第1回:アイドルと運営の関係を考える|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

第1回:アイドルと運営の関係を考える|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

第1回:アイドルと運営の関係を考える|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」最近世間を巻き込んで話題になっている“アイドルと運営”の関係について

アイドル界のさまざまなトピックを、唯一無二のゲイアイドルだからこその視点で斬り込む連載コラム(隔週土曜日更新)。第1回目のテーマは、最近世間を巻き込んで話題になっている“アイドルと運営”の関係について。プロデューサーとメンバーという2つの顔を持つミキティー本物は、この問題を一体どう考えているのか?

お金のことはみんなで話し合っている

今はありがたいことに、うちのグループのメンバーはこの活動1本で食べていけるようになったけど、ちょっと前までは私たちもアルバイトしてたのよ。

私も昔は正社員をやってたけど、アイドルをやりたいから時間の自由がきくアルバイトを始めて、振り付けで食べられるようになるまでは、それを両立していたりもしてた。地方遠征から深夜バスで帰ってきて、そのままアルバイトに行くこともよくあったね。

アイドルってお金の部分を運営にウマくごまかされちゃってる感じがする。アイドルは大してお給料もらえてないのに、運営が高級ブランドを身につけてたりすると、それが答えなのかなって思っちゃうよね。

お金のことが不明瞭だから揉めごとも多くなるんだよね。私たちはそうならないように、お金のこともみんなで話し合ってる。でも、私たちはお金のことってあんまり気にしたことないんですよ。私たちって、“同じCDを何枚も買ってもらえないとご飯が食べられないんだったら、一生アルバイトでもいいよね”って思う人たちが集まっているの。だから私たちはCDを多く買わせたり、チェキの値段を上げてまで収入を確保したいと思わない。そんなことをするくらいなら、またアルバイトをやりながらの活動になってもいいって、それくらいの覚悟をしてしますね。

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