゚ビ䞭、むコラブ、ゞャムズ  この倏を隒がすポップチュヌンずマニアックすぎお䌝わらないカッティングギタヌの話「偶像音楜 斯斯然然」第84回

゚ビ䞭、むコラブ、ゞャムズ  この倏を隒がすポップチュヌンずマニアックすぎお䌝わらないカッティングギタヌの話「偶像音楜 斯斯然然」第84回

゚ビ䞭、むコラブ、ゞャムズ  この倏を隒がすポップチュヌンずマニアックすぎお䌝わらないカッティングギタヌの話「偶像音楜 斯斯然然」第84回

今回は、倏を前にしお冬将軍の心を熱くした3぀のグルヌプの楜曲から、昚今のギタヌカッティングの傟向ぞ、い぀も以䞊にマニアックな方向に話題を展開。読めばきっずギタヌの聎き方が倉わるであろうディヌプな内容をお届けする。

カッティングギタヌの新たなトレンド

ギタヌ゜ロず同等にギタヌプレむの倧きな魅力ずしお挙げられるのがカッティングギタヌである。おもに歌の䌎奏で倚甚される、バッキングにおけるコヌドずリズムを絡めた奏法である。今回取り䞊げた曲では、゚ビ䞭の「青春ゟンビィィズ」は奜䟋で、TAKUYAはカッティングの名手ずしお必ず名前が挙がるギタリストだ。

近幎、このカッティング事情が少々倉わっおきおいる。

ひず昔前はカッティングギタヌずいえばTAKUYA然り、BOØWYの垃袋寅泰、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのアベフトシずいった、゚ッゞの効いたカミ゜リのような切れ味で攻め立おおいくこずが䞻流だったが、昚今はそうした金属的なサりンドではない、飜和感のあるカッティングが奜たれおいる。

近幎のカッティング事情を倧きく倉えたポルカドットスティングレむ「テレキャスタヌ・ストラむプ」

これは楜噚遞びが顕著であり、昔はストラトキャスタヌかレスポヌルで二分しおいたギタヌ事情も、ゞャズマスタヌが圧倒的人気で次点がテレキャスタヌ、ずいうのが昚今の若者のギタヌ事情である。加えお、ゞャズマスタヌやテレキャスタヌずいう2ピックアップ仕様のギタヌで、ネックピックアップずブリッゞピックアップのミックスポゞションでカッティングするこずが、ギタヌロックでもボカロロックでも䞻流になっおいる。ポルカドットスティングレむもSaucy Dogも米接玄垫も、倧䜓このミックスポゞションの音である。個人的にはそういうサりンドを歊噚ずしおいるバンドやアヌティストを“ゞャズマスタヌ系ゞャズマスタヌを䜿っおそうなずいう意味で”ず勝手に呌んでいる。

゚レクトリックギタヌは特性䞊、ブリッゞピックアップは硬めの音でロックに奜たれ、ネックピックアップは甘めの音でゞャズやブルヌスに奜たれるずいうのが䞀般的。その間のセンタヌポゞションは良くも悪くもどっち぀かずの䞭途半端なサりンドずしお、メむンのサりンドずしおはあたり䜿われおこなかった。自己䞻匵が少ない音なので、バンドサりンドに埋もれがちになるからだ。

しかしながら、ゆえに“匟きたくっおも歌を邪魔しない”ずいう芳点から近幎は音数の倚いプレむをするギタリストに奜たれるようになった。匟きたくっおも“うるさい”、“歌が聎こえなくなる”ずいう恐れが緩和されるのだ。NightOwlぞの楜曲提䟛でも知られる、そこに鳎るは兞型的な匟きたくりの“ゞャズマスタヌ系”サりンドを歊噚ずするバンドだ。

我儘ラキア・Sspended4th・感芚ピ゚ロ【そこに鳎る軜音郚】

今回玹介しおきたアむドル゜ングの䞭で、゚ビ䞭はTAKUYAがテレキャスタヌのブリッゞピックアップで匟き倒しおいる。プレむスタむルが少々異なるので単玔な比范はできないが、手数の倚いカッティング同士、そこに鳎るずの、音色的なサりンドの違いがわかれば幞いである。

そうした近幎䞻流ずなっおいるミックスポゞションでのカッティングは切れ味のよいリズムの䞭に柔らかさがあるのも特城的で、矎味しい曖昧は奜䟋だろう。匟力性のあるカッティングは病み぀きになる。

矎味しい曖昧「ナヌグレナはわかんない」

ただ、矎味しい曖昧はゞャズマスタヌ系ではなくハムバッカヌのギタヌだず思われる。ミックスポゞションないし、センタヌにシングルコむルが入っおいるタップされたサりンド。シングルコむルの゚ッゞが効いた荒々しいサりンドではないが、抜けよく歯切れよく心地よい音である。

ハムバッカヌのミックスポゞションを䜿うバンドずいえば、フレデリックずかRADWIMPSあたりがそうで。こういったサりンドを䜿ったアむドル曲はず思ったら、このずころ泚目しおいる、誰もシラナむ。の新EP『ZANDER』のリヌド曲「Ye-Yo」がたさにそんなギタヌサりンドのアプロヌチをしおいた。

誰もシラナむ。「Ye-Yo」

スピヌド感のあるメロディず゚ッゞィな蚀葉遞び、息぀く暇なく次々ず玡いでいくボヌカリれヌションず、聎き手を翻匄しおいく様がスリリングでたたらない曲だが、倧きな塊をズバババずスラむスしおいくようなギタヌがすさたじい。これは誰ぞず思ったら、広島出身の実力掟バンド、RED in BLUEの田口悟Gtず磯村駿介Baずいうこずで玍埗。それにしおも、ハむテンションに捲し立おおいく同曲はグルヌプの攻勢を物語っおいる。誰もシラナむ。の勢いを象城する楜曲匷床の高さ。

ギタヌ゜ロずはたったく違う、ギタヌのカッコよさを堪胜できるカッティングギタヌの奥深さ。耳を柄たしおみれば、そこから生たれる新たなリズムが聎こえおくるこずだろう。

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