第1回:アイドルと運営の関係を考える|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

第1回:アイドルと運営の関係を考える|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」

第1回:アイドルと運営の関係を考える|二丁目の魁カミングアウト ミキティー本物の「本物のアイドル論」最近世間を巻き込んで話題になっている“アイドルと運営”の関係について

アイドル界のさまざまなトピックを、唯一無二のゲイアイドルだからこその視点で斬り込む連載コラム(隔週土曜日更新)。第1回目のテーマは、最近世間を巻き込んで話題になっている“アイドルと運営”の関係について。プロデューサーとメンバーという2つの顔を持つミキティー本物は、この問題を一体どう考えているのか?

ファンの感覚を知っていますか?

私はプロデュースもやってるからすごく大変な瞬間もあるんだけど、逆に運営を知らないままアイドルだけをやっていく方が怖いなって思うことの方が多くて。やっぱりステージに立つ上で、自分自身が知っておかなくちゃいけないことってたくさんあると思う。

例えば、ほかのアイドルグループは特典会のレギュレーションが変わることがよくあるけど、チェキの値段が上がったことをアイドル本人が把握してなかったりするの。でも、サービスを提供する側であるならば、運営だけじゃなくてアイドル本人もお客さんがどれくらいお金を払ってくれているのかをきちんと把握しておくべきだと思う。

だから私たちの場合、その大切さを口で説明するだけじゃなくて、メンバーに変装してもらって実際にチェキ会に並んでもらって、チェキを撮るのにどれくらい待つのか、どれだけ一瞬で終わってしまうのかっていうのを1回体感してもらったの。それを経て、チェキ会に並んでくれたお客さんを少ない時間でどれだけ楽しませられるようにするのかっていうのを考えてもらうようにしているんです。

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