【ライブレポート】PassCode、圧倒的進化を遂げたパフォーマンスと激音を轟かせたZeppツアー初日公演
【ライブレポート】PassCode、圧倒的進化を遂げたパフォーマンスと激音を轟かせたZeppツアー初日公演＜PassCode Zepp Tour 2019＞Zepp DiverCity公演レポート（2019年4月13日）
取材・文：阿刀”DA”大志
撮影：Shingo Tamai
PassCodeが、全国6本に及ぶZeppツアー＜PassCode Zepp Tour 2019＞の初日公演をZepp DiverCityにて4月13日（土）に開催した。
昨年のツアー最終日と同じ場所で幕を開けるという、彼女たちにとっては初の試みとなった本公演。メジャー2枚目となる傑作アルバム『CLARITY』のリリース直後ということもあり、チケットは見事にソールドアウト。そして、PassCodeの4人は観客の期待以上のパフォーマンスで、観客をのけぞらせたのだった。
“始めようぜ、Zepp DiverCity！”という絶叫で90分のショーは幕を開けた。新作の収録楽曲からスタートし、のっけからすさまじい一体感を4人は生み出した。狂ったように飛び跳ねる観客によって、フロアはいきなり混沌の渦に巻き込まれていく。
そんな盛り上がりに呼応するように、メンバーも素晴らしいパフォーマンスを展開。明らかにこれまで彼女たちとは違う。シャウトはより暴力的で、歌はより力強く、ダンスはよりしなやかになった。
多彩な楽曲が揃った『CLARITY』の存在は実に大きい。ライヴの流れが見事なストーリーを描き出し、観客の心に力強く訴えかけた。ステージを彩る照明も素晴らしく、パワーアップした4人のパフォーマンスを華やかに盛り立てた。新旧の名曲をぜいたくに散りばめた全18曲90分のショーを経て、PassCodeは自分たちが一段上のステージへ上がったことを証明して見せたのだった。
ラウド系の女性ダンスボーカルグループとして、今のPassCodeは間違いなく国内最強と断言できる。夏には＜SUMMER SONIC＞を始めとする夏フェスへの出演が多数決定済み。2019年、彼女たちの進撃を決して見逃してはならない。
