣裳は、お母さんが作ってくれているそうですね。

山崎：
はい、最初から作ってくれてます。ずっと二人三脚で（笑）。写真撮影も全部お母さんで、普通のコスプレイヤーさんだったらカメラマンさんがやってくれるお仕事を、全部お母さんがやってくれてます（笑）。私のファンの中でも、お母さんファンの人も多いんですよ（笑）。

――（笑）。お母さんに衣裳を作ってほしいと依頼したきっかけは？

山崎：
私からは言ってなくて、気づいたらお母さんが作り始めてくれてたんです。『呪術廻戦』の禪院真希さんのコスプレをした時に100均のアイテムだけで呪具を作ってくれて、撮影スタジオに入った時に“作ってきたよ”って渡してくれて。で、それをSNSに投稿したらファンの方から反響があって、それでお母さんの熱も高まって（笑）、それからずっと作ってくれてます。