JamsCollection[ライブレポート]圧倒的進化をZeppのステージで見せつけた2ndワンマンライブ

JamsCollection[ライブレポート]圧倒的進化をZeppのステージで見せつけた2ndワンマンライブ

JamsCollection[ライブレポート]圧倒的進化をZeppのステージで見せつけた2ndワンマンライブ

JamsCollectionが、3月20日(日)にZepp Haneda(Tokyo)にて2ndワンマンライブ<JamsCollection 2ndワンマンLIVE『LOVEジャ!!!!!!!!!』>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

<JamsCollection 2ndワンマンLIVE『LOVEジャ!!!!!!!!!』>Zepp Haneda(Tokyo)(2022年3月20日)

取材&文:長澤智典
撮影:ポテ ヤマムラ

メンバーの人数に合わせ、9よりカウントダウンがスタート。期待に胸が高まる始まりだ。0を合図に新衣装に身を包んだ9人が舞台へ登場。ライブは、《今声を上げろ》《今拳上げろ》と力強く歌う「愛你」から幕を開けた。無数の炎が吹き上がる演出も気持ちを熱く騒がせる。メンバーらは疾走する楽曲に気持ちを乗せ、力強く歌声を響かせ、フロア中の人たちの心を熱く滾らせていく。“まだまだ盛り上がれ!!”と煽るメンバーたち。JamsCollectionは、序盤から満員の観客たちの気持ちを刺激し続ける。メンバーらの振りに合わせ、フロア中でも同じ動きをしながら盛り上がった「絶対必勝ラブゲーム」。9人の愛らしい笑顔も印象的、《新しい自分見つけ出そう》と歌うアゲアゲなポップチューン「Smile×Smile」を通して見せたチャーミングな姿。「恋とテストと缶ジュース」でも、彼女たちはキュンキュン胸をときめかす歌を届け、観ている人たちの視線を釘付けにしていく。9人に“好き”など甘えた声で迫られるたび、心臓がバクバクする。このドキドキは、嬉しい罪だ。

“今日はみんなでラブラブしていきましょう”など、気持ちを1つに結び合う公演にしようと、メンバーらはこの日の意気込みを語っていた。3月でJamsCollectionの活動も1年が経過。1年後にZeppに立つことを目標にしてきた彼女たち。その夢を、1年後に形にできた喜びも述べていた。

JamsCollectionといえば、夏曲を多く歌えば、昨年も夏フェスに多数出演し大勢のファンをつかんできた夏が似合うグループ。ここからは、会場へひと足早く夏を呼び込むようにサマーソングを5曲連続で披露。先に、今年の夏フェスでもフロア中を沸かしそうな「キケンなサンサンSummer!」「ノーヒットノーラブ」と新曲を立て続けに歌唱。触れたとたんにアドレナンが一気に上昇。ファンキーでダンサブル、Zepp Haneda(Tokyo)を夏のダンスフロアに染め上げた「キケンなサンサンSummer!」。《ドキドキしたけりゃこの指止まれ》の歌詞どおり、この曲に触れながら、彼女たちが伸ばす指先をキュッとつかみたい衝動に駆られていた。わちゃわちゃ弾け飛ぶ曲調に気持ちが爆アガる「ノーヒットノーラブ」では、大胆な乙女になった9人が、恋した乙女心を全力投球する勢いで伝えてきた。メンバーらは“この曲ではボールを投げた振りをするので、フロアにいる人たちは投げたボールを受け止めてほしい”とも、後のMCで語っていた。

“Jamsといえば、夏!!”の声を合図に歌ったのが、アゲアゲのサマーチューン「サマサマサマーはアゲアゲで!」。9人は、満面の笑顔で《アゲてこ!!》と誘いをかけてきた。メンバーらのテンション高い呼びかけに、フロア中の人たちも色とりどりのサイリウムを高く振り上げ、一緒に熱狂の中へ飛びこんでいった。

“今年もみんなと一緒に素敵な夏が過ごせますように”と願い込めて歌ったのが、ミディアムメロウな「コイハナビ」。みんなで熱狂を描くのもJamsCollectionのライブらしいが、愛しい人へ向けて胸の内を届けるように歌う姿にも心は惹かれる。「コイハナビ」に触れながら、ひと夏のロマンティックな妄想を胸のノートに記していた人たちも、きっと多かったに違いない。

夏曲の最後を飾ったのが、“この想いが夏を終えてもずっと続くといいな”と、夏の終りの時期の心模様を綴った「サマーポップ」。JamsCollectionは、5つの夏曲を通し、ひと足早く夏のときめいた日々を、この会場の中に歌を通して描き出していった。

次に披露した「あの日のメリーゴーランド」も、夏を舞台にした歌。胸をキュンキュンさせる開放感満載の楽曲に合わせ、メンバーらは恋に恋する乙女たちになり、舞台の上でわちゃわちゃ騒ぐ姿を見せていく。ときめく気持ちを華やかで愛らしいダンスに投影。好きという衝動を抑えきれずにはしゃぐ彼女たちの姿へ、同じように心をときめかせていた。

華やかさに、カラフルな色を塗り重ねるように届けた「プラネットナイン」でも、9人はエモーショナルでポップな楽曲を通し“未来はこの手の中”と、好きな人を夢中になって追いかける恋心を、晴れた歌声で届けていく。続く「ブルーアワー」では、力強い歌声とパフォーマンスを通して凛々しい面を見せていた。曲が変わるごとに、いろんな歌声や心模様を見せていくのも、JamsCollectionの魅力だ。

キラキラと輝きを放つダンスロックチューンの「最先端フォーミュラー」では、《私たちの時代 今キラメク》と歌いかけていく。この曲には、夢を追いかけるメンバーたちの純粋で真っ直ぐな気持ちを投影。その想いを、9人は自分の言葉としてしっかり伝えてきた。だから気持ちが高ぶり、舞台上の彼女たちへ手を伸ばし、その想いをつかみたい想いでいた。

ライブも終盤へ。《さよならは言えなくて》と切々した声を響かせたのが、「Shooting Star」。彼女たちは、今という最高に素敵な時間を終わらせたくないと歌いっていた。頭上からは9人の想いを包み込むように雪が振り注いでいた。最後にJamsCollectionは、“ここからまた新しい物語を一緒に始めよう、終わらない旅を続けよう”と誘いかけるように「Brand New Story」を歌唱。彼女たちは、一緒に新しい物語を書き加えようと声をかけてきた。もちろん、この日のライブという物語も、新しいページに書き加えながら。

アンコールの最初に歌った「ストーリーハイライト」では、メンバーみずからスマホを使い、自分たちのライブ姿を撮影。メンバー同士で無邪気にはしゃぐ様も、とても愛らしい。背景の巨大なモニター画面には、この1年間のJamsCollectionのメンバーらの姿が、想い出を振り返るように映し出されていた。

一宮彩夏:
ファンの人たちがいるから私たちは頑張れています。私たちの存在が、みんなの頑張れる何かになれてたらすごく嬉しいなと思います。これからも私たちが、みんなをたくさんいろんな景色に連れていくし、みんなと一緒にその景色を見れたらいいなと思ってます。JamsCollectionだからいろんな挑戦をさせていただけてると思っているので、このメンバーでこれからも一緒に駆け抜けていきたいし、JamsCollectionを応援してるみんなと、これからも一緒に成長できたらいいなと思います。

“みなさん、2022年もJamsCollectionと一緒に進んでくれますか”の声を合図に歌ったのが、「疾走ドリーマー」。彼女たちは、描いた夢を叶えるための揺るがない意志を笑顔に変えて歌っていた。今を生きるこの喜びや力が、未来の自分たちを作り上げていくことを、1年間の活動を通して彼女たちは感じ続けてきた。その想いを9人は「疾走ドリーマー」に乗せて、力強く歌っていた。その姿が、とても眩しく見えていた。

最後の最後に、JamsCollectionのライブに熱狂を描き続けてきた「NEW ERA PUNCH!!」を熱唱。メンバー1人ひとりが魂を込めた歌声をリレーし、重ねていく始まりの姿も印象的だ。彼女たちは歌っていた、《勇気付ける拳は 煌きの証》《一度舵を取った その手は離さない》と。メンバーらが力強く突き上げる拳へ熱い想いを重ね合わせるように、フロア中から拳やカラフルなサイリウムを手にした腕が高く突き上がる。一緒に作り上げたこの熱狂を、彼女たちと客たちは一緒に次の夢を見ようと交わし合う約束に変えていた。ここでともに作り上げた夢をつかむ想いと笑顔が脹らみ続ける限り、JamsCollectionの歩みは絶対に止まらない。Zepp Haneda(Tokyo)という場から飛び立ちながら、これからもこの9人と一緒に、その先に広がる景色を見続けたい。

最後に、この日発表になったJamsCollectionの最新情報をお伝えしよう。

JamsCollectionは、6月5日(日)に豊洲PITにて3rdワンマンライブ<燃えジャ!!!!!!!!!>を行なう。8月21日(日)には、初の大阪でのワンマンライブ<夏ジャ!!!!!!!!!〜大阪城の変〜>を大阪城野外音楽堂で開催することも伝えてきた。夏の野外ライブが似合うJamsCollectionだけに、野外でのワンマン公演には、間違いなくこれまでとは異なる楽しさを描きそうだ。2本のワンマンライブに勢いをつけようと、JamsCollectionは5月に東名阪<無銭LIVEツアー>も実施。

ほかにも、東京と大阪のSHIBUYA109で<Jams Collection POP-UP STORE>を開催。SHIBUYA109渋谷店にあるイマダ キッチンとは、コラボカフェ<ジャムズパーラー>も行なうことも決定している。

<JamsCollection 2ndワンマンLIVE『LOVEジャ!!!!!!!!!』>

2022年3月20日(日)
Zepp Haneda(Tokyo)

「愛你」
「絶対必勝ラブゲーム」
「Smile×Smile」
「恋とテストと缶ジュース」
「キケンなサンサンSummer!」
「ノーヒットノーラブ」
「サマサマサマーはアゲアゲで!」
「コイハナビ」
「サマーポップ」
「あの日のメリーゴーランド」
「プラネットナイン」
「ブルーアワー」
「最先端フォーミュラー」
「Shooting Star」
「Brand New Story」

-ENCORE-
「ストーリーハイライト」
「疾走ドリーマー」
「NEW ERA PUNCH!!」

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