吉井美優（26時のマスカレイド）［インタビュー］儚い美しさを切り取った1st写真集にかけた想い「攻めてるカットも多いので、ドキッとしてもらえるんじゃないかな」吉井美優（26時のマスカレイド）1st写真集『Momentary』インタビュー

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お花のカットは表紙と張り合うくらい強い

――実際に写真集を見ましたけど、すごくいい内容だし、“試合”に勝ったという印象を受けました。

吉井：
ハハハ！　私、勝ちました？　引き分けくらいかなと思ってたんですけど。

――間違いなく勝ったと思いますよ。引き分けって言いましたけど、勝ったなって思うカットもあるんじゃないですか？

吉井：
それは1個あって、お花と撮ったカットですね。今回、表紙を自分で決めさせてもらったんですけど、実は（お花のカットは）表紙候補でもあったんですよ。で、タイトルも自分で決めさせてもらって、“Momentary”って“一瞬”とか“瞬間”って意味の言葉が先に決まっていて、表紙はその言葉に合った写真がいいなと思って、表情とか風になびいてる感じとかが“一瞬”っぽいなと思って（表紙のカットを）決めたんですけど、お花のカットは表紙と張り合うくらい強いです（笑）。

――タイトルは、なぜ“一瞬”、“瞬間”って言葉を選んだんですか？

吉井：
まず、こういう時期ならではの“この1年間”が詰まった写真集だし、その一瞬、一瞬を写真に閉じこめたという意味を込めたという単純な理由もあるんですけど、一方で、人生においてこのコロナの時期にいろいろ感じたことがあって、ファンの方に会えるのも、好きでい続けてもらうのも当たり前のことじゃないんだなって思わせてもらった1年間だったので、私もファンの方に会う一瞬一瞬を大事にしたいですし、ファンの方もライブに来たらその一瞬一瞬を楽しんでほしいんです。また、ファンの方自身も、今頑張ってることとか思ってることとかあったら、その一瞬を大切にして、無駄にしないようにして生きてほしいなとか、いろんな意味が込められてますね。

――同じニジマスメンバーの中では、来栖（りん）さんと森（みはる）さんも写真集を出していますが、参考にしたりすることもありましたか？

吉井：
いや（笑）。たぶんタイプが違うんですよ、3人とも。顔つきだったり、テンション感も。だから特に参考にはしませんでした（笑）。けど、ほかのメンバーが写真集でやったことの話は聞いていたので、写真集ってやりたいことが実現できるんだってことは学んでて、自分がやりたいこととか、こんな雰囲気にしたいっていう提案はさせてもらいました。

――今回の写真集で吉井さんがやりたかったことは？

吉井：
“可愛い”、“元気”っていうより、“綺麗”、“儚い”っていう写真集にしたかったので、お花のカットだったり夕陽のカットだったり、綺麗めに撮ってもらったり、そういうことはやりたいって言いましたね。でも、沖縄はすごく雨が多くて、夕陽に見えるカットも実は朝日だったりするんですけど（笑）。

――今回、水着のカットが多かったり、ランジェリーカットもあったり、けっこう攻めた内容ですよね。

吉井：
そうなんですよ。グラビアで水着は何度も着させてもらってたんですけど、ランジェリーは初めてだったので、ランジェリーはやりたいって言って白と黒を用意してもらいました。白は綺麗め、黒は大人っぽいカッコいい感じで、メイクも全部変えたりしましたね。それ以外にも、布で隠したりとか、（外したランジェリーを）手で持ってたりとか、けっこう攻めてるカットが多いので、私自身は今こうやって見てるとムズがゆいし、恥ずかしいんですけど（笑）、ファンの方からしたら、今まで見たことがないカットで、しかも写真集でしか見られないカットだと思いますし、たぶんもう2度とやらないので（笑）、ドキッとしてもらえるんじゃないかなと思いますね。