【レポート】つりビット、ラストライブで授けた珠玉の歌たち。「気持ちと曲は皆さんの側に」

ポスト

場内からは万感の思いをこめて「釣った魚にエサをやれ！」の大合唱が。戻ってきたつりビットからは、「今年の夏はこの曲でつながってます」とさらにラストシングルのc/w曲「終わらない Summer Breeze」が贈られた。ファンからのサプライズで会場が真っ白なサイリウムの光に包まれ、メンバーも感極まって「みんなありがとう！」とそれぞれ感謝の言葉を口にする。

ダブルアンコールを飾ったのは、再び「真夏の天体観測」。ここまでメンバーたちが次々に涙を見せるなか、気丈に振る舞っていた竹内夏紀も最後に涙を見せた。「ありがとうございました。みんな道は違えど、これからも歩き続けていきます」という長谷川瑞の挨拶から深くお辞儀をした5人。彼女たちを讃える観客席からの拍手と「ありがとう！」という大きな声援を背に、つりビットの5人はこの日をもってステージを降りた。

ポスト

ポスト

元号が新しく変わり、ライブステージにつりビットのいない初めての夏がくる。つりビットは実際の釣りにも音楽活動にも手を抜かないアイドルだった。その成果が出てくるのはこれからだ。潮風の香りを嗅いだ時、美味しい魚と対面した時、つりビットの歌が脳裏に蘇ってくる人もいることだろう。それがその時々で人々を無邪気に楽しませていく、その積み重ねが彼女たちがいた6年間の証なのだ。

2013年春から2019年春までの6年間、日本のアイドルシーンにはつりビットというアイドルグループがいた。
ありがとう。本当にお疲れ様でした。

ポスト