©秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会

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西野七瀬[イベントレポート]恋の持論を語る「会っていなくても考える時間があることが恋だと思う」映画『恋は光』完成披露試写会にて

映画『恋は光』が、5月16日(月)に完成披露試写会を開催した。同イベントには、神尾楓珠、西野七瀬、小林啓一監督が登壇。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

恋する女性が光って視えるという特異な体質ゆえ、恋を遠ざけている主人公・西条役の神尾。劇中を彷彿とさせる眼鏡姿で登場するも“みんなにハリーポッターみたいだと言われました。しかも劇中のビジュアルと今とが違い過ぎてビックリするかもしれません”と笑わせながら“この映画は会話劇が面白くて、テンポもいいし聞きやすい。それが魅力的です”と完成に胸を張った。

西条の幼馴染でずっと想いを寄せながらも、打ち明けられない北代役の西野。“西条と北代は男女なのにめちゃめちゃいい友達で、その関係性が新鮮。2人でいろいろなところに行って撮影するのも楽しかった”と笑顔を浮かべた。

神尾と西野は同作で初共演。神尾が“七瀬ちゃんは年上だけれど空気感が自分と近いような感じがして、こっちも気を遣わずに撮影現場にいることができました”と親近感を口にすると、西野も“それは私も一緒です。(神尾は)年下なのでどうやって接すればいいのかと最初は不安だったけれど、年齢を感じさせないくらいの感じで接してきてくれて楽でした”と相思相愛だった。

その親密感が生まれたのは、小林監督が提唱するメソッドによるものが大きいという。撮影に入るにあたり、2人は3分間見つめ合ってお互いの架空の過去を作り上げるというエチュードに挑戦した。小林監督が“ラブシーンでやるような演技メソッドを幼馴染という設定に応用したトレーニングです”と説明すると、西野は“(神尾とは)それまで敬語で接していたけれど、メソッドが終わった時に(神尾に)「ため口でいい?」と聞いたら「そうしよう!」と言ってもらって。そこから楽でした”と効力抜群だったようだ。

また、同作の内容にちなんで“恋の定義”を聞かれると“それは取材で聞かれ過ぎて見失った”(神尾)、“私も取材で何十回と聞かれました”(西野)と苦笑い。それでも神尾は“好意の延長線上にあるものが恋だと思う。それは人でもモノでも何でもいい”と回答。西野は“好きな人がいたとして、会っていなくても考える時間があることが恋だと思う。美味しいものを食べたり、綺麗な景色を見た時にそれをシェアしたいと思う人に恋をしているんじゃないかな?”と恋の持論を述べた。すると小林監督は“恋の定義とは……この映画を観ていただければわかるはずです!”とアピールして笑わせた。

イベントではこのほかに、“これは、恋の光が光っているのか!?”を判断するジャッジ企画を実施するなど大盛り上がりとなった。

最後に小林監督は“恋は人生を活性化させてくれるもの。恋とは人を思う綺麗な美しい感情でもある。この映画がみなさんにとっての光になれば”と期待。西野は“撮影時も楽しかったし、映画を観た時も面白かった。映画を見終わったあとに誰かに観てほしいと思ったり、見終わったあとでも楽しめる明るい作品。ロケーションも最高でどのシーンにも夏が感じられるので楽しんでほしいです!”とアピール。神尾は“4人の登場人物が個性的で、映画を見終わったあとに全員のことを好きになってもらえるはず。どうかこの4人を応援してほしいです!”と呼び掛けた。

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