ドラマ 『東京二十三区女』島崎遥香、壇蜜、中山美穂らインタビュー解禁!

ドラマ 『東京二十三区女』島崎遥香、壇蜜、中山美穂らインタビュー解禁!

ドラマ 『東京二十三区女』島崎遥香、壇蜜、中山美穂らインタビュー解禁!

第4話「港区の女」壇蜜
5月3日(金・祝)放送
この作品は、全体が湿っていますね。私の演じる希恵は、いつまでも晴れない気持ちを引きずっていて、満たされない女性だということが、その湿り気に表れていると思いました。希恵は、目標に向けて頑張って来たのですが、心がぽっきりと折れてしまい、それを旦那さんにも誰にも言えなかったんですよね。そんな、すごく疲弊してしまった人だということを伝えたかったです。女社長としてのプライドで意地を張りすぎてしまったので、大事なものが見えなくなってしまった。だからこそ、壊れてしまったのでしょうね。これは、東京だからこそ起きたことだと思います。東京は、欲や邪魔するもの・誘うものが多すぎるんですよね。特に23区は個性豊かで、人も多いし色々な経歴や過去を持った人が沢山集まっています。そんな特別な場所なので、歪んだ怪しい伝説があって当たり前だと思います。中でもやはりお台場、そして港区に吹く夜の海風は、人を暗くしますよね…。夜の海風にさらされると、辛いことがより辛くなる気がするので、思い詰めて海に飛び込んでしまう気持ちもわかります…。港区は明るく見えて、実は夜の海風の冷たさが昼間の明るさとは真逆の悲しさを醸し出していますね。疲弊して埠頭に佇んでしまった希恵の足が、この先、どこに向かうのか・・・是非ご覧ください。

第5話「板橋区の女」中山美穂
5月10日(金)放送
ここまで人間の怖さを描く作品に、私は初めて出演したのですが、何よりも人間が一番怖いものだと改めて感じましたね。東京は狭いですが、沢山の物語があらゆるところに存在していると感じました。ホラーが苦手なので、最初はなかなか台本が読めなくて困りました…(笑)。私が演じる薫は、切っても切れない運命や宿命を背負った切ない女性です。そんな彼女を、時代を背負いながら演じることが出来て、楽しかったですね。実在する縁切榎で撮影しましたが、撮影中にも沢山の人が絵馬を書きに来ていて…ここで撮影が出来ることにも驚きましたね。ストーリーも実際にこの地で起きたことが基になっているそうで、余計に怖かったですね。監督は、原作も書いていらっしゃるので、演出がすごく明確でわかりやすかったです。どの話も気になりますが、一人では怖くて見られないので、友人がお家に遊びに来てくれた時に一緒に見たいと思います(笑)短いお話ですが、始まったら一気に見入ってしまうスピード感とスリルがあり、短い中にたくさんのことが凝縮されています。すごく衝撃的なことが起きるので、話していても怖いくらいなのですが…とても面白い作品になっているので是非ご覧ください。

第6話「品川区の女」島崎遥香
5月17日(金)放送
この作品は、私が演じる璃々子と岡山天音さん演じる先輩がストーリーを進めていくのですが、私たちがなぜ存在しているのか、そして、なぜ23区を二人で巡っていたのかが第6話でわかります。璃々子は霊感を持っていて、感情が見えないのですが、実は1人1人の女性の想いや起きた事件にきちんと向き合っていて、その謎を解明したいと思っています。その理由がわかる第6話の結末は、璃々子を演じている私にとっては、ちょっと悲しかったですね…。今回の撮影の中で一番心に残っているのは、第5話の縁切榎で撮影をしている時に、実際に縁切り神社に訪れた方に握手を求められたことですね。びっくりしました。でも、その方が「いつも応援しています」と言ってくださって。握手をすると、すごく明るい笑顔になって帰ってくださったので、アイドルをやっていて良かったな…と思いましたね。こんな場所に思い詰めてやって来たであろう人を、1人でも笑顔にすることが出来てよかったです。この作品は、各話をそれぞれ見ても楽しめますが、回を重ねるごとに璃々子と先輩の関係性も見え隠れしていきますので、是非最終話まで見ていただけると嬉しいです!

次ページ

  • 2