まねきケチャ[ライブレポート]深瀬美桜ラストステージで届けたあふれる感謝の気持ち「ステージで見た景色、すべて宝物です」

まねきケチャ[ライブレポート]深瀬美桜ラストステージで届けたあふれる感謝の気持ち「ステージで見た景色、すべて宝物です」

まねきケチャ[ライブレポート]深瀬美桜ラストステージで届けたあふれる感謝の気持ち「ステージで見た景色、すべて宝物です」

まねきケチャが、5月22日(日)に豊洲PITにて、全国ワンマンツアー<まねきケチャJAPAN TOUR 2022『招かれロード』>のファイナル公演を開催した。CSテレ朝チャンネルでの独占生中継も行なわれた同公演をもって、メンバーの深瀬美桜がグループを卒業した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

まねきケチャ<まねきケチャJAPAN TOUR 2022『招かれロード』>豊洲PIT(2022年5月22日)

ライブ撮影:Masayo

中川美優、宮内凛、松下玲緒菜、深瀬美桜、篠原葵からなる5人組のアイドルグループ・まねきケチャは、2015年8月に結成。翌年にはメジャーデビューを果たし、2018年9月には日本武道館での単独公演を成功させ、昨年9月には結成6周年記念公演<6周年だよ!まねきケチャ>を開催。そして、今年2月の大阪公演を皮切りに、仙台、福岡、名古屋、札幌、東京を巡る全国ワンマンツアーを実施。会場には満員の観客が詰め掛け、2017年12月から約4年半在籍した深瀬の最後のステージに熱い応援を送った。

開演時刻を迎えるとステージ全体を覆う紗幕にバックヤードの様子が生中継された。円陣を組んで気合いを入れたあと、深瀬は“今日は最高の1日にしましょう”とカメラに向かって呼びかける。やがて、ステージに上がった5人のシルエットが紗幕に浮かび上がり、ピンスポットに照らされた深瀬が「愛と狂気とカタルシス」を1人、アカペラで歌唱。《愛してる》というフレーズとともに紗幕がおり、この5人体制では最後となるライブがスタートした。続けて、結成時から歌い続けているライブの鉄板曲「SPLASH」でタオルを回し、初期からの人気曲「妄想桜」で会場の熱気は瞬く間に上昇。アニメ『RPG不動産』のEDテーマで、4月20日(水)にリリースされたばかりのニューシングル「Awesome!」では、観客はペンライトを掲げて左右に揺らし、メンバーと一緒に大きなハートマークを作るなど、会場が一体となって大きく盛り上がった。

自己紹介を経て、ツアーファイナルのために用意したというスペシャルメドレーに突入。祭囃子が鳴り響く「いつかどこかで」から「共通項」、スクリーンに夏の花火が上がった「相思い」や深瀬が迫力のある歌声を響かせた「どうでもいいや」、ライブでは定番のハロウィンソング「モンスターとケチャ」とバラエティに富んだ楽曲を繋げ、まねきケチャの多彩な魅力をアピール。さらに、サイリウムを使った振り付けが特徴的な「一刀両断」や独特の言い回しによるラブソング「カクカクシカジカ」、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』のEDテーマ「鏡の中から」とユニークなナンバーを繰り出し、再び会場の温度を上昇させた。

ここで、中川が“サプライズで新曲を作ってきました”と報告。“美優が作詞をしました。美桜が卒業するってなったから作った曲なんですけど、歌詞の細かいところまで深い意味が込められているので、ぜひ歌詞にも注目してください”と呼びかけると、深瀬は“いい歌詞だよね。泣いちゃうよ”と語り、中川が“まねきケチャ史上1番いい曲だよね”と続けると、会場からは期待に満ちた拍手が沸き起こった。そんなやり取りのあとに披露された新曲「あの花」は、メンバーの新たな旅立ちにエールを送りながら前に進む決意を込めた、エモーショナルな楽曲となっていた。スクリーンに深瀬美桜を思わせる桜の花びらが舞い散る中で、深瀬はメンバー全員と目を合わせながら歌唱。涙で歌えなくなるシーンもあったが、メンバーは優しく寄り添いながら《またどこかで会えるよね》と深瀬に直接語りかけるかのように歌った。

ライブの後半に、《君と一緒にいたいんだ》という願いにも似たフレーズから始まる「ありきたりな言葉で」から自分の気持ちを言葉で伝える大切さを歌った「あたしの残り全部あげる」、全力で《I LOVE YOU》を告げる「難攻不落」と、歌を通して、お互いの愛と感謝を思い切り伝え合うラブソングを続けたあと、深瀬からメンバーやファンに向けた手紙が読み上げられた。メンバー1人ひとりに向けて素直な気持ちを述べる中で、“同じステージで歌えたことを誇りに思います”と伝えられた松下は顔を覆って号泣。ファンに対しては、“アイドルの深瀬美桜を見つけてくださり、愛してくださり、本当にありがとうございます。みなさんがたくさんのステージで私を輝かせてくれました。ステージで見た景色、すべて宝物です”と涙ながらに感謝を伝え、“私はまねきケチャとして経験してきたことを活かして、これから新しい道に進みたいと思います。そして、これからもまねきケチャの応援をよろしくお願いします。まねきケチャというグループで活動できて幸せでした”と胸を張り、深々とお辞儀をして、最後の挨拶を終えた。

“あなた”のために変わりたいと誓うドラマティックなナンバー「昨日のあたしに負けたくないの」で涙を流したままで歌声を重ねた5人は、本編の最後に「冗談じゃないね」を披露し会場のボルテージは最高潮に。深瀬は歌詞を《まねきケチャ大好きだよ!》と変えて歌い、会場全体が大騒ぎとなる中で賑やかに締めくくられた。

アンコールでは、スクリーンにこれまでのメンバー同士の想い出が映し出される中で、未来と過去の自分に向けて書いた手紙をモチーフにした自分応援ソング「タイムマシン」をパフォーマンス。場内にシャボン玉が舞う幻想的でノスタルジックな空間の中で5人は1つの円となって仲よく手を繋いだ。ここでマネージャーが登壇し、サプライズで花束とファンによるメッセージカードを贈呈。深瀬は再び、“まねきケチャのメンバーとして活動できて本当に幸せでした!”と声を上げた。そして、この5人として最後の曲に選ばれたのは、まねきケチャの名を世に知らしめた2016年の代表曲「きみわずらい」。フロアが深瀬のメンバーカラーである黄色のサイリウム一色に染め上げられる中で、エモーショナルな歌声に合わせて銀テープが放たれると同時に深瀬を中心にメンバーがステージ中央で抱き合い、最後の瞬間を惜しむように涙した。そして5人で客席に向かって挨拶を行ない、メンバーは深瀬を残して退場。1人残った深瀬が“これからもまねきケチャを好きでいてくれますか?”と呼びかけると、場内からは温かく大きな拍手がわき起こり、現体制最後の全国ツアーの幕は下ろされた。

なお、まねきケチャは、6月8日(水)に東京・恵比寿リキッドルームにて、新体制初となるライブ<まねきケチャ ワンマンライブin恵比寿リキッドルーム>を開催予定。また、結成時からのオリジナルメンバーである中川美優、宮内凛、松下玲緒菜の3人は、2023年春頃にグループから卒業することを発表している。

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