エビ中 安本彩花［ライブレポート］たっぷりの感謝と愛を伝えた生誕ソロライブ「幸せな空間をみんなで共有できたら嬉しい」

2020年以来2年ぶりの通算7回目となる今回の生誕ソロライブは、安本のオリジナル楽曲を中心に音楽面でのクリエイティブ力やアイドルの枠を超えたアーティスティックなパフォーマンスでエビ中ファミリー（私立恵比寿中学ファンの呼称）を魅了した。

オープニングでは、DJを意識した普段は選ばないというピンクの衣装を身にまとい煌びやかに登場すると、最初に自身が作曲した「夏の微熱」、「CDプレイヤー」をクールに歌い上げた。“今日は自分のオリジナル曲をみなさんにたくさん聴いていただいて、幸せな空間をみんなで共有できたら嬉しいです”とオリジナル曲を披露する意気込みを語ると、“次の曲は当時嫌いだったカレーライスを思いながら作った曲ですが、私！なんと、今はカレー克服しているんです（笑）。なので、今日は当時嫌いだったことを思い出しながら歌いますね（笑）”と笑いを誘い、「カレーライス」の歌を披露した。

続いて「TSUBOMI」をエモーショナルに歌唱すると、今回の生誕ソロライブで初披露となる「小さな戦士」、「今ここだよ」を力強くパフォーマンス。「小さな戦士」は、飾らないありのままの自分の魅力をポジティブに歌っている。“音楽作りって自由で本当に楽しいなと思いました。その中で自分の曲が出来上がってそれをみなさんがこうやってリアクションしてくれて、評価してくれて、この曲作ってよかったなと心の底から思います。本当にみなさんありがとうございます”と会場に足を運んだファミリーへの感謝を伝えた。

スクリーン上に真っ赤なリップを塗った安本が映し出されるとジェニーハイのカバー曲「華奢なリップ」をセクシーに歌った。いつもの天真爛漫な安本彩花ではなく、大人の安本彩花でファミリーの視線を釘付けにした。

本日デジタル配信された、安本彩花が初のリミックスを手掛けたMAISONdes（メゾン・デ）の「いえない (Glitch Night mix) feat. 堂村璃羽, 301, GeG, 安本彩花」では、ノリノリなパフォーマンスで会場を盛り上げた。また、スクリーンには初公開となったMVが映し出され、この日1番の熱狂を生んだ。なお、このMVは本日21:00にMAISONdesのYouTubeチャンネルにてプレミア公開された。

パフォーマンスを終え、“初のリミックスに挑戦したMAISONdesの「いえない (Glitch Night mix)」が本日リリースしました！”と満面の笑みで伝えると、会場からは拍手が巻き起こった。“リミックスに初めて挑戦して、わからないことだらけでしたが、勉強する気持ちでたくさん悩みながらも楽しく取り組みました。24歳の私もいろいろなことにチャレンジしながら、素敵な大人になっていけたらと思います！”と24歳を迎えた安本自身の強い意志をファミリーに伝えた。

7thアルバム収録曲「宇宙は砂時計」を感情たっぷりに歌い上げると、オリジナル曲「青空gift」、「スーパーヒーロー」、「呼吸」を3曲続けて披露。歌い終わると、“これからも、どんどん前に進んで成長し続けるので、これからも私についてきてください！”と伝えた。安本自ら“アンコールお願いします”と言うと、ノリノリにステージから去り、会場のアンコールを誘った。観客もそれに応え、アンコールの手拍子が会場中に響き渡った。再びステージに笑顔で登場し、活動初期から歌い続けてきたソロ曲「またあえるかな」をやさしく歌うと、エビ中の楽曲「君のままで」、「Anytime, Anywhere」をファミリーに感謝と愛を伝えるように響かせた。

“みんなにとって好きなことの1つに私が入れてると思うとすごく幸せです。私もみなさんのことがとってもとっても大切です！”と伝え、安本らしく晴れやかにライブを締めくくった。