【ライブレポート】沖田彩華(元NMB48)プロデュースNextrigger、お披露目公演で見せた高きポテンシャル

【ライブレポート】沖田彩華(元NMB48)プロデュースNextrigger、お披露目公演で見せた高きポテンシャル

【ライブレポート】沖田彩華(元NMB48)プロデュースNextrigger、お披露目公演で見せた高きポテンシャル

Nextriggerが、5月3日に東京・SHIBUYA TAKE OFF 7にてデビューライブ<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>を開催した。元NMB48の沖田彩華がプロデュースを務めるユニットNextriggerは、新年号の“令和”とともに5月1日にデビュー。<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>はこれを記念して、5月1日(水)に大阪・OSAKA MUSE、5月3日(金・祝)に東京・SHIBUYA TAKE OFF 7で行われた昼夜2公演ずつのデビューライブ。本記事では、その東京公演の模様をお届けしたい。

撮影:makeyLAnd

“ファンと育てるアイドル”がコンセプト。グループ名は“Next=次の”と“trigger=引き金”を合わせた造語によるもので、新年号と同時デビューだけに“次の時代の引き金を引く”という意味が込められた。

プロデューサーの沖田彩華は過去8年間のアイドル活動の中で、自分の思いを信じて発信し、そのために努力すれば夢は必ず叶うことを実感。それら経験を活かして、自身が体験した“たくさんの幸せ”を感じることのできるアイドルグループをプロデュースし、夢を追いかける少女たちをサポートしたいという想いを抱いたことがNextrigger誕生のきっかけとなった。

Nextrigger<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
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Nextrigger<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)

そのサクセスストーリーへの第一歩が<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>だ。デビューライブ東京公演の幕開けは第1弾楽曲「ドキドキスタート!!」からスタート。客席フロアに対して後ろ向きでスタンバイした5人のシルエットに歓声が沸き立ち、まだリリース間もないデビュー曲ながら、バッチリとハマッたオーディエンスのコール、そしてグループカラーのブルーとピンクのペンライトが揺れる景色にNextriggerの注目度の高さがうかがい知れる。

“東京のみなさん、こんにちは! 私たち、Nextriggerです。今日のお披露目ライブのために、2ヵ月間みっちり練習してきました。今日は元気とパワーをお届けできるように、精一杯パフォーマンスさせていただきます。よろしくお願いします!”とMCを牽引するのは如月真由。

同じツインテール姿の浅元愛南を紹介すると“煌めきシャワー! いつも笑顔のNextrigger最年少16歳、広島県出身あいにゃんこと浅元愛南です”とご挨拶。福岡県出身のゆりりんこと伊藤優莉奈のチャームポイントは“エクボ。特技はフランス語と英語です”と二ヵ国語を使って流暢に自己紹介をすると、客席からオー!という感嘆の声が上がった。れななんこと鈴木麗菜の出身地は、ここ東京。“今日は楽しもうと思います! チャームポイントは八重歯で、特技は太鼓です”と笑顔を見せ、群馬出身のみさもんこと岩井美佐紀は“マイペースな18歳。名前だけでも覚えていってください”とオーディエンスに“みさもんコール”を促して盛り上げた。そして、“かっ飛ばせ! 如月! カッキーン! あなたの心にホームラン!”と会場を一際明るく染めたのは、広島出身のまゆちゃんこと如月真由だ。

鈴木麗菜(Nextrigger)<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
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鈴木麗菜(Nextrigger)<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
伊藤優莉奈(Nextrigger)<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
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伊藤優莉奈(Nextrigger)<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
如月真由(Nextrigger)<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
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如月真由(Nextrigger)<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
岩井美佐紀(Nextrigger)<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
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岩井美佐紀(Nextrigger)<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
浅元愛南(Nextrigger)<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
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浅元愛南(Nextrigger)<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)

続く「青春のラップタイム」はNMB48のカバー曲。元NMB48の沖田彩華プロデュースという由緒正しき系譜に加え、精彩を放つパフォーマンスに初々しくキュートな笑顔を取り込むキャパシティを持った新人グループであることが感じられる。オープニングからわずか2曲を前に広がった会場の空気は、期待が現実のものとなったオーディエンスのざわめきだ。

また、この夜に披露された「ドキドキスタート!!」を含む5曲のオリジナルナンバー「passion on beat」「PURE STORY」「healing a secret」「はじまりの歌」は、タイプの異なる楽曲の揃い踏み。今やアイドル楽曲のクオリティの高さは音楽シーン注目のものだが、ベースのスラップがバリバリと身体を刺激する「passion on beat」に乗せたメンバー全員のライム、ファンシーでプリティな「healing a secret」に輝くポップな旋律など振り幅は広く、「はじまりの歌」で客席に投げ入れられたカラーボールへファンが殺到する様に、延べ全10曲の起伏に富んだドラマが際立つ。

Nextrigger<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
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Nextrigger<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)

もちろん最大の見どころは5人のパフォーマンスにある。元NMB48の日下このみが振り付けを担当したメルヘンチューン「healing a secret」では、ステージ上を縦横無尽に駆けるフォーメーションを描き、AKIRAが振り付けを務めた「passion on beat」はその曲調どおりに激しいダンスが展開されるなど、楽曲が終わるたびに会場の拍手と掛け声が増していき、Nextrigger誕生を称賛するムードに満たされた。また、「PURE STORY」はメンバーのあいにゃん、「はじまりの歌」はまゆちゃんが振り付けを担当するなど、パフォーマーとしてのポテンシャルの高さも垣間見られるステージングは目が離せない。

一方で、緊張の糸もだいぶ解れた中盤のMCでは、会場を和らげるMCも。ゆりりんが司会となった同パートでは、“メンバーは上京組が多いんです。東京に来てハプニングはありましたか?”とメンバーに質問。“東京の電車ってあまりガタガタ揺れないじゃないですか。乗り心地がよすぎて、よく寝過ごします。秋葉原から乗ったのに目が覚めたら秋葉原で”と山手線を一周してしまったのはまゆちゃん。ゆりりんは“外出する時に、ゴミ出しをしようとリュックを背負って、両手にゴミ袋を持って家を出たんですけど、そのまま駅まで行ってしまって。駅から家まで戻りました(笑)”と天然炸裂のエピソードトークを披露した。これに、れななんは“ネクトリのメンバーは天然が多くて(笑)。大阪合宿の1ヵ月間は毎日がハプニングの連続で、笑いが絶えなかったんです”とメンバー間の仲のよさも明かし、“ヘンな娘が多いんですけど、よろしくお願いします!”とMCを締めて会場を爆笑させるなど、トークでもファンを満足させたようだ。

Nextrigger<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)
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Nextrigger<Nextrigger ドキドキ♡スタートin TOKYO>|東京・SHIBUYA TAKE OFF 7(2019年5月3日)

“こうやってみなさんが私たちのお披露目会に来てくれること、私たちがこうして舞台に立てていることも、絶対当たり前のことではないと思います。1つひとつのイベントやライブを大切にして、これからも活動を続けていくので、応援よろしくお願いします!”という言葉を、ラストナンバーとなったNMB48のカバー曲「虹の作り方」を前にしっかりとまゆちゃんが語って、本編の幕を閉じた。

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