©2022『バブル』製作委員会

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広瀬アリス[イベントレポート]変身したいものを告白「キャーキャー言われたい」アニメ映画『バブル』初日舞台挨拶にて

アニメーション映画『バブル』が、5月13日(金)に初日舞台挨拶を開催した。同イベントには、志尊淳、広瀬アリス、梶裕貴、畠中祐、本木彩花、逢坂良太、荒木哲郎監督が登壇。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

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同作は、2022年5月13日(金)に全国公開、4月からNETFLIX版が配信されているアニメーション映画。監督・荒木哲郎、脚本・虚淵玄、キャラクターデザイン原案・小畑健、音楽・澤野弘之、制作・WIT STUDIOといった日本が世界に誇るトップクラスのクリエイターが集結した大型オリジナルアニメーション作品。世界に降り注いだ泡“バブル”によって重力が壊れた東京で、少年と少女の想いが引かれ合うグラビティアクションストーリーである。

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5月13日(金)に初日舞台挨拶では、主人公ヒビキ役の志尊淳と、研究員マコト役の広瀬アリス、メガホンをとった荒木哲郎監督、同作に出演する豪華声優陣である梶裕貴、畠中祐、千本木彩花、逢坂良太が登場した。公開を迎えた同作について、感無量の表情でそれぞれ挨拶をしていくキャスト陣。そんな中、本作のヒロイン・ウタ役のりりあ。から登壇したキャスト陣と会場の観客へのメッセージ動画がスクリーンに映し出された。“初めての声優、しかもヒロインと言う大役を演じさせていただき、今日までずっと緊張していました。純粋で真っ直ぐなウタをみなさんも愛してくださると嬉しいです。エンディングテーマソングの「じゃあね、またね。」はウタとヒビキがもし現実にいたらと想像して書き下ろしました”と本作のエンディングテーマ「じゃあね、またね。」の制作過程を語った。

イベントでは、同作誕生きっかけの話からスタートすると、荒木監督が描いた“近未来の廃墟に佇むにんぎょ姫”の絵がスクリーンに映し出された。荒木監督はこの絵について、“ものすごく大急ぎで描いて、こんな企画はどうでしょう、と急いで持って行きました。ラブストーリーをやるのは決めていて、ラブストーリーの題材としてにんぎょ姫がいいと思いつきました。それをこうして近未来のSFとして描くというやり方は、今までの自分の経験を活かしつつ新しい地平に踏み出す、その題材にふさわしいと思いました”と、コンセプトを決めた当初を振り返り、“みんなの力を束ね合わせて、1本の映画になって、こうして大勢の方に観ていただけるところまできて、本当に嬉しいです”と、公開初日を迎えた喜びを噛みしめた。

このにんぎょ姫の絵を見た志尊にも改めて今の気持ちを聞くと“すごく嬉しい気持ちです。荒木監督が長い月日をかけて作っていらっしゃるのを近くで見させていただいて、それが完成して今日みなさんに届けられるというのは、これが創作というか、作品を作っていくことの醍醐味だなと今日改めて感じました”と感慨深げな様子。広瀬は“個人的なことを言うと私はすごく緊張しています。どんな反応が来るのか、どんなことを感じていただけるのかと楽しみでもあります。私が初めてスクリーンで観た時に、この作品はぜひ劇場で観ないと、劇場で体感してもらわないと駄目だなと思ったんですよね。なので、今日こうしてたくさんの人に届く日が来たので、嬉しい気持ちでいっぱいです”と、喜びの中にも緊張を覗かせた。

圧倒的なスピード感で描かれる同作のアクションは、まさに劇場観覧すべきものであり、スクリーンに没入させるクオリティ。改めて、映画館で体感してほしいポイントを聞かれた志尊は“やっぱりアクションの躍動感。テレビの画面で観るのと映画館で観るのは全然違いますし、映画館で観ると奥行きを感じます。あとは音楽。作中で歌が流れるというのが斬新で、僕にとってはすごく新鮮でした。いろんな要素で楽しめるという点では、確実に映画館! 細部にこだわっている部分まで、映画館で堪能してほしいです”と力説。続いて広瀬も“パルクールのシーンは本当に迫力があります。見始めて30秒くらいでもうアトラクションに乗っているようなドキドキ感、ワクワク感があって、最初から最後まで気持ちが高揚するので、それを味わってほしいと思います”と、揃って迫力満点のクオリティをアピール。

梶も“澤野弘之さんの音楽ですね。あのサウンドをこの映画館で、重低音が振動したりもすると思いますし、それを込みでこの作品を観たらきっと1回じゃ満足できないんじゃないのかなと思うので、目でも耳でも楽しんでいただきたい”と志尊が挙げた“音楽”に同意する形となった。畠中は“大きいスクリーンで観るからこその、登場人物1人ひとりの表情はものすごくグッとくるものがあるんじゃないかと思います”、千本木は“全部観てほしいという感じもするんですけど、キャラクターたちのわちゃわちゃしているシーンにも注目してみていただきたいです”と、それぞれキャラクターに命を吹き込む声優視点からのおすすめポイントも忘れなかった。そして、逢坂は“カメラワークですね。けっこうアニメってカメラを1点に置いてキャラクターが動いているところを描くことが多いんですけど、今回はカメラがキャラクターを追っていくっていう絵が多くて、それが「実写を観ている」錯覚に陥りました。実際に、この作品の中でドローンが出てくるんですが、ドローンで撮影しながら、これが放映されているんだろうなっていう感覚に陥るので、それがすごく観ていて楽しかったです“と臨場感について語ると、荒木監督も“実写のパルクール映像に、どう対抗できるだろうかということは考えたんです。アニメにしかできないことって何だろうと思った時に、カメラの自由度だと思ったんですよね。現実ではカメラマンさんは空を飛べないですから、追いかけたり飛び越えたり、前にまわったりというカメラの自由度というのはアニメにメリットがあるなと思いました。パルクール映像としても観たことのない、さらに新しいものができたと思います”と語り、誰も観たことがない没入体験が味わえる本作に自信を覗かせた。

イベントは終盤に差し掛かり、ここで“王子さまと話すために人間に姿を変えるという物語”であるにんぎょ姫をベースにしたストーリーにちなんで、もし自分以外に姿を変えられるとしたら、誰(何)になってみたいかを一斉にフリップで発表した。

志尊は“実力派声優”と答え“本当に今回慣れないことで余裕がなかったです。楽しかったんですけど、プレッシャーもあって純粋に楽しんでいけなくて。その時にみなさんみたいな技術が欲しいなと、1日だけ貸してください!と思いました”と語ると、梶が今回の作品ではアフレコをみんな揃っては行なえなかったことに触れ、“みんなで一緒に録ったらお互いを引っ張り合っての相乗効果もあると思うので、次はぜひ! 『バブル2』を待っています!”と監督へ熱い視線を送っていた。広瀬は“イケメン”と回答。“もともと男の子にすごく憧れていて、イケメンがいいな。キャーキャー言われたいな、あれ浴びてみたいなと思います。志尊さんとか浴びてるじゃないですか”と隣に立つ志尊に声を掛けると、志尊は“すごい気持ちいいです。あのために仕事頑張れるくらい!“と冗談交じりに笑顔を浮かべ、会場を笑いの渦に巻き込む一幕も。

梶は“宮野真守になりたい”とし、“すでに挙がっている実力派声優とイケメンの2つはこの中に入っていますからね。お芝居して、歌って踊れて、どうやったらなれるのかな、と。なれないからこそ、なってみたいですね、大好きです!”とコメント。ここでMCから、今回登壇は叶わなかったシン役の宮野真守に同じ質問をしていたことが発表され、“梶裕貴になりたいです。可愛い可愛い梶キュンになりたい”と回答。まさかの相思相愛が発覚した梶は“テンションが異常ですね……”と照れ隠しにつぶやきながらも、“このコメントをくれた日はアメを多くくれる日の宮野真守ですね。日によっては鞭が多めの日もありますが(笑)。基本的には甘やかしてもらってここまでやってきましたので、いつか僕も宮野真守になれるように頑張ります”と決意を語った。

そんなやりとりで大盛り上がりの中、次に回答する畠中は少し申し訳なさげな表情を浮かべ、“最強ロボット”と回答。“すみません、説明することがほぼないんですが(笑)”と言うと“え、それ小学生の時に書いたんじゃないよね!?”と登壇キャストにイジられる展開に。続いて千本木は“木”と揚げ、“無機質なものになりたいです。その地に何百年と立っている大きい木になってみんなとパワーを交換し合いながら生きていってみたいなと思いました。”と独特の感性を見せた。

逢坂は“志尊さん”と答え、“広瀬さんのイケメンと似ているところもあるんですが、人から注目される人生を送っていないですし、僕は志尊さんのビジュアルで汚いラーメン屋に行きたいです。絶対注目されるじゃないですか”とその理由を説明すると、登壇キャストそれぞれから“理由がナナメ上すぎる!”と総ツッコミ。この回答についてどう思うかと振られた志尊は“ちょっとわからないです……”と戸惑う振りをし、観客に笑いを巻き起こすなど、同時のアフレコが叶わなかったとは思えない抜群のチームワークを見せた。

締めの挨拶として荒木監督は“みなさんに見ていただけて嬉しい、それと同じくらい、自分たちが込めたまごごろが伝わるかどうかは本当にドキドキします。この映画が完成した時、ユニークな作品だと、ラブストーリーなんだけどこんなにアクションもしてびっくりするバランスだし、なにより人柄のいいフィルムだなと客観的に思えたんです。それがみなさんの心の中に伝わっていけばいいなと願っています”と話し、志尊は“僕はこれまであまりアニメに触れてきた人生ではなかったんですけど、その僕がこの作品を観た時に、この作品に携われてよかったなと、この経験が最高だったなと、1番最初に湧いてきたんです。そして同時に生きる力をもらいました。世の中いろんなことがありますけれども、闘うみなさまに観ていただきたいと思っています”と語り、イベントは幕を閉じた。

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